kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習について

2019-11-06 | 陸上競技
県体が終わってから気持ちを切り替えながら練習を進めています。レースがないと面白くなくなるので急遽記録会に参加することに。岩国まで行くことにしました。特にここに合わせて練習をするというつもりはありません。

県体以後、練習課題を明確にしてやっていくことにしました。リレーはありませんが「バトン練習」をメインに。これは以前も書きましたが最高のスピード練習になるからです。前任校では本当にここが中心でした。走練習の時には必ずやっていた。最近もずっとやっていましたがその「精度」が低い。最高スピードでの走りになっていませんでした。

それがリレーの結果に出る。今のメンバーで県で2位になったというのは誇らしい部分ではあります。しかし、バトンパスも含めてまだまだ精度が低い。きちんと渡っていない。手をあげるタイミングや上げている時間に関しても改善の余地があります。走力がまだ足りないのでバトンで稼がないといけないのにできていない。

一番の課題は「渡す」事が上手くできないのでモタモタします。そこでスピードが上げきれない、保てない。これでは本来やりたい事はできないのです。「10バトン」も「25並走」もずっとやっています。しかし、その中身の問題。精度が低いということはやりたい事ができていないということ。常に最大スピードを出したいのに中途半端なスピードで走ることになる。何本やっても同じです。質が低い。

もう一度バトンを中心に練習を進めていくつもりです。メンバーは固定せずに。誰とでも受け渡しができるようにする。それにより「渡らない」という事が起きてきます。そうなったら「渡さない」という選択をする。距離が狭くて渡らなくても遠くて渡らなくてもそのまま走る。スピードを落として渡すのではない。「渡らない」ならそれはそれでいい。最大スピードで競り合う事がメインにしたい。

これも「変な練習」だと思います。だってバトン練習は「リレーのための練習」という既成概念があるから。「渡らない」という練習をどれだけやってもバトンパスはうまくならない。分かり切っている話です。しかし、今はそれでいいのではないか。狙いはバトンパスに置いていないからです。

もちろん「渡る」というのが一番良い。どのタイミングで手が上がって、どの距離感だったらバトンが渡るのか。それを毎回できると理想。が、「渡す」ことにこだわり過ぎて一番やりたい事ができないのでは意味がないのではないか。「スピード練習」のための練習方法が「バトン練習」であって「渡れば良い」という部分を考えすぎると「中途半端」な練習になってしまう。本質から離れてしまう。

「渡らない」という中でも感じることはあると思います。距離が遠過ぎて「渡らない」という状況で「無理やり渡そうとする」というのでは効果はない。逆に「この距離感では渡らないな」と感じ取る事ができるかどうか。「渡らない」なら「ハイ」という声掛けをする必要はない。その判断力を養う事ができると思います。それは実践で活かしていける部分かなと。

この数週間、ここをかなりやってきました。それだけでスピード感が増します。未だに渡らないのに「ハイ」と声掛けをしてしまう者も。「狙い」を理解できるかどうか。もちろん「渡る」ための練習をしていく必要はあります。段階があるのかなと。長い目で見てきちんと渡るようにしていく。今は「最大スピードを出す」ことに重きを置きたい。

冬季もしっかりとやっていきたいと思います。本当にやりたいことを理解させながらですね。トレーニング関係の話ばかり書いていたので「本来的な部分」も書いておきます(笑)

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