kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

1年後のインターハイに向けて

2011-06-23 | 陸上競技
火曜日、新チームのスタートの日となりました。これからは1年後のインターハイに向けてやっていきます。この夏のインターハイにも「参加」しますが、「勝負」という所まではいきません。来年インターハイで戦うためには1年間の時間をかけてやっていく必要があると思っています。

キャプテンも交代しました。朝練の時に1・2年生を集めてミーティングを行いました。その中で最初にキャプテンにどのように思っているかを話をさせました。普段人前で自分の思っていることを話す機会はありません。自信なさそうに下を見ながら話をしていましたが、思っている事は話せたようです。これが1ヶ月後、3ヶ月後にどうなっているか?チームの中心となる人物がきちんと行動できるようになれば大きく変わっていくと思います。

その後は私が話をしました。これから1年間、全てはインターハイに向けてやっていく。そして私自信の目標を伝えました。私の目標は「女子の100m・200mでインターハイの決勝を目指す」ということです。人が見れば「何を言っているのか?」と思われるかもしれません。しかし、今回の中国大会のタイムが12秒36と25秒48です。来年も「インターハイに行きたい」という目標を掲げることは出来ないと思います。このタイムを最低ラインとして11秒台・24秒5を目指してやっていきたいと思っています。もちろん「夢」のような話です。しかし、「できる」と信じてやっていかなければ絶対に届きません。私一人の力で到達出来るとは思いません。師事している方や多くの指導者の力と知恵をお借りしながらやっていかなければ絶対に届きません。何が「選手のためになるか」を考えながらやっていきたいと思います。

そのためには「チーム全体のレベルアップ」が必要不可欠です。1人だけが強くなるというのは不可能です。「チーム」として練習に集中できる環境を整えていく必要があります。意識改革をしなければいけません。今までのような「遊びの延長」では絶対に目標には届きません。ここの再構築が必要となります。
男子の4継、県総体で準決勝で落ちました。1人骨折してしまい目標としていた中国大会出場を果たせませんでした。この時の雰囲気は「1人正メンバーではないのに良く走った」「惜しかった」という感じがありました。「悲壮感」や「悔しい」という雰囲気はありませんでした。女子の中国のマイルも同様。準決勝で敗退しましたが満足感が漂っていました。これでは…。

どれだけ良いタイムが出ても、良いレースが出来ても、練習に一生懸命に取り組んでも「負け」は「負け」なのです。自分達の持っている「力」を出し切れたから良かったではないのです。目標としている場所に届かなかったらそれは「負け」なのです。高校の大会はタイムだけではありません。順位によって天と地ほどの「差」があるのです。うちの男子800m、0.01秒差で6位となりインターハイ出場を決めました。7位になった選手は「自分は良く走った」と満足できるでしょうか?それで納得できる選手であればやはりインターハイには行けないと思います。どれだけタイムが良くても勝負に負けてしまえば先には進まないのです。だからこそチーム内に「厳しさ」を求めていく必要があります。

女子に問い掛けました。マイルを走る4人、1~3走が58秒で走ってきた。アンカーが68秒かかって帰ってきた時に何を思うか?これで「良く走ったね」と笑顔で迎えるようなら本物の「チーム」ではないと思います。インターハイを目標にやって来たのが最後の1人の不甲斐ない走りで全てが台無しになる。それを許せるような関係であれば本気で目標に向かっていなかった事になりまし。「何をやっているんだ!」と激しく怒るくらいでなければシビアな戦いを勝ち抜いていく事は不可能なのです。
大会の時だけ厳しくするのではありません。普段の生活の中からきちんとした行動、考え方で過ごしていかなければ「チーム」としては成立しないのです。そのためには2年生がきちんとした行動で下級生に示していかなければいけません。上級生が出来ていないことを下級生に求めてもできるはずがありません。当然ですね。信頼関係を作るためには裏表のない行動が必要となります。

1年後のインターハイに向けて…。来年は必ずリレーでもその舞台に立ちたいと思っています。1人だけが強いのは「チーム」ではない。全体の力を引き上げていく事で初めて「個」が強くなるのです。中国では60秒ラップ、62秒ラップで走れています。これにエースを入れてもう1人を1年間かけて60秒台へ持っていく。現時点での戦力を大幅に越えていって「何とかインターハイへ…」というレベルから「必ずインターハイへ」という水準に上げたいと思います。簡単なことではありませんが「やる気」になれば不可能はない。そう信じています。

新しいチームのスタートです。目標を定めて進んでいきたいと思います。
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