kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

きっかけ

2019-01-15 | 陸上競技
思うことを。

今少しだけ指導できるようになってきたかなと感じています。この「少し」をどのように捉えるかは分かりません。前の記事にも書きましたが力のある選手に1人出会えればそれなりに結果は出ます。一度結果を出せばそれで競技のことが分かったとはならない。

私としてはやるべき動きは明確になってきていると感じていますが、それを身につける方法論をどのようにするかというところに腐心している感じでしょうか。そこを考えるためには動き理解しなければいけないし、課題となる部分明確にしていかなければいけない。見る目を養わなければいけない。論理的に破綻しないような所が大切だと考えています。

陸上の指導を始めて数年間は完全に「経験則」でやっていました。今考えると恥ずかしい。この辺りのことは何度か書いています。陸上に関する書籍を読み漁った気がします。その中でこれは良いなと思う練習を取り入れたりしていました。blogの書き方自体もかなり微妙。今の書き方とは全く違いますね。

指導者としての成長のキッカケになったターニングポイントはいくつかあります。指導を始めて3年目に初めて中国大会に進んだ時です。この年合併がありesk先生と一緒に指導する機会に恵まれました。その関係もあり師匠と話をする事が出来ました。合宿に誘ってもらって技術的な部分について学ぶ。これまでやってきた事の根本から覆される感覚。経験則でやっていた部分が大きかったのだと思います。

このタイミングでkbi先生と一緒に練習をさせてもらう機会もありました。師匠とkbi先生の動きに関する考え方はほぼ同じ。しかし、アプローチの方法が異なります。ここも大きな刺激になりました。ひたすら電話したりメールしたりして二人に聞きまくりました。自分の指導を少しでも改善するために。なかなか分かってもらえない感覚だと思います。普段の会話で技術論を少し語るだけで「わかった」となるほど簡単な話ではありません。何度も何度も一緒に練習させてもらって話を聞いて初めて少し見えてくる部分。指導者としての姿勢を決める大きなきっかけだったと思います。

その数年後、「もっと多くを知りたい」という欲求が強くなりました。県内ではそれなりに選手も活躍するようになった。それでも物足りない。もっともっとできるのではないか。そう感じた時にsnz先生の紹介で当時tmk高校のhsg先生の所に行く機会を与えてもらいました。ここでも大きな刺激をもらいました。練習に対して様々な道具を用いて進めていく。身体作りを中心にして練習を作る。単純な補強ではなく「狙いとする部分」をしっかりと意識しながら。シャフト補強などは今でもずっと続けています。ここで経験させてもらった選手が県総体で優勝したりIHに進んだりと大きな結果を出してくれました。

この時に県外に出る大切さを痛感しました。地方で小さくまとまっていたら何も生み出せないのではないか。勝負するのは県内ではなく中国地区。更にはもっと大きな枠で全国で勝負しなければいけない。そう考えた時に枠を壊すという感覚が必要だと思いました。先日、hsg先生とやり取りをする中で「アメリカにコーチングを学びに行く」と言われていました。すごいエネルギー。世界で何をするかというのを考えた時に必要なことなのだと思います。雲の上の存在ですね(笑)。

初めてインターハイに進んだ年、沖縄でmysの活躍を見ました。前年、奈良インターハイで100mHでワンツーフィニッシュをしていました。活躍する姿をみてぜひとも勉強してみたいと思いました。当時、4継でインターハイを目指したいと本気で思い始めていた時期でした。リレーについて学ぶ機会を作りたいという部分が大きくありました。縁もゆかりもないのに(笑)。どうしようかなと思っていたら「見学学事視察に行っていい」と言われました。ナイスタイミング。ぜひともmysに行きたい。商業高校で国公立進学率が高いというのも大きな理由の一つでした。図々しく申し込んで行きましたがtks先生がいらっしゃらない。後日電話をして無理矢理お願いをする。

tks先生から学んだことは大きかったですね。女子の指導が中心の学校。その中でどのように関わるのか。「指導ができるのは選手がいてくれるから」と諭されました。上手くいっていない時期でした。そこに気づいて諭してもらう。指導をする中で何を大切にしていくのかを学ばせてもらいました。これも大きなきっかけです。結果、リレーでのインターハイにつながりました。

で、今の学校に赴任してgt先生と一緒に大阪へ。関西の学校の練習にあこがれている部分がありました。そこで当時hrk高校で指導されていたmtm先生の所へ。「走りと身体作りの連動」を感じる。更には「動きの精度」を求め続ける部分。ドリル系ではなく「やっていたら自然に動きが身につく」ような練習を各所に取り入れている。今までは「ドリル」で走りを作るという部分がメインでした。しかし、やりたいことが多くて時間が足りなくなる。それに対しての「答え」がmtm先生の所にありました。

これにより指導スタイルの激変が生まれました。指導を始めた当初の内容とは全く違います。前任校でやっていた部分とも大きく違う。mtm先生には本当に感謝しています。今の3年生が1年生の冬に大阪に行って「なかなか難しい走りですね」と言われました。オーソドックスな走りとは程遠い部分。だからこそ「きちんと指導することで対応する」という感覚を持つことができました。結果はそれなりに。リレーでのインターハイを果たすことができました。12秒15、12秒30、12秒67まで行きました。大阪に行っていなかったらここまでにはならなかったと思います。

多くの人に与えてもらった「きっかけ」をどのように生かしていくか。人にはそれぞれ天気になる機会があると思います。それを見逃していたら成長はない。絶対に転機がある。私自身がそれを経験しています。もっともっと競技を好きになってくれればいいなと思います。私は特殊なのかもしれませんが。きっかけは誰にでもある。それをきっかけと思えるかどうかです。

まとまりませんが。ということで県外からの来客をしっかりと「接待」しようという話になるわけです(笑)。何の話だ(笑)。

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