Yoshi Veggie & Salon de Topinambour

自然な暮らしとナチュラルフード、地球の多様な食文化を愛する、旅する植物料理研究家YOSHIのつれづれ

Vege a Table CAFE TOPINAMBOUR→Salon de TOPINAMBOUR→秩父へ旅は続く

旅する植物料理研究家YOSHIは、食文化と風土の多様性を愛し、ベジタブルを愛し、そのきらめきとときめきを料理に、レシピに、食卓へとつなげていきます。

2018年春、国立→秩父へ拠点移動中 タミパン&料理ワークショップ・料理制作等々、プライベートグループへの出張も随時行っています。 お問い合わせください。

みんなありがとう!!

2005-12-27 | Weblog
阿里山カフェのシェフよしの仕事は昨日で終わりました。
関係者の皆様、応援してくださった皆様、今まで大変お世話になりました。
夕べは会社のみんなでお疲れ様会を開いてくれて、とはいえ宴会料理を準備するのは送られる当事者とほほで、シェフの今年の最後の力を振り絞って、得意の大まかない&残り物料理大会になりました。それにしてもキッチンでは最後の最後まで怒鳴ったなあ!!
心温まる「出し物」や花束にほろり、一人一人とハグして、話して、みんなの気持ちとひとつになれた、これからもなっていきますように、と願う年の瀬の夕べでした。
阿里山カフェには2001年の立ち上げから関わっていただけに、愛着もひときわ強いお店でしたが、来年からは、今までとは違った形で阿里山カフェを応援していきますので、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いしたいと思います。ほんとにみんなー、よろしくです。

私自身の2006年は、今一度私なりの料理と食の原点を見つめ、整理し、そして表現できる形にまで具体化していく作業の年になると考えています。

そのひとつとして、まずカンボジアに飛びます???
いえ、おそらく交通費セーブのため、バンコクに飛んで、陸路でぽこぽこカンボ入りすることになるでしょう。
あったかいカンボジアで、大好きなフランス語の勉強をしながら、よしベジ構想を寝る、もとい、練るわけなのです。もっちろん大好きカンボ料理をリサーチしながら。勉学のためには、ハンモックはどっかに吊るしておきたいものです。

3月下旬は日本オーガニックガーデン協会(JOGA)にて、よしベジ料理や旅についてのトークを企画してくださっているので日本にいます。

春・夏は念願の「いい季節」のフランスに滞在予定。
農業大国、フランスの食文化をこの胃袋でしっかりと吸収してくる覚悟はできています。同時においしくて簡単日本ベジ食の魅力をフランスのお友達に伝授したいと思います。

カンボジア、フランス、二つの国からインスパイアされてどんな新しい料理のアイデアが生まれてくるか、皆様、乞うご期待でっせー。

そんなこんなで、2005年お疲れさま!(もうちょっとだけど)

2006年も新しい気持ちで、皆様の幸と創造性と、おいしいごはんをお祈りいたします。


写真は、クリスマススペシャル「ノエルプレート」の一品。
ゆり根と白いんげん豆のポタージュスープ、京人参とカブのプチデ。
自家製フォカッチャとプチパン。 撮影 富澤享


朝パスタ

2005-12-27 | Weblog
時間を気にしない朝寝坊のしあわせ、それにしてもだるい。
朝から葉っぱが食べたかったので、つくったのは朝パスタ。

冬菜(ファーマーの横山さん命名、畑で小松菜、からし菜などが勝手に交配してしまった新種野菜!)をゆでる。適当に切る。
冷蔵庫焼けしてしまった有明海苔を発見したので、ちぎって鍋に入れて水とお醤油で佃煮をつくる。
ブロッコリは固くしまって葉まで超美味そうな群馬、ぷらっと農園作。これもゆでて適当に切る。

鍋に塩水を沸かし、早く食べたいから極細カッペリーニでいこう。
これってお素麺の感覚だな。
パスタがゆだったら軽く湯をきって、大好き葉っぱ類とエクストラヴァージンオリーブオイルを手早く合わせて、、、とプランを立てていたのに、オリーブオイルは2ボトルともほとんど空!おまけに寒いから瓶の底で重く沈殿して、最後の数滴も出てこなーい。空っぽになるまで気づかないで放っておいたなんて、何とゆう怠慢。今まで私生活を大切にしてこなかったつけだ、これは。ぐるぐる。
だけどそう丁寧に落ち込んでもいられずカッペリーニは油分の補給を今の今、必要としているし、私も朝ごはんをそろそろ食べたいなと思う。
太白のごま油があった。これは煎ってないごま油だから香りにクセがない。ここで香りごま油を使ったのでは、はまりすぎて今朝のイメージと大違いなので、迷いなしにこっち。
とにかく、太白ごま油で和えて、海苔の佃煮を加えて、できあがりの遅い朝食でした。

おいしくて、超簡単だよ。

今日オリーブオイルを買いに行こう。でもまだだるい。



カンパーニュ・ホリデイ

2005-12-13 | Cafe Topinambour
よしよし、よく焼けた。
お休みの日にパンを焼くっていうのは、元気のものさし。
休日を過ごしましたっていう自分への証。
おいしく焼けるとさらに元気をもらう。
オーブンいっぱいの巨デカ パンドカンパーニュ。

昨日バースデイを迎えまして、いろんな方におめでとうをいただきました。
みなさん、ありがとう&これからもよろしく。

クリスマスの過ごし方

2005-12-11 | Weblog
せっかくのブログなので、しごとばの宣伝をしちゃいますよー。


阿里山カフェ 2005クリスマスのお知らせ

12月23日(金)~26日(月)の4日間はノエルプレートで心あたたまるクリスマスを。

24日(土)の夜はもちろんディナータイムオープン(要ご予約)。

ノエルプレート 

季節のポタージュスープ

いろいろな野菜の軽いマリネ

ミレットのパテとごぼうのコンフィ、ローズヒップ赤ワインソース

グリーンサラダ、ヴィネグレットソース

自家製パン

2000円

お百姓さんより直接届けていただいた、寒を受けて旨みの増したお野菜と、アリサンのオーガニック食材とが出会って、素敵なクリスマスプレートに仕上がりました。ご予約歓迎いたします。

ノエルデザート 

そば粉のガレット、苺のソース 750円

ガトーショコラ、フルーツのコンポート添え  750円

ヘルシー&重厚なデザートをお食事のしめくくりに。どちらもマクロビオティック・ヴィーガンに対応しています。

温まるお飲み物

温かくてスパイシーなりんごジュース 500円

温かくてスパイシーな赤ワイン 550円

どちらも甘酸っぱさのなかにシナモンやクローブのアクセントがきいて、幸せな冬のウェルカムドリンクです。
他にも阿里山カフェ季節限定ドリンク多数。


そして、
クリスマスシュトーレン


ミニサイズ 700円

ビッグサイズ 2200円

バターなど動物性素材を使わず、オーガニックのドライフルーツ、ナッツをふんだんに練り込んだ発酵菓子です。
カフェの小さなオーブンで、ひとつずつていねいに手作りしています。
ご好評につき、昨年に引き続きお届けするアリサンオリジナルシュトーレンをご賞味ください。
テングの通信販売、およびカフェ店頭にて販売しています。
(ブラウンライスガールさん、どっちでも大丈夫になりましたよ)


メニューなど、詳細はまだ変わる可能性もあるので、カフェのサイトや当ブログにて確認してくださいね。

こんなことをやっているサービス業の私のクリスマスといえば、日曜日お仕事の後、「マイシェフ」がいる店に直行、ちゃっかりお客としてクリスマスディナーを楽しむ予定です。。。

クラスが終わって

2005-12-07 | Langue Francaise
10回コースの秋学期が昨日で終わった。
週に1回のプレッシャーから開放されるのにはほっと一息だけど、でも1学期なんてあっという間。
別に余計しゃべれるようになったわけでもないし、結構さぼったし(事情により!)、じゃあ何がよかったのかと振り返れば、やっぱり、それぞれの興味の分野をもったオリジナリティのある学び友に囲まれて刺激し合えたこと、自分で表現せざるを得ないこと、予習復習をたっぷりしないと授業についていけないこと、先生の生の早口に慣れること。
これらすべて独習者に戻ったらなくなることよのう。
ひとまず、ほーっ。喫茶去。

yabuyabu

2005-12-03 | 季節の横顔・お野菜の横顔
やぶやぶがすきなんです。
嫌われ者の帰化植物は繁り放題好き勝手。
誰も入っていかない、入ったら最後、
種がびっしり衣服について、とげで身動きがとれなくなる。

やぶやぶをぽーっと見てるのが好きなんです。
子どもの頃読んだ野ねずみの家族の物語はきっとこんなやぶの中で展開する。

このやぶやぶ周辺だけでも見えるのは、
ブタクサ
ススキ
セイタカアワダチソウ
カナムグラ
キバナコスモス
ヨウシュヤマゴボウ
ヘクソカズラ
ヤブガラシ
クズ
ヨモギ
野ばら
ヒメジオン・・・

キクイモだって生えている
そしてもっとちいさな下草やコケが幾種類も生えてるに違いない。
その下にはミミズやモグラやムカデが暗躍してるんだろう。
中で何かやっていたすずめが飛び立つ。
多様で、カラフル、やぶやぶは饒舌な生物世界。
世の中の緑が全部素敵なガーデニングに変わってしまったら、
私なんかは窒息死してしまうな。

でも大抵こんなやぶやぶは土地開発のターゲットで、ブルドーザーが入ったら、コンクリートで覆われたら、こんなに逞しい草や潅木たちも無言のさようならになってしまうんさ。

ちなみに、「パーマカルチャー」では、痩せた荒地に最初に繁る植物を「パイオニア植物」と呼んでいる。
最初に入って開拓してくれて、石でごつごつした土地を、あの丈夫な根で耕してくれて、土が肥沃になってきたころ次の植物群にタッチするのだって。えらいんだよ。このリズムに人の方が待てないんだねー。