Yoshi Veggie & Salon de Topinambour

自然な暮らしとナチュラルフード、地球の多様な食文化を愛する、旅する植物料理研究家YOSHIのつれづれ

Vege a Table CAFE TOPINAMBOUR→Salon de TOPINAMBOUR→秩父へ旅は続く

旅する植物料理研究家YOSHIは、食文化と風土の多様性を愛し、ベジタブルを愛し、そのきらめきとときめきを料理に、レシピに、食卓へとつなげていきます。

2018年春、国立→秩父へ拠点移動中 タミパン&料理ワークショップ・料理制作等々、プライベートグループへの出張も随時行っています。 お問い合わせください。

身体の時間

2016-01-31 | Asia&Cambodia


ケララ州コヴァラムビーチを離れて、カルナタカ州の古都マイソールに来ている。
穏やかな気候、陽射しは強いものの薄い長袖を着ていられるくらい。
南国ケララにいたのに、天井の調子の狂ったファンですっかり風邪を引いてしまっていた。こういうのは夏風邪っていうのか、周りのインド人にも風邪っぴきが多かった。
12時間AC夜行バスに揺られてマイソールに着いた頃には風邪も抜けた。

マイソールで、面会を申し込んでいたアーユルヴェーダの先生に会う。

今回のインド行きの一番の目的を忘れそうになるくらい、インド大陸大移動しながらあの町この町訪ねてきたけれど。
1年前のケララ州コヴァラムで受けたプチアーユルヴェーダ体験が鮮烈だったので、もう一度、今度は旅行者向けではない病院に入って、しっかりトリートメントを受ける。そもそもはこれがメインだった。

去年から私はすっかり体調を損ね、健康第一という言葉を憧れの念をもってかみしめていた。カフェ閉店後は、身体を治すことに専念しよう、それで再びインドでアーユルヴェーダとなったわけ。
アーユルヴェーダは、5000年の歴史があるというインドの伝統医療。毎日の食事にも細かく言及がある。自分の身体にアーユルヴェーダを施すことは、それによって健康な身体が戻ってくるとしたら、その体験が私の天職である食を、よりインテグレートしていくものになるだろう。ボディ、マインド、ソウルのすべての面から。そんな予感も抱えつつ。

それが、想定外といえば想定外、自分の店を手放す過程で、身体はみるみる元気になっていった。なんてゲンキンな。店を開けても笑顔も有料にしたいくらいしんどくて、立っているだけでも精一杯だったのに、別にインドに行かなくても、と思うくらい、もう回復してる。いつしか健康のシアワセ感がジュワーっと広がっている。
えっと、何しにインドに行くんだっけ?それよりも仕事したいんだけどな。
でも往復チケットはすでに取ってある、とにかく行こう。

振り返ってみれば、私はカフェという場づくりの責任者の立場に徐々に窮屈さを覚え、創作と表現のほうにもっと向き合うことを望むようになっていた。経営者としてはそーもいかない。あがいているうちに身体も機能不全になっていた。何もできないでいる私の周りで有形無形のサポートがにわかに起こり、内の変化とともに衣の変化も起きた。大好きな、大切だった場がもっとも自然な流れで祝福されながら形を変えるとき、私の身体もすっかり軽くなった。
だから今私はここインドでの若干長めの滞在を心から楽しんでいる。調和的変化の力を目の当たりにした後だから。

さて、トリートメント自体はケララ州の別の町で、明日から始まるはず。なのに私は今カルナタカ州で過ごしている。数日前に判明したことには、先方がどうもダブルブッキングだったようで、開始が数日ずれてしまったのだ。このくらいじゃ、私は驚かないぞインディア。もうひと旅行楽しんでから、病院に入ります。元気な身体を、ツルピカに。これまで頑張ってくれた身体を丁寧に見つめる時間、楽しみだ。


YOSHI のインドの日常

2016-01-30 | Asia&Cambodia
5度目のインド
さすがに慣れた、深まったな
なのに次の瞬間不意をつかれる
ディープで多層だ
でっかい相手
おもろい相手
きっといつまでも

今の私が切り取るインド

今の私を映すインド

それにすぎないのだろう




らくだちゃーん


ぎょぎょ、向かってきた


いつかカシミールの絨毯買うまでは絨毯買わない。でもジャイプールのこれもよいなあ。


チャイ Love。



Bikaner Rajastan

2016-01-24 | Asia&Cambodia
昨日、謎が解けました。
キャメルフェスティバルがこの週末にあると聞いて、旅程に組んだ町、ビカネル。
ジャイプールに着くあたりまでには、先々週に終わってるよ、との情報があちこちから入っていた。
メインイベントのひとつだったラクダ祭りは却下!
まあいい、マハラジャのパレスで優雅に過ごすから。

そして、パレスを抜け出して町に出たとき、オートリクシャーのおじちゃんから昨日真相を聞く。
ビカネルのツーリストオフィスが間違った日程をネットに出してたんだって~~
わろた~~



それでも、一応砂漠になりかけのエリアを通って、ビカネルのラクダ研究牧場でラクダと戯れ、ラクダの乳のアイスを食べる



広い庭園には、菜園もあって、ブロッコリ、キャベツ、ネギ、トウガラシ、いろんな野菜が育っている



パレスのトップフロアで、サンライズに向かって貸切太陽礼拝とメディテーション
下の広場では朝の生演奏が始まっている





とはいえ、毎日パレスを抜け出しては、「ローマの休日」遊び


野菜ジューススタンド


ご当地スイーツ、フィニーの激ウマ店


青菜専門店


ラジャスタンならではの珍しい乾物、多数発見


間引き菜もあって嬉しい


この辺、菜の花畑も多い(からし菜)。写真は別の野菜かも。


さーて、つかの間のお城の我が家にに戻ろうか








出会い

2016-01-20 | Asia&Cambodia








朝4:25発ジャイプール行きJammu Ali Expressを待ちながら、ベナレス、デリーでの素敵な出会いを思い返しています。
3時間遅れで済むといいなー。
さっきは2時間半ほどホテルで寝られたかな。

オールドデリー駅のマクドナルド。
プラットホームで待っていなくていいので、思わずフェイスブックのいいね、押しちゃったよ。

旅ログスケッチ

2016-01-20 | Asia&Cambodia






旅スケッチ

トピナンブールクローズ前に、愛媛から「水沼画伯」に来トピしていただき、旅スケッチワークショップを受けたのがヒジョーに活きています。

描いているのを見られ続けるうちに、最初はひるんでいたけれど、今ではすっかり羞恥心も吹っ飛んだぞぉ。
わざわざ見せたりしてる。

私の英語やフランス語と同様の体験、羞恥心を持つことをやめると、一気にコミュニケーションが楽になる。
下手なことがあんまり障害でなくなる。
あとは遊び心が受け持ってくれる。
絵にも、歌にも踊りにも、あらゆる表現に応用できる秘訣。

ありがとうインディア。








Daramsala~ Delhi

2016-01-14 | Asia&Cambodia

ダラムサラ。
天気がいいので、急峻なトレイルを小一時間散歩。



シャクナゲの群落。
満開になるのは4月だそう。

山頂近くにも石積みの素敵なカフェが。
まったりモード確定で、お絵描きで半日過ごす。





リリーちゃんと遊びつつ。



毎日夕暮れが瞑想に誘ってくる。
そのあとお腹も空いてくる。

夜にダラムサラを離れて、早朝のデリーに着いたのに、もうしばらくはチベットに浸っていたくて・・・



店主おすすめのバフモモ! つまりビーフのモモ。
うわわ、歯応え、風味、生地、かなり、美味しい!



ついでにインド仕様の携帯電話を購入。


Dharamsala

2016-01-11 | Asia&Cambodia
夜明けとともにダラムサラーに到着。



バスで一緒だったラマ(お坊さん)の紹介で、僧院運営のホテルに泊まることに。
といっても町中にある。

どこの宿も、カフェも、旅行者というよりは僧侶で賑わい、窓からは雪を被る山々の眺めを味わえる。



ひととおり町を散歩してお腹が空いたので、寺院の前の人気屋台で、モモタイム。
青菜入りとポテト入り。

ダライ・ラマ14世のすぐそばで、私は今モモを食べているんだな。

日陰にいると寒さが若干こたえる。
少し昼寝した後再びお散歩に出て、路上で一番暖かそうなショールを買って気持ちもホクホク!



チベットの人たちの間では、マトンをはじめ肉料理がポピュラーみたい。
仏教的に言えば、ひとつの命を大勢で分け合うことができるから、とか。
まあ、肉料理が好きだから、なんだと思うけどね。



アジア旅で野菜料理を頼むと、ユニバーサルな料理になりがち。
今夜の夕食もそう。豆腐と野菜の炒め。
味のところではまず外さない安心感。
その分、想定内なんでチベットならではの発見はない。
心残りついでに、ユニバーサルな誘惑、今夜は自分にデザートをご馳走しちゃおう。
レモンカードタルト、美味い!!

隣のテーブルのおじさまと情報交換おしゃべりしながら。



Snow Lion Vegetarian Restaurant




Majnuka Tillaでチベットの人たちと過ごす

2016-01-09 | Asia&Cambodia


ちぎり麺のスープ
いつも混雑してるのでお昼に入ってみた



朝の寺院前でポテトカレーとロティとチャイ
これはインド料理

私の右隣のおじさまはバター茶を

今日はチケットの手配や移動待ちの日
心地いい言語に囲まれてゆっくりと過ごす

左隣のおじさまは私の分まで支払ってニコニコと去って行った

この小さなコミュニティの外は、結構な貧困、埃と排気ガスの喧騒
バスに乗るまでの時間はこの小さな場所で過ごしていよう

これからさらにチベット世界へ

顔付きが似ていて、自分と同じ仏教徒というのも大きく影響しているんだろうけど
それにしても落ち着くなあ

最初のホームステイといい、「お邪魔してます」感覚の滞在が私には心地いい



BeeEco
モニタリングのために持ってきたオーストラリアの蜜蝋エコラップはすこぶる役に立っている
旅する人にお勧めしたい
屋台で隣のおじさまがくれたチベタンブレッドの食べかけを包んで
バスに乗り込む





Majnu ka Tilla のカフェタイム

2016-01-08 | Asia&Cambodia




チベット人が住む北部の町ダラムサラーへ

夜行バスに乗ろうと思ったら席が取れなくて、デリー市内のチベット人居住区マヌジュカティラでひとまずは一晩泊まることに

すでにここはチベット一色!

宿の窓からはチベットの旗がはためいて
寺院を中心に小さな路地がいくつもあって
誰もが手に持った数珠を動かしながら歩いている

日常のなかの信仰
少し羨ましくもある

Kham Cafeで


Hello Delhi! デリーに着いたよ

2016-01-08 | Asia&Cambodia
デリー到着!
今日からしばらくインド日記を綴っていきます。

深夜の到着をホストのレイラに温かく迎えられ、お布団には湯たんぽも入れてくれていた。
自分の家にいるみたいな心地いい朝を迎えました。
そして一緒に朝ごはん。

満席近いエコノミー席9時間半のフライトで、まだ少し身体がコチコチ。
毎日ヨガやろう。
夜霧からそのまま朝もやが続いている。
冬のデリー、とはいってもセーターが必要なくらいで、暖房はつけなくても平気。
温暖化はこっちでも感じる。






Bee Eco がある暮らし

2016-01-06 | Weblog




Bee Eco

ミツロウとオーガニックコットンからつくられた、天然ラップがオーストラリアから届きました。

昨年秋に移住した友人の会社が取り扱っています。

これからモニタリングさせていただくことに。ワクワクしてます。


手で温めて、くしゅって、覆いかぶせると
ピタッと張り付く

ミツロウのいい香り

このラップ?が似合う、エコな暮らしを見つめていきたいな

2016年の私のテーマは、暮らしをていねいに紡いでいくこと

あらま、ちょうど、ぴったりじゃない?

帰国後のお料理ワークショップでも紹介していきたいと思います



菊芋レシピ帖、熊本県菊池市から発行中!

2016-01-06 | Weblog




熊本県の自然の恵み豊かな菊池市のお仕事で、「菊芋レシピ帖」が完成しました。
ただいま絶賛発行中です!

日本を発つ前日、今日私もようやく実物を手に取ることができました。
黄色くて可愛くて、菊芋のブサイクで?カワユイところがよーく出ていて、嬉しい~!!

もちろんレシピは、菊芋を買ったその日から使えますよ!
ベーシックな簡単レシピ、かつ菊芋の美味しさをきちんと感じてもらえるメニューにしました。

菊池まるごと市場のネットで、菊芋グッズ販売しています。
銀座の熊本県ショップでも会えると思います。

粉末菊芋や、菊芋チップスは通年手に入ってありがたいですが、生の菊芋は今が旬!
この冬は菊芋買って、菊芋レシピ、試してみてください。





新年のごあいさつ

2016-01-01 | Weblog
明けましておめでとうございます。
2016年。皆様にとって幸多き1年になりますように!

昨年は、カフェトピナンブールのクローズにともない、たくさんの方に大変お世話になりました。いろいろなことがありましたが、かけがえのないご縁のひとつひとつと宇宙の計らいに、感謝しっぱなしの1年でした。

屋久島、北海道、インド、四国、九州各地と、素晴らしい旅と出会いもありました。

今年はYoshi Veggieの新ステージ。
その始まりに、ふたたびインドへ。
久しぶりにすこしばかり、長旅です。

食をとおして、笑顔とピースをシェアしていく、変わらずそんな1年にしていきたいと思います。