Yoshi Veggie & Salon de Topinambour

自然な暮らしとナチュラルフード、地球の多様な食文化を愛する、旅する植物料理研究家YOSHIのつれづれ

Vege a Table CAFE TOPINAMBOUR→Salon de TOPINAMBOUR→秩父へ旅は続く

旅する植物料理研究家YOSHIは、食文化と風土の多様性を愛し、ベジタブルを愛し、そのきらめきとときめきを料理に、レシピに、食卓へとつなげていきます。

2018年春、国立→秩父へ拠点移動中 タミパン&料理ワークショップ・料理制作等々、プライベートグループへの出張も随時行っています。 お問い合わせください。

郵便サロンでしたためたい

2006-02-28 | Weblog
スローライフ、ですよ。
忙しい毎日の中でも、体感的にスローな時間をもつ工夫をする、ということ。

ここ東南アジアにいると、住民でも旅行者でもスローに暮らしている人はいっくらでもいるけど、これはちょっと別。
ほんとに時間がスローなんだもの。
ハンモック、ビール、タバコ、ペーパーバック、おしゃべり、そしてビーチ。
物価が相対的に安いので、無為に過ごすツールはいっぱいある。
よくもわるくも。

日本ではなかなかそういうわけにはいかないのが普通なので、気持ちを時々スローにもっていく。

郵便局に行くたびに想像してしまうことなんです。

町の郵便局、村の郵便局、都市の郵便局。

そこにはカフェがあって、
テーブルがあって、
一画にはステーショナリーコーナーがあって、
いろんな手紙関連グッズが揃っていて、
地域限定、オリジナルのレターセットや、
新旧の記念切手シリーズもコレクションしてあって、
もちろんインターネットカフェも併設していて、

私たちはそこに行って、
普段連絡をとっていない人や、大切な人に、
手紙をしたためるのだ。

旅先で、郵便局サロンを訪ねるたびに、その特色も変わって、
手紙をしたためる人も、受け取る人も嬉しい。

地域の人たちの情報サロン、コミュニケーションサロンにも使われていて、
もちろん訪問者にもその町を知るためにまず出向く場所になっている。

そんなネット時代の、スローなお手紙時間とお手紙空間。



プノンペンも2週間が過ぎて

2006-02-20 | Asia&Cambodia
はあー。
体調ダウンしてます。
原因はわかっている。あれだけ選り好みせずに食べていたら、そうなるだろうよー。
カンボジアに限らず、何度も経験済みだけど、経験する度にしんどいものです。
日課のように市場をほっつき歩いていたのが、今はあの熱気のある匂いに当たるのがどうもだめで、遠ざけている。
勉強はおろか、体を動かしてどっかに行くのにも勇気がいる。

胃腸をやられると、体力そのものが衰えて、そして心もか弱くなってきて、生のプノンペンは身に堪えてくる。
まわりを見渡してみると、みんなパートナーや友達と一緒に旅行してたり、知り合っても次の場所に移動していくから結局は一人ぼっち。
一人で来てるんだから当たり前なんだけど、この事実がこういうときには急に堪えてくるのだ。
私がおしゃべりをするのは結局、宿の人たち、市場の人たち、モトドップ(バイクタクシーのドライバー)が主で、話す内容も似たり寄ったりになってくるのが我ながら鼻についてくる。
ボキャブラリーだってそう増えてないし。
自ら行動的でなければ、誰かと知り合ったり、言葉を交わしたりという行為も減る。
それに、今はそんなエネルギーもあんまりないし。

かつて、初めてのインド旅行の際にやはり胃腸をやられ、帰国後そのまま東京で入院していたときに、普段はあまりそういう心配を口にしないような故郷の父が電話口で「もう行くな~」って、半泣きだったのを思い出したりする。
「えーまた行こうと思ってるよ」などと親の気持ちも察せずに答えてしまったのを思い出すと、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
そんなことをしんみり思い出すくらいだから、やっぱり今の私、か弱くなっているよー。

そんな時のお助けに、今朝は少しばかり快適隔離空間を求めて、王宮の裏、240ストリートにあるデリカフェ「ザ ショップ」に行ってきました。
チャバタとかフォカッチャとか、穀物がいっぱい入ったプチロールとか、パン類が素敵で、カフェオレも大きめのカップにたっぷり。
従業員もきびきび。
半オープンエアーで、天井にはもちろんファンが回り、植え込みのグリーンも心地いい。
小麦粉なんかも輸入したのを使ってそうだな。
味や感触がまったく違う。

そもそもこちらでごく一般に売られているバゲットは、ナイフを差し込むとふにゃふにゃとつぶれるような、空気のやけに多いバゲットなのだ。
とは言え、どこのどんなバゲット屋でも、炭火で温めてから供するところが心憎いのだけど。
一度、このバゲットでフレンチトーストを作ってみたことがあったが、ミルクと卵の液につけた途端に形を留めなくなってしまった。

まあとにかく、快適なカフェでしばらく本を読んだりして、今朝はおかげでいいリハビリテーションな時間を過ごせたのでした。

さらに転地療養を言い草に、南部の海岸地方シアヌークビル行きを検討しています。
水着もこんなときのために持ってきてるし。
雨季にこの町で過ごして、人気もまばらで、さらにさびしい時間を過ごした前回の思い出がある。
そういえば、あの時も体調こわしてたんだったなあ。
しかしプノンペンの喧騒から離れて数日のんびりするのに、うん、今かなりの魅力を感じることよ。
私の腹をこわした愛憎プノンペンにも少し距離をおきたい。
シアヌークビルなら、日本食レストラン「空海」で新鮮なシーフードもいいなあ、なんて自分の胃の状況を省みず、思いは広がる。

旅は体力勝負です。。。





フランス語は上達したのか

2006-02-15 | Asia&Cambodia
最近は日増しに暑く寝苦しくなってきているような気がします。
今日は朝は早く起きて、再び午前中のうちに昼寝を楽しみました。
飛行機のスケジュールを勘違いして焦っている夢とか、その他数編の本格的な夢を見たので、屋根裏の工事の音が頭上で鳴り響いていたものの、熟睡したということでしょう。
喧騒の話や、市場でふっかけられる話は始めると際限がなくなりそうなので、ぐっと口をつぐんで、と。(でもいつか爆走しそう)

プノンペンに到着した日にすぐに向かったのが、
Centre Culture Francais
フランス語を学び、文化を学ぶことができる、大変充実した施設です。
ここのメディアテックの年間会員になれば、図書館で勉強したり、本を借りたり、ヴィデオを見たりすることができます。
セミナーや映画上映も頻繁にやっています。
以前は外国人のための3ヶ月コースというのをやっていたのですが、最近はやっていないようなので、私はメディアテックにほぼ毎日通って、日本から持ってきた問題集に取り組みます。
朝8時30分にセンターが開くと、20分もしないうちに席は埋まってしまって、雑誌閲覧のソファーしか空いていません。周りは熱心なカンボジア人の若い学生たち。
町を歩いているときには、通行人を眺めて冷やかして一日が過ぎていそうな人があまりに多いので、勉強にいそしむ若いカンボジアの人たちを見ると嬉しくなります。

11時30分にセンターは一度閉まり、2時までお昼休みです。
私は大抵15分ほど歩いて宿に戻って、シャワーを浴びて洗濯をして、少し昼寝をします。途中食事をどこかで済ませて、再びセンターで勉強。7時に閉館。
フランス人はたくさんいるのですが、今のところ知り合うチャンスもなく。
ただ、以前にも書いたように年配のカンボジア人は「un petit peut」と謙遜しながらも結構なフランス語を話すので、それがいいレッスン。
センターの受付のマダムたちともひそひそとおしゃべり。
今は英語とフランス語と、そしてちょっとだけのクメール語でコミュニケーションっていうのが、愉快なシチュエーションです。

映画は観た後、なんともいえない気分に襲われながらセンターを後にすることしばしば。
しばらくカンボジアにアジャストする時間が必要なくらい、フランスの独特のムードにノックアウトされてしまいます。
私は何故かフランス語を勉強しているわけだけど、もともとフランス好きなわけでも、ファッションや映画が好きなわけでもないので、この、独特の「エスプリ」とそれを呼んでしまうのか、余韻の居心地の悪さ、というのがどうも毎回理解できないです。そして、いつまでもしつこく心の底の方によどみとして引っかかっていて。それが、制作者の狙いにまんまとひっかかっているということか。。。
邦題は忘れたけど、sous le sable(砂の下)はよく捉えていたなあ、mon idoleはかなりクレイジー,チャップリンのゴールドラッシュをフランス語吹き替えで観たときは、子どもたちも大喜び。
Level Fiveは沖縄の悲劇とコンピュータゲームをつなげた話みたいだが、言葉がわからないのでいらいら、おまけに後ろから男の人のいびきが聞こえていて、いらいら最高。
昨日はロシア映画をフランス語字幕で、3時間の宗教ものに、途中で出るつもりで入ったのに、結局引き込まれて最後まで見てしまった。
昨日いつでも出られるようにと、最後列に座っていてわかったことなのですが、あのいびき男の正体は、懐中電灯をもっているシネマの係の人だったのでした。

そんなこんなで、結構忙しい毎日を送っています。
今晩は軽くクイティアウ(お米の麺のスープ)を流して帰ろうかな。
ではでは。


プノンペンもだいぶ慣れました

2006-02-13 | Asia&Cambodia
昨日はネットをやろうとしたら、画面が震えていて落ち着いてできない。宿の人になんでー、と聞いたら機械に扇風機を当てて冷やしていたからなんですね。

おとといは早朝に大きな音がして、シャワールームの天井板がついに半分落ちてきて、洗面台は埃だらけになりました。屋根裏に誰か住んでいるわけではないようで安心。朝はその天井の隙間から光が漏れてくるのでいい感じ。
屋根の上の水タンクが故障しているようで、このところ連日の夜中の大雨でした(うちのゲストハウスだけ)。
ようやく修理も終わったようで、割と静かな夜を過ごしています。

昨日は近所のカンダル市場で、パイナップルを一個。700リエル、1000リエルが米25セントです。
こっちの人はきれいにパイナップルをカットするので、憧れて練習してみようと買ったんですが、そうはうまくいかず、日本から持ってきた果物ナイフの切れ味の悪さだけが問題ではないらしく、人にはあげられるような体裁ではなくなったので、一人で丸々一個食べました。舌がひりひりするものですね。でもこちらのパイナップルはおいしいです!

最近持病の背中の痛みが再び襲ってきて、心配になったので盲目の人たちがやっているマッサージに行ってきました。
手法は指圧。20代前半に見えるアエン嬢が担当してくれて、私の好きな強いプレッシャーで、相当気持ちよかったです。1時間4.5ドル。
受付の女性がおつりを1000リエルごまかしてくれなかったのを、私も何も言わずにぽーっと去ってしまったこと以外は大満足。1000リエルで、甘味屋台に2度通えるんだもんね。。。
背中の痛みは翌日には治まっていました。ありがとーーー。

そんな暮らしです、プノンペン。

カンボジアのプチなる暮らし

2006-02-08 | Asia&Cambodia
夕べは書き込み途中に、停電でした。いい感じのところですべてがなくなった。
あきらめて部屋に戻ったら天井のファンも動かないから、むっと蒸し暑くて、階下のテーブルで宿主のおじいさんと涼んで過ごしたのでした。

プノンペンで落ち着くはずのこの宿は、外に面した窓があるし(隣と目が合うんだけど)、シャワートイレが部屋についているし、清潔なシーツのダブルベッドだし、そして何より、デスクがついているのが気に入った。6ドルで、当初の予算の2倍だけど、まあ想定内。
宿の前は映画館バイヨンで、「ドバー」「ギャー」という雄叫びが部屋の中まで時折入ってくるし、カラオケカフェからは下手なカンボジアポップス(演歌っぽい)が聞こえてくるけど、このくらいの雑音なら、この町ではもう慣れっこだ。

何度も触れているように、プノンペンに滞在する主な目的は、フランス語の詰め込み学習。
なぜカンボジアでー?ということなんだけど、フランス統治時代の影響を、この国は色濃く残しているのです。
バゲットもあり、コーヒーもあり、カスタードプリンもある。
在フランス人もいるし、フレンチレストランもある。
ポルポト以前の年配の人たちは、英語はわからないがフランス語なら解す、ということも多い。

実際夕べ話した宿のご主人はフランス語の人だった。
彼いわく、カンボジア人はみんな日本人のことを好きなのよ、とのこと。人がいいからな、へらへらして、ノーと言いそびれて、こっちの人たちもすぐに友達扱い、馴れ馴れしくしてくる。自分も含め、いい悪い両方の意味でこれは事実だと思う。でも私はそれでもいいと思っている。
でもご主人が日本人を好きだというのは、そういうことで言ってるのではなかった。インドシナが日本の統治下にあるときの日本人の姿を思い出して言ってるのだ。今もって賄賂などいけないことが横行しているこの国、日本の人たちは統治中、そんなことがなかったらしいのだ。
このことについては、何度か触れている平野久美子さんの台湾、カンボジアについての本の中で深く取り上げられているものなんだけど、実際に年配のカンボジアの人からそういう話を聞くのは初めてだった。
そして同時に、今の時代に生きて、幸運にも平和と繁栄の中でこうやってプノンペンに滞在している日本人である自分のアイデンティティ、とかこれからの日本人の責任みたいなことも、自分に問いかけはじめる。

にしても、外国の言葉を知ることで広がる世界、ってすごい。
ここカンボジアの南国で。

よくしゃべり、笑う明るいイタ系アメリカ人ハワイアンのマルチアーチスト、マイキー兄とは、よしポエムの題材にもなったヴェスナの店で合い席になって意気投合、早速明日クメール(カンボジア)料理教室を一緒に受けようということになった。

このヴェスナの店は、看板もなく、小さな店内にはテーブルが二つ、土を固めた床の上に置いてあるだけ。
そして、この店にふらりと入った人は、大抵誰かと友達になり、ヴェスナと語り合い、この店の常連となってしまう。
マイキー兄も、私もそんな類。
4年前にこの店に入って以来、プノンペンに来ると必ずこの店に戻ってしまう。
この店があるからこの町に戻りたいのかも、とさえ思ってしまう。
バゲットサンドとコーヒーで朝食をとったらさくっと出よう、と思っていても、気がつけば誰かとのおしゃべりで、2,3時間経っていた、なんてことが頻発してしまう。

そんなこんなで、着々と、のんびりとプノンペン滞在をカスタマイズしつつあります。
日本はすっごく寒いらしいです。皆さんお気をつけて。
よし











Cambodia at the border

2006-02-03 | Asia&Cambodia
Oh I just remembered I cannot input Japanese here!!
Poipet to iu Thailand to Cambodia no Kokkyo no machi ni imasu.
Hokori to atsui to urusai...kayui!!
Mecha osoi net.
Social worker no genchi no tomodachi to sugoshite imasu.
kyo mo kawaii kodomo tachi to asonde kimasu.
Tsugi no report wa Nihongo de ikitaine.

love and peace,
yoshi