kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

走り込み実施

2008-02-20 | 陸上競技
予定通り走り込みを実施しました。1年生はかなり疲れていますし(3日間落としているので回復している可能性は高いですが)、2年生は修学旅行明けでまともに走るのは1週間ぶり。どちらも意味が違う「きつさ」を感じていたのではないでしょうか。それぞれが出来ることをしっかりやる必要があると思います。

いつも通りの練習をしようと思っていたのですが、風が想像以上に強くてなかなか難しい状況でした。仕方ないので諦めてメニューを変更。短短、短長に分かれて課題を与えました。自分達の課題を意識して取り組めるかどうかで大きく違いますからね。

普段は大体3セットにしていますが、今日はあえて4セットにしました。『走り込み』というのを意識させたいという意図もありました。「頑張らなければいけない!!」という自覚を持たなければいけない練習だからです。ここ最近は他校の力を借りて走り込んできましたが、今回は平日&単独練習です。いつもよりも高い意識で取り組む必要があると考えました。前半はきっちり走れたと思います。

2セット目終了後、3セット目を走り始める前に少し意識を確認しました。
残り2セットやったら終わりだ、と思っている者は今すぐ帰るように言いました。それでは「やるだけ」の練習になってしまうからです。「2セット走り切る事」が目的になると大切な部分が抜けてしまいます。走れば良いわけではありません。そこを理解できなければ効果は上がりません。絶えず話をしていますが、どうしてもそういう気持ちが出て来ると思います。周りから見たら分からない部分も自分自身の「心」は分かるはずです。全員が「意識すべきポイント」を持っていたかもしれませんが、私の役目は「やるべき事」をその「心」に訴えかけることです。それでどれだけ選手の「心」が動いたかは分かりません。選手にしか分からない部分です。走る様子を見る限りきちんと分かってくれていたと思います。

一番しんどい4セット目の始まる前には男女に分かれて『選手の「心」の方向を定める』作業をさせました。細かい部分は関わらず「自分達の目指す場所」をもう一度確認することで、メンバーが同じ事を考えて走ることで「力以上のモノ」が出せると信じます。他校の力を借りながらやってきた練習を「チームの力」で乗り越えるためには、1人1人が「何のために今頑張っているのか」を自覚する事で力を出し切れると思います。

これまでの冬期練習、みんなが力を合わせて乗り切ってきました。1人では絶対に負けていたはずです。一緒だからできた事。だから最後に「みんなが心を一つに」する事で大切な部分で力を出させようと考えました。

内容的にはこの冬期で一番の質と意識だったと思います。あれこれありましたが、「1つ」になることで力が出せたのだと思います。やっと「チーム」が出来て来たと思います。少し回復させて週末にもう一度走り込みたいと考えています。2年生も回復するはずですから、もうワンランク質が上がるはずです。いや、上げなければいけません。かなり良い状態になったからこそ、もうひと頑張りが必要です。今なら出来るはずです。

「強くなりたい」のは自分自身のはずです。ここを忘れてはいけない。練習だけでなく、見えない努力をどこまで出来るか?本当に「強くなりたい」と思うなら、自分自身のために頑張らなければいけません。しんどいのはみんな同じ。高い意識で乗り越えていって欲しいですね。

良い練習だったと思います。意識が高くなってきた気がします。
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