kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

サポート

2006-02-19 | Weblog
今日は朝からサポート事業のお手伝い。こういう場面でしか恩返し&貢献できないので。

色々話しを聞くことができ視野が広がります。結局何のためにサポートしていかないといけないかというのが最大の課題なわけで。もちろん国体に向けてどうやって競技力を高めていくのかがポイント。「良い」と聞いた練習を片っ端から導入しても強くはなりません。自分の信念に合わないものをどんどんやっても効果はでない。もちろん「信念」がなければどうにもなりませんが…。昨日夜テレビでカルロス・ゴーンの話しをやってました(ニッサンを立て直した人)。社員が「揺れないので信じられる」という話しをしていました。大事なんですよね。話しをするたびに取り組み方の柱がぶれてしまうと方向性は定まりません。理論的なものも同じ。「初動負荷理論」や「なんば」も一時期はトップ選手が実施しているという事で世
間を騒がせましたが今は…。このことはkuboi先生も言われてました。雑誌に紹介してある「トップ選手の練習メニュー」をそのままやったからといって効果が出るかといわれると?です。それぞれが信じるものがあるからこそ「揺れない」のだと思います。だから効果がでるのだと。

なぜこんな話しをするかといえばkanekoが担当しているのが運動心理の分野だからです。イメージトレーニングやメンタルトレーニングに関する本は実は沢山出ていてそれをそのまま導入してしまう危険性があるからです。メンタルトレーニングなんかは結局は「効果がある」と信じたもの勝ちなんですよ。それを信じることでそれだけに集中でき他に分散しない。だから結果がついてくる。「メンタルトレーニング」は万能薬ではなくて、それぞれが1番信じられるものを得られるかどうかに大きく結果が左右されます。自分自身信じるものがあるかどうかで競技場面でも「揺れない」のだと思います。

心理学もスプリント理論も研究されただけでは意味がない。それが現場でどう使えるかなんですよ。心理学を知らなくても現場で指導をされている優れた指導者は経験的にそれを知っている。後付けになってる部分が多いんですよ。だからこそ個別に処方箋を出していかないといけない。現場と理論が同じ方向を見て、互いの意見を参考にしながらより良い形を目指さないといけない。

kaneko自身様々な方の話しを聞き、理論を構築してきました。最初は机上だけのものだった。それが指導をしていく上で段々と形になって「揺れない」ものになってきている。基本コンセプトは全く変わりません。「乗り込み」と「切り替え」。それを身につけるために様々な言葉を学び色々な角度から伝えるようにしているだけです。理論が先行してしまったら結局何も生み出せないんですよ。現場でしかわからないこともたくさんある。指導していく中で様々なものが結び付いていきます。これが大事なんだと。

っていうのを心理学の分野でもつなげていかないといけない。現場と理論の橋渡しをしていかなければいけない。kanekoの役割はここにあると思ってます。サポートという形で国体に関わっていくなら何かしないといけない。陸上のために何かできるならkanekoは本望です。いろいろな話しを聞くなかで「揺るがない」ものを見つけていきたい。

そう思う今年度最後のサポート事業のお手伝いの日でした。
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