現在のJRお茶ノ水駅と神田駅の間に、万世橋駅（1912年開業）があったことを御存知か。
関東大震災で駅舎が焼失、乗降客も減り、戦時中の43年に廃止されたという。
プラットホームと赤レンガアーチの高架橋が残され、そこを今も中央線が通っている。
その赤レンガの遺構をリノベーションした商業施設「マーチ エキュート 神田 万世橋」が、
9月にオープンした。
ネーミングは、March（進行)とArch(弓形)をミックスさせた造語だという。
ホーム跡に設けたガラス張りのカフェと展望デッキ。
中央線の上下線の電車が通過するのを間近に見られる不思議空間だ。
高架橋の下に設けられた飲食店や雑貨、花屋などのショップも、見て歩くだけで楽しい。
アーチで区切られたフロアは、シンメトリー、まるで前後に鏡があるように錯覚してしまう。
神田川にかかる万世橋の新しいスポットだが、
それなりに知られる各県から進出してきた店のランチ、1,000円超というのは、ちょっと気になる…