kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

迎賓館赤坂離宮参観 !

2012年07月24日 | 建物
抽選に当たって、迎賓館赤坂離宮の見学に行ってきた。
JR四谷駅から徒歩7分。
派手な門から覗いたことはあるが、内部を見るのは初めてだ。
建物や庭園の写真撮影はいいものの、ブログに出すのはお断りと。
で、この写真は、門の外の道路から格子越しに撮った。

他を見たい方は、ユーチューブの動画で…。
禁止でも堂々と出す人がいるのだ。

3年前、大改装されて、内装はキンキラキン。
白壁に金装飾、シャンデリア。ドアノブ、カーテン留具も金である。
「お手を触れないでくださぃ」と係の女性にやわらかく言われてしまった。

順路の表示がなければ、通路が同じ仕様なので、
自分が何処を歩いているのかわからなくなってくる。
まるで迷路である。
きらびやかさには、圧倒されるばかり。

明治42年(1909)、当初は東宮御所として建てられたそうだ。
しかし、大正天皇も昭和天皇も、あまりの華美さと住みにくさから、
ほとんど使用されず、後に名称も赤坂離宮と改められたという。

設計は、旧岩崎邸、古河庭園などで知られるジョサイア・コンドルの弟子、片山東熊だ。
東京駅の設計者辰野金吾の同期生である。
これらの建物と比べると、迎賓館も相当影響を受けていることが分かる。

建物、内部、庭、全部見るのに、案内状通り1時間かかった。
改修費はどのくらいなのか気になったが、
説明ボランティアは「非公開です」と。
昭和49年(1974)、5年をかけて大改修した時、
108億円(工費101億・内装7億)だったそうだから、推して知るべしか。