kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

あえて厳しいコメントを

2008-02-12 | 陸上競技
昨日の合同練習の結果を踏まえて、少し日誌には厳しいコメントを書きました。

「優しい」だけでも良いといえば良いのですが、現実から目を背けては何も得るモノが無いと判断しました。ある程度の成長を感じるからこそ「自分の今の課題」を理解しなければいけません。厳しいことを言いますが、それは誰のためなのかを考えなければいけません。全員が納得するとは思えません。「今のままで十分」だと思っていたら大きな大間違いです。足りないモノがたくさんあります。私が完璧な人間だとは全く思いません。だからこそそれを補うために勉強をしたり多くの人の話を聞くのです。高校生レベルでは自分で「哲学」を勉強したり「大人の話を聞く」ということは少ないと思います。誰かが「現実」を突きつけなければ絶対に何も変わらないのです。

「可能性」を感じたからこそ話をしたし、日誌に書きました。それを受け取る側が何を思うかです。反発しても良いと思います。他の誰もそこまで指摘することはないからです。私自身も自分の「弱い部分」を指摘されると「なんだ!?」と思うことがあります。相手が自分のために言ってくれている言葉なので、きちんと受け止めるように心がけていますが、最初からすぐにスーッと入っていくわけではありません。だから高校生なんかはもっと微妙でしょうね。それでも本当に必要だと思えば分かるはずなんですけどね。

自分達よりも強い選手がどれだけ必死になっているか感じたはずです。見続けるのは絶えず上でなければいけません。自分が優位に立てる場面だけを見続けても「自己満足」だけで終わってしまい、その次には全くつながりません。だからこそ、今のタイミングでもう一度話をしたのです。
これまでも様々な部分を犠牲にしてきたはず。しかし、あれもこれもと思う部分もきっとあったはず。もっと遊びたいとかお菓子を食べたいとかいう感情はあったでしょう。それになんとかかんとか打ち勝ってきたはずです。その「犠牲」を中途半端にしてはいけないと思います。今日は我慢するけど明日は・・・、なんて微妙な「犠牲」や「我慢」はほとんど効果を生みません。しんどいのは分かっていますが、「やる」と決めたからにはある程度「犠牲」にするのは仕方ないと思います。

こういう事を書くと「厳しすぎる」と言われるのは分かっています。選手も保護者も陸上関係者もそこまでは求めていないかもしれません。しかし、中途半端で得る者よりも、人生の中で一つにかけて最大限のことをやる方が得るものは大きいと考えます。長い人生の中でそこまで本気になれる経験なんてモノはほとんど無いと思います。強くなりたい、でもきついことはやりたくない。練習はしたくない、でも試合には出たい。まーそれはそれで「価値」があるのかもしれません。私の「価値観」とは全く違いますが・・・。

自分の中にある「甘え」は自分自身が一番分かるはずです。見ていても「あーここは楽をしているな」というのは客観的に見れば分かります。本当に強くなりたいなら「自分自身と戦う」ことを忘れてはいけない。そこに勝てなければ「本当の強さ」は手に入らないのだから。

かなりの「チャンス」があると思います。それを本当に手にしたいのか?口で目標を掲げても、それに必要な努力が出来なければ絶対に届かないのです。もう一度自分自身と向き合って何をやるのか、どこを目指すのかを考えて欲しいですね。意識は低くないと思います。どちらかというと高い方にいると思います。だからこそ、強くならなければいけないと考えます。私からのメッセージがきちんと届いて「自分の目標」のために全員が行動できることを祈ります。
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