kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

身体作り

2011-06-25 | 陸上競技
木曜日、午後の練習は身体作りとしました。卒業生が一人会いに来てくれましたから一緒に練習を見ていました。卒業生、かなりの頻度で練習に来てくれます。様々な思い入れがあるのでしょう。こういう気持ちを大切にしていきたいですね。練習を見ながら近況報告を。

練習内容はほぼ火曜日と同じことをやりました。ほぼ冬季と同じメニュー。春からはウエイトを止めました。冬季には主要種目だけを入れていたのですが予想していた以上に筋力が上がりました。投擲選手並みのベンチの重さでやっていましたから…。それに伴い筋肥大してしまい身体が大きくなりすぎてしまいました。体重の増加もあったため出遅れてしまった感じがあります。使えない筋力は脂肪以上に重くなります。この反省を生かし静止した状態でのウエイトトレーニングは一旦停止。シャフト補強とプレート歩行に重きを置くことにしました。正しいかどうかは全く分かりません(笑)。

プレート歩行を入れてからは実施していなかった「スイング歩行」も再び導入することにしました。やっている動きは同じようなものですが更に不安定さを生み出した方がいいかなと。ある程度身体が出来てきた者は安定しますが、1年生はフラフラです。仕方ないですね。加えてBOX補強も。体幹強化に特化したメニューとなっています。片足支持や動きの中で鍛えるという部分がここ最近の大きなテーマとなっています。思いつけばまたメニューが増えていくかもしれません。

客観的に見てやはり雰囲気に変化があります。「強くなろう」とする気持ちが出てき始めました。本来ならこれがもっと早い段階でチームに浸透しないといけなかったのですが。同じチーム内の2年生がインターハイ出場を決めました。県総体が終わってから「インターハイに行く」というのが現実味を帯びてきてから本人も目の色が変わってきました。今までは甘い部分がかなり×100ありましたが、この数週間は競技に集中できていました。競技に集中しづらい環境があったのは事実です。それでも「インターハイに行く」という強い目標があったからこそこの期間はブレませんでしたその結果、大幅ベスト更新でインターハイへ。他の選手は「来年のインターハイに向けて」今きちんとやっておかなければいけません。ここに関しては本当に繰り返し話すようにしました。本当に自分がインターハイに行きたいのであれば与えられた時間を最大限に使わなければいけないのです。本人の自覚の問題。

数人は本当に「強くなりたい」という気持ちが見えます。これが本物になって継続できれば来年の中国大会では見違えるような結果が出せると思います。そのためにも「競技の指導」に専念させてもらえたらと思います。練習中に「生活指導」をしなければいけない状態では絶対に目標には届きません。「速く走るため」に練習をしています。その練習をする心構えや他者への配慮、一般常識的な話を続けていては「インターハイ」は夢のまた夢です。もちろん、この部分の話もします。が、「生活指導」中心の陸上競技指導はあり得ないと想います。本当に強くなりたいのであれば「日常生活」はきちんと送れて当たり前。その上に「競技指導」があるのですから。大雑把な指導では継続したチーム作りはできません。ある程度系統だった指導が必要となります。「何のためにやっているのか」を考えさせながらやっていくことで変化が生まれます。

ここ数日間はとにかく最初から練習に出てサーキットから見るようにしています。やはり原点は補強だと思っています。「やるだけ」の補強と「強くなろう」とする補強では同じ動きをやっても効果は全く違います。数ヶ月後、それは取り返しの付かないほどの大きな差になるのです。補強をしているときにひたすら意識する部分を言い続けています。これが定着すると大幅に強くなります。結局は「形」ではないのです。その中身の問題です。横断幕について書いている部分と共通します。練習だけやればいいとは思いません。「結果」を出すためにどれだけの事ができるか。練習だけ一生懸命やってそれ以外は手抜きというのでは、出した「結果」に意味はありません。「速いから勝った」というだけです。そうならないためにもきちんとした取り組みができればと思いますね。

選手は疲労困憊。数日間しっかりと負荷をかけることができました。1年後のインターハイで勝負するために私も全力で取り組んでいきたいと思います。

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