Yoshi Veggie & Salon de Topinambour

自然な暮らしとナチュラルフード、地球の多様な食文化を愛する、旅する植物料理研究家YOSHIのつれづれ

Vege a Table CAFE TOPINAMBOUR→Salon de TOPINAMBOUR→秩父へ旅は続く

旅する植物料理研究家YOSHIは、食文化と風土の多様性を愛し、ベジタブルを愛し、そのきらめきとときめきを料理に、レシピに、食卓へとつなげていきます。

2018年春、国立→秩父へ拠点移動中 タミパン&料理ワークショップ・料理制作等々、プライベートグループへの出張も随時行っています。 お問い合わせください。

トピナンブールのロースト

2016-12-21 | Weblog
トピナンブール。
サロンの名前にもなっているこの呪文のような素敵な響きは。。。
「キクイモ」です。

熊本県菊池市から、無農薬栽培のキクイモを取り寄せて、いろんなお料理、楽しんでいます。

これは先日プライベートパーティでお出しした「トピナンブールと里芋のロースト」
手がとまらなーい。

この冬何度もつくるであろう、シンプルで滋味な一品です。

Photo par Sho Maruyama

Mさん ご感想ありがとうございます❤

2016-12-10 | Weblog
ヨシベジのお料理教室やイベント、お食事会・・・和やかにアットホームにやっています。
嬉しい感想やメッセージ、いただいています。
大事に大事にメールボックスにとってあります。
これからはこのブログでもご紹介していきますね〜。食から始まる喜びの連鎖をシェアしなくちゃね。


よしさま
今日も、健やかに美味しいお料理をありがとうございました!
やっぱり野菜は旨い!(笑)
よしさんの料理は、特にコクがあって、おいしいのです。
シンプルなのに!でも、手を抜くところと手をかけるところのメリハリがあるというか。
何よりも、難しいこと抜きで、美味しいから食べる!って思えるのがいいです。
悩みとか迷いが吹き飛んでしまいました。
よしさんのお料理、大好きです!
次回も楽しみです!
M様

12月の催し まとめ

2016-12-10 | Weblog
時系列にまとめました。
詳細はそれぞれのリンクから、ご覧ください。

YOSHI VEGGIEランチ @ Paku Paku ぱん工房&Cafe

12月2日(金)11:00~14:30 終了
12月15日(木)11:00~14:30

あたらしくカフェが併設されたPakuPakuさんで、ランチをお出しします。ご予約制です。天然酵母のパンも、お買い物できますよ!
立川市一番町1-60-8 Paku Paku ぱん工房&Cafe
お問い合わせ、ご予約はpakupaku.bread@gmail.com
https://www.facebook.com/bread.pakupaku.tachikawa/

甘納豆の鍋焼き抹茶ケーキ&マッシュルームクリームスープのワークショップ@サロンドトピナンブール

12月7日(水)11:00~14:30 終了
12月16日(金)11:00~14:30




補講「まいにちベジたべるクッキングクラス」@サロンドトピナンブール

12月19日(月)11:00~14:30

12月のテーマ「ホワイトクリスマスの温かい食卓」まんまる食堂でのクラスに参加できない方のための補講です。
単発受講、可能です。なお、12日(まんまる食堂)は満席です。


レシピとお土産付き!ALL VEGGIEノエルディナーの会@サロンドトピナンブール

12月24日(土)18:00~20:30 まもなく満席
12月 25日(日)18:00~20:30 満席


ALL VEGGIE 年末年始オードブルの会@サロンドトピナンブール

12月31日(土) お渡し時間13:00~18:00

まちチョコ販売中
今年も、国立ラベルのフェアトレードチョコレートが発売されました。
12日に再入荷予定。YOSHIも風景画で参加させていただきました。ビターチョコをチェック!!サロンでも、取り扱っています。


パーマカルチャーカレンダー2017、販売中。
持続可能な暮らしのアイデアが詰まったカレンダー、手作り生産です。YOSHIも参加しています。サロンでも、取り扱っています。

ベジタリアンか非ベジタリアンか 

2016-12-09 | Weblog
肉や魚の動物性食品を食べるか、ベジタリアンを貫くべきか?自分はベジタリアンだけど、お肉を食べたがる家族には?
健康のみならず、平和・環境・スピリチュアルといったホリスティックなことに関心が高い人にとっては、肉食をするかしないか、気になるところではないかと思います。

どうして気になるのか。だれしも本音のところではわざわざ動物の命を奪うことはしたくない。殺傷に加担したくない。同類生物にシンパシーを感じる人間として、動物を食べることが心理的に大きな壁であることは確かです。その意味でベジタリアンは理想的な食事です。後ろめたい気持ちが少なくて済みます。

マクロビオティックで、「自分の体より大きい動物は食べるべきではない」という考え方を教わったことがあります。つまりは食べるのなら自分で手にかけられる、分相応の生きもののいのちをいただこうということですが、なるほどと思います。

ヨシさんってお肉とかって食べるの?と興味津々に聞かれること、たびたび。
私は、美味しそうに見えるものはなんでも食べます。ベジ料理の美味しさを教え、同時に仕事やパーティで肉魚料理をすることもあります。
添加物や自然でないものは食べるのも作るのもノーサンキューですが、海外では昆虫料理だって一応、味見します。それはその民族の食文化に対する関心・探究心からであり、別にゲテモノ趣味ということではなく。

私自身のスタンスを決めるこんな体験がありました。
修業先の、とあるレストランにいたときのこと。そこでは有機野菜、天然魚、放牧場育ちの動物肉を直送仕入れしていました。味にも品質にも妥協をしない店でした。
お肉を扱うからには屠畜を経験する必要があると思ったのは自然な成り行きで、埼玉で長年にわたり有機農業と畜産を営むKさんのもとを、店の仲間とともに訪ねました。Kさんは、家畜の糞尿や野菜くずはタンクに集めてメタン発酵させてガス利用するという、徹底した循環利用を実践する篤農家。私たちの望みに応え、鴨を2羽、用意してくれることになりました。
ケージの中で遊び回っていた大勢の鴨の中から、Kさんはまず2羽を見定めました。逃げ回る鴨と追いかける彼の様子を見守っていた私は、こんなことをお願いしてしまったことを撤回したくなる気持ちに駆られました。胸が締めつけられ、私はやっぱりこの先ベジタリアンでいきたい!と思いました。
鴨は捕まり、精一杯の力でバタつきますが、Kさんも全身で覆い被さるようにして、押さえつけます。そして足を縄で縛りつけ、木に吊るしました。
私はこれまでも屠畜や解体を間近で見てきたことはありました。ですが今回は自らお願いして、自分たちの体験のために積極的にこの小さく元気な命を奪おうとしているのです。その事実に苦しくてめまいがしそうなのを、懸命に我慢しながらKさんを手伝いました。
吊るされた鴨は、全身の力で抵抗した後、一瞬観念したかのようにおとなしくなりました。
その同じ瞬間、私の中から声が聞こえたのです。
「おいしそう」
え?と耳を疑いました。まだ死んでもいない、お肉にもなっていない、鴨を相手にして「おいしそう」という発想が浮かぶ自分に唖然としました。
そしてその同じ瞬間に、Kさんは鴨の首に手際よくナイフを入れていました。
鴨が観念した一瞬の隙、「おいしそう」の声は聞こえ、鴨の命は絶たれました。シンクロナイズしていました。
2羽目もまた違う方法で、一瞬のうちに絞められました。一次処理をした後、店に持ち帰り、羽毛を抜く作業です。匂い、そして抜いても抜いても終わらない大量の羽に、1羽の鴨の圧倒的な存在感をかみしめながら。

「かわいそう」から「おいしそう」に変わった瞬間、それは私のなかで鴨という生きものがお肉という食べものに変身した瞬間でした。
逃げ回り捕らわれる鴨を見て、ベジタリアンでありたい!と願ったものの、次の瞬間に「おいしそう」の感覚も持ち合わせている私は、根っからのベジタリアンではないんだ、ということを思い知りました。清らかなるベジな私、という理想は自らの声によって打ち砕かれました。
ああ、私は雑食性なんだぁ!!

自分の感覚にフタをしてベジタリアンを貫くのもおかしいような気がします。
だからいただくなら思いっきり嬉しくありがたく、にわか狩猟民族の血が濃くなったかのように、積極的にいただきます。そして、私の命の中に入れていきます。

スタンスは、人それぞれであり、またその人のライフステージで志向や考えが変わっていくものでもあると思います。
今日のごはんを美味しくいただく。世界が平和でありますように。自然が豊かでありますように。