kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

勢い

2016-09-03 | 陸上競技
金曜日、学校行事として文化祭がありました。10月に学外での販売実習があるので学内の活動として1日だけ各クラスのステージ発表があります。1年生は合唱、2年生はダンスです。

ダンスに関しては完全に生徒任せ。私がついてあれこれやるようには言いませんでした。自分たちのやりたいようにやれば良い。枠にはまってしまうだけではない。もちろん「常識の範囲内」ですが。陸上競技の練習もそうですが「無理やりやらせる」のは面白くない。自分達が目指す所、やりたい所があってそこに向けてやっていくから意味があるのです。レールに乗って言われたままやっていたらいいというスタンスは持っていません。

私としては「思い切りやれ」「真剣にやれ」としか伝えていません。これだけで十分だと思うからです。クラス全体でやることです。一人でも冷めていたり真面目にやらない人間がいれば不協和音が生じます。その辺りのことはしつこく言い続けてきました。あとはどう感じてやるかだけだと思います。

ダンスに関しては本当に良くやっていました。特に女子は早い段階から集まって練習をしていたようです。本当に良くやります(笑)。こういう勢いは大好きです。周りから見て「あいつらバカなんじゃない?」と言われるくらいやる。一生懸命にやれる人間というのはそれほど多くありません。冷めた目で見る人間にはその「一生懸命にやる」ことができません。羨ましいという気持ちもあるのではないかと思いますね。だからこそバカになって一生懸命にやる機会はすごく大切。

特に一人ではなくみんなでやるということが大切だと思っています。一人では出来ないことでもみんなと力を合わせれば出来る。ここの部分は学生時代に経験させてあげたいなと思っています。まー私は特に何かする訳ではなく見守っているだけなのですが(笑)

発表も立派でした。学年対抗では優勝。やるからには負けたくないなと思っています。他者評価ですからどれだけ真剣にやっても勝てない事はあります。陸上競技のように明確な基準がないからです。しかし、照れずに全力でやる事で相手に何かしら訴えかけるものがあると思います。優勝でなかったとしても全力でやっていたのであれば何かしら得るものがあるはずです。

私がクラスの生徒に与えてあげられるものはそれほど多くありません。強いて言えば「勢い」です。四角四面の生き方はしていません。だからこそ伝えられることがある。それで良いと思っています。全てをお膳立てしてあげて「どうぞ召し上がれ」ではない。何かあったら自分で乗り越えていける、対応していける力が必要になると思っています。放任といわれたらそこまでかもしれませんが、こちらとしては意図して関わっているつもりです。

良くやりました。この「勢い」で学習面もしっかりとやってもらいたいですね。こちらも大切。期待したいと思います。

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