kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

霞ヶ丘ならぬ霞ヶ林

2016年03月07日 | 公園
夜遅く外に出ると、
街灯が薄ぼんやりと見えるほど、霞がかかっていた。
雨上がりのあと、夜の気温が下がらず、靄が発生したのだろう。
これを春霞というのか。

ふだん散歩道の玉川上水第二公園。
街灯に照らされた木々のシルエットが、深遠なものに見えてくる。

春霞 たなびきにけり 久方の 月の柱も 花や咲らむ(紀貫之)

灯りの元が月ならば、この歌がぴったりではないか。

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2 コメント

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朧なるものいとをかし (6944)
2016-03-08 16:43:37
霧も霞も靄も空中に散らばる水滴を表す言葉である。視程1キロが分かれ目。それ以下しか見えないと霧。ぼやっとでも見えれば霞・靄。

一般に俳句・和歌では春は霞、霧は秋と峻別される。

爺の写真に戻ろう。松林ではないと思われるが、長谷川等伯の国宝「松林図屏風」にそっくりだ。入選?佳作?もしかして金賞?飛躍冗談なら盗作。
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等伯ならぬ盗作? (kazu)
2016-03-08 18:49:02
6944さんへ

はははっ、考えもしなかったけど、ちょっと似てますね。
ゆえにイメージ盗作ではありません。

等伯のは常緑樹だけど、これは落葉樹。
何の木だろう。調べてみます。

泡を切らせて、24時間営業のドンキホーテ(驚安堂改めピカソ)にMTBで出かけたら、こんな風景に出会いました。

出直して、ブロック塀跡にデジ一眼を固定しての撮影。
近隣の人に不審がられるを懸念してのポジションでした。

実視では、もっと薄ぼんやりして風情がありました。気象現象が見せてくれた、美しい瞬間(とき)。


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