1月8日。この日は始業式でした。3学期が始まります。前日は練習は休み。確認すると一人間違えてグランドに来たようです。いやいや、もう動けないだろうというのはありましたが・・・。
8日は前日から雪が降っていました。私が住んでいるところではかなり積もっている。不安になって木曜日の夜にガソリンを注いでおくことにしました。東北のほうで高速道路が止まってしまい立ち往生したというニュースが先日流れていました。そこまでになるとは思いませんが、もしも渋滞をしてしまってそこでガス欠にでもなろうものなら目も当てられません。その時点でかなり積もっていました。
8日はできるだけ早めに通勤開始。一応スタッドレスを履いていますがそれでも不安があります。JRを利用することも考えましたが、ゆっくりいけば大丈夫だろうと。かなりの雪でした。大きな道路に出たところで早速事故を起こしている車も。さらには緩やかな登り坂でスリップして動かなくなっているトラックも。怖いですね。私は余裕を持って移動。途中までは道路にも雪がありましたが、途中からは全く雪がなくなりました。学校がある市内に入る手前から「別世界」のようになっていました。全く雪がない。話を聞いてみると他の場所では雪が積もっていたようです。なぜか防府市だけ全く影響がない。私の車にだけ雪が積もっていました。これは帰るときまで積もっていました。なかなかです。
学校自体は少し日程を変更しましたが問題なく実施。練習も通常通りでした。「寒いから怪我をするリスクがある」と言う言葉を聞きます。当然そのリスクはあると思います。しかし、のんびりジョグをして体操をしてというような一般的なアップをしていたら身体は温まりません。うちはそのあたりは一切やらないのでひたすら筋温をあげる。もちろん寒い部分はあると思いますが、筋肉がしっかりと温めれば怪我をするリスクは減ると思います。スピードスケートの選手は冬でも全力で動きます。滑るというので走るのとは違うかもしれませんが。雪が積もってどうにもならない状況以外は問題なく練習はできると思っています。
バランス系をやってから上半身下半身。タイヤ押しがスムーズにできたと後で言っていました。グランドが凍りかけているのでいつものように砂が溜まってくることがないようです。確かに気温はー2℃くらいでした。寒いのは寒い。グランド自体には全く問題がないのでできることをしっかりやりたいなと。ハードル股関節をやってからドリル。これはかなり省略することにしました。ここに時間を割くことはできません。もちろん重要な部分ですが。いろいろな形で基礎をやっていくつもりです。「膝締め」に関してはできていないとそこから先の走りができません。空き時間をどのように使うのかも重要になってきます。
DM投げをしました。これは選手が望んでいたので。先日、kd先生に指導を受けた選手が「やりたい」と言っていたので6日の練習にも入れました。今回は「重心の移動を生み出す」「身体のラインを作る」という部分も含めての実施。一朝一夕でできるとは思いません。しかし、ずいぶん意識はできてきたのかなと感じました。重要です。そこから「腰押し」を。これも思い切って押すようにしてそこから「自分で移動を作る」という感じにしました。マークを置かせました。が、数歩で終わってしまうので今後は5歩分まではきちんとスティックを置いてリズムを作ることをしたいなと。ここで「膝締め」との関連性が出てきます。
そこからはチューブ5歩、二次加速スティック、前半マークで。前半マークの距離は少し変えました。これも微調整をしながらになってくると思います。ピッチに頼ってしまう選手はここで「大きな動き」ができません。ここをどのように克服するか。繰り返し実施しながら改善していけたらと思っています。マークを越えることで精一杯になってしまう部分も出てきます。「ピッチ」のことや「身体の傾き」なども徐々に身につけてくれたらいいなと。崩れていた選手たちにも復調の兆しが大きく見えました。繰り返しやっていきたい。
終わってからT走。60mT×3-60mスプリント×2で。これを2セット行いました。といってもセット間が寒いので終わったらすぐに次のセットに入る形になっていました。それでも動きが保てるようになっている。「寒さ」はさほど関係ないと書きましたが、もちろん「スピード」などには大きく影響します。最高の動きができるかどうかは別問題のところもあります。しかし、この状況で良い動きができていれば暖かくなればもっと良い動きになる。我慢の部分だと思います。身長がある選手、筋力が必要だと言い続けてきましたがこの日の走りはスピードも出て良くなっていました。これは大化けするかもしれないなという感じがあります。焦らず身体作りと基礎の徹底をしながらやっていけたら良いなと思います。
終わってから最後にシャフト補強。これまでよりも「股関節の角度」をしっかりと深くすることにしました。「固める」イメージの中でやっていましたが今の選手にはそれよりも「しっかりと曲げる」ことのほうがあっているのではないかと感じています。競技レベルによって違ってくるのかもしれません。目の前の選手の状況を見て「理想」と「現実」を受け止めならがやっていけたら良いなと考えています。声も出しながらしっかりとやっていました。随分雰囲気が良くなっていました。キャプテンを中心に前向きに練習に取り組むことができるようになっています。重要なこと。
良い練習ができたと思います。この練習が続けいければ本当に面白くなる。そう感じています。まだまだ課題はあります。それでもやり続けていくことで変化が生まれる。しっかりと続けて欲しいと思いますね。