kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

kytbnで練習見学~走りにつなげていく動き~

2020-02-04 | 陸上競技

続きを。このペースで書き続けると大変なことになりそうな気がしますが・・・。実際に見て感じた部分をどのように書き残しておくか。ここは重要だと思っています。前回mtm先生がhrk高校に勤めていた時にもひたすら書きました。書いている意味が分る人もいれば分からない人もいる。これは仕方ないのかなと。細かく書いても分からない部分は分からないと思います。でも、自分の中での確認としてやはり残しておきたい。

 

「鍋」を使ってから今度は「スイッチングドリル」に。軸を保ってからしっかりと「スイッチング」を意識する。この辺りは前回の時に色々と聞きながら見学させてもらいました。場所が変わっても「やりたいこと」は同じ。選手が変わっても「コンセプト」は変わらない。そして「スプリントに対する方向性」がysd先生とmtm先生で同じだからできる部分があるのだと思います。B持ちの動きを最初に。Bを使うことで「軸」の感覚が作れます。うちでもよくやりますが「B」を使うことで「脚」だけで前に進まなければいけません。そうなると「スイング」の部分でどうやって進むかを考えるようになる。切り替えのタイミングが遅くなれば前には進みません。

 

「B」を使ったスイッチングドリルを行ってから続いて「ハードル」を使ってのスイッチング。B持ちとなしで。そのままの流れの中で「ミニハードル」の中でスイッチング。これも同様。最後にミニハードルを使ってのスプリント。もう「最高」です(笑)。この流れが何を意味するのか。まさにイメージに合った練習になっていました。

 

練習というのは「流れ」だと思っています。ポイントになる部分に向けてどのようにするか。最初の段階で「切り替え」の部分を意識する。重心の移動が小さい中で「丁寧」に動きを確認します。これは速くやってしまうと全く意味がなくなるんだろうなという感覚。「準備」です。そこで「スイッチング」に対する意識付けをしてから「ハードル」をつかって前方向に進んでいく。重心移動が組み合わされてきます。単純に「ハードル」を越えるのではない。「切り替える」というところが重要。ハードルを越えたときに「タタ」だと思います。表現が難しですが。ハードルを越えた後に「タ・タ」となる場合があります。これでは狙いが果たせない。

 

単純にハードルを越える部分い狙いがあるのではなく「前側で切り替える意識」をどのように持たせるか。ハードルですからある程度の高さがあります。高さがあるということはその時に空中にいる時間が長くなる。滞空時間が生まれるので「スイッチング」の感覚が作りやすい。空中にいる時間は長くてもいいが、接地する瞬間の動きに関してはかなり徹底する。これも「速くやる」というだけではなく「狙い」があるからそういう動きになるのだと思います。

 

そこから「ミニハードル」へ。こうなると当然「上」ではなく「水平方向」の移動になります。この辺りからスピード感が出てきます。いきなりこの種目をやったとしても効果は「40%」くらいかなと。そこに至るまでにどんなことをやっていくのか。ここが重要なのではないかと。この「ミニハードル」でのスイッチングという種目を1つだけ取り出してもこの練習の「意味」はない。「流れ」の中でやっているから効果が出てくる。分かりにくいですかね。

 

水平方向に移動するとBが身体の前側に行きやすくなります。そうなると軸が崩れてしまう。頭の真上で持つ。上半身が突っ込んでしまうのではなく「軸の移動」です。段階を追って「やりたいこと」につながっていく。準備をし続ける。Bを外してスプリントに近づける。この部分はうちが練習でやる「タタタ」に近いなと思っています。準備をしてから「スプリント」にしていく。ここは重要だなと改めて感じました。かなり前方向への移動が始まっていました。最後にミニハードルの距離を詰めて1歩ずつ超えていく。詰まる部分を速く動かして処理。B持ちでやっていましたがかなりスピード感が出てきました。

 

ここでマニアックな話に。スイッチングの動きで「膝で身体を前に運ぶ」という話をしました。「膝の高さ」な話を。私自身は膝を引き出すことで重心を前に運ぶという意識で走りを作ります。その話をすると「膝が高いから良いとは限らない」と。「膝が低くても一歩で重心が移動すればいいのでは?」という話になりました。


先程のハードルを使ったスイッチング。これも膝で引き出すイメージでやっていますが、「脚で越えるのではなく体幹が投げ出されるように」するという話でした。ここで「膝の引き出しだけではなく体幹が進むイメージで」と。そこで私が普段やらせている「壁抜き」の話を。膝の引き出しだけをやるのではなく「膝を引き出す事で腰が前に進む」という動きをしている。その辺りの「言葉」「表現」と「実際の動き」のすり合わせをさせてもらいました。


この辺りはイメージだけではなくきちんと「動き」として感覚を作りたいなと。実際に話をしてみないと分からない部分があります。直接話を聞く事で分かってくる。めちゃくちゃ貴重な時間でした。そしてやっている方向性を確認することができた。至福の時間(笑)


ここに加えて「膝の高さ」についても。膝が上がらないタイプがどうなのかという部分。ysd先生は膝が上がらなくても移動できたらいいんじゃないか、と。しかし、膝が低い子は接地がズレやすい。理由は明確です。移動が作りにくいので接地が前になる。そこまでは聞きませんでしたが「膝が低いと接地がズレる」という意味だと感じました。ここも非常に面白い。それでも移動が間に合う選手であれば問題はない。色々なタイプに対応する指導ができるようになりたいなと感じました。


ひたすら書いていますが。一つ一つの練習を考えるのではなくそれを含めてどういう流れなのか。組み立てなのか。本当に楽しい。


あーまた書きます(笑)これだけで数日間は飲み会ができます。いや、最高(笑)


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