kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

都会のオアシス

2013年03月12日 | 現場
近所を散歩していたら、珍しい光景を見た。
小型耕運機で畑を耕している。
「これから何作るんですか?」と聞いたら、
エンジンを切って「じゃがいも」だと。
「何時頃収穫できるんですか?」「6月」。
意外に早いのだ。

さらに、聞いた。
「そのじゃがいも、どうするんですか?」
「保育園の子供たちに、いも掘りをしてもらう。あとはJAのグリーンセンターに持って行くよ」
広さは120坪くらい。その後は大根をつくるという。

その横に、まだ耕していない畑がある。
「そっちは何作るか決まってない」
この辺りの地価は坪150万円。
なんとも贅沢な空間である。

「いつ頃からやってるんですか?」
「もう5,60年になるかな」

この界隈の大地主は、Aさん、Nさん、Kさんと聞いていたが、
「そのAです」と。

‘地産地消”という言葉がある。
塀の向こうは保育園。
Aさんは、それを実行している。
口には出さなかったけど、なんだか応援したくなった。