長崎里帰りレポート、今度は畑の作物編です。
樫ノ森ファームの野菜畑の収穫。冬の赤は、夏とは違うセクシーさがあるのね。トレビス、ターサイ、チンゲンサイ。
「黒キャベツ」というのらしい。丸まってなくて、ウサギの耳みたいにぴょンぴょンと伸びている。ちりめんな美しい葉の造形。
ブロッコリの葉っぱに似た歯ごたえ。そして風味は、どこかキイチゴを思わせる。。。私だけかしらん。
刻んでパスタにチャーハンに、といろいろやってみた。大好きかも~、これ。「たねの森」で種を買ったとの情報あり。
埼玉・東京の奥武蔵の
伝統野菜「のらぼう」。
何年か種を継いで育てるうちに、本来の姿よりもずいぶんとギザギザちりめんが立派な葉っぱになったこと!!
味と食感は無理やりいえば、ブロッコリの脇芽と菜花の間くらいか。
これもとってもおいしくて丈夫な野菜です。
意外と苦くなくって、個人的に助かった西洋野菜、トレビス。
冬はロゼッタ状に地面にびちーっとくっついて、寒さをしのぐの図。ターサイ。お花のよう。冬の畑は夏に負けず劣らず、おしゃべりでにぎやかなんですよねー。
今年は不気味なくらいの暖冬で、「いいのか~?」って誰もが感じているはず。
人為的な温暖化の影響は確実に表れているみたいですね。
地球の上の誰もが被害者で誰もが加害者で、だから世界のみんなでもう一度緊急に話し合わないでいいんだろうか。。。
庭で熱帯性レモングラスの苗が緑色を残したまま冬越しし、初夏に咲くウスベニタチアオイの株が青々とした葉をつけたまま立っているのは、やっぱりねえ。
ある方から興味深い話を伺った。
昔は漬物をつくると何でもすごくおいしく仕上がったものだけど、いつごろからか、寒風が不十分になり、出来がイマイチなのだと。
都内でも、小淵沢にある別荘でも、程度の差こそあれ、以前の方がよく出来たのは同じらしい。
そういえば乾物づくりに野菜を干しても、最近はかびてうまくいかないことがしばしば。
伝統的な凍み豆腐づくりが今年はあったかくて屋外ではできない、というニュースも見た。
暖かい冬は正直なところ助かるけれど、おいしさの多様性のために寒さや風や雨が必要なら、寒くていいです。
せめてせめて、毎日のご飯のときには、石油を使った温室野菜や輸入野菜ではなくて、地元の、旬の野菜をたべましょう~。