19日月曜日。前日までのダメージから抜け出せないまま学校の練習へ。メニューはざっくりとしかイメージていなかったので早朝から作成。数名だけの練習でしたがやらないといけないことは変わりません。
練習終了後、週末に行われる支部大会のための準備を。今年から支部委員長になっているので試合の準備などをしなければいけません。性格的に運営ではなくて現場で何かする方が適していると思っています。が、年齢的なことも含めてそれができないのかもしれません。ほとんどのことを犠牲にしながらやっている。ここに対して「不平不満を言わずにやり続ける」ことが美徳なのかもしれません。他のこともアホほどあってその中で1人で運営準備をするというストレスは半端ない。感謝して欲しいとは思いませんが、私1人でできる範囲って限られてないか。ストレスMAX。
この日は夕方から食事にいく方に。我ながら無理をしているなという自覚はあります。が、この日は絶対にという感じがありました。私がtokushoの時に4継でインターハイに進んだ時の主力メンバーの2人。makinoとkanaと一緒に食事をすることに。こんな機会を逃したらエネルギーが枯渇してしまいます。
約束の時間は19時からでしたが19時になっても誰も来ない(笑)もうね、すごい話だと思います。この人達らしい。やはり「自由」というのが最も相応しい2人です。3人で同じ空間を共有するのは卒業して以来。10年ぶりです。
2人とも「一緒に食事をする日が来るとは思わなかった」と言っていました。当時、卒業生が私に会いに来てくれる事がありましたが「自分たちはそんなことないだろうね」と話をしていたようです。それがある程度時間が経過してから飲みながら話をするなんて(笑)
この子達の記憶は今でも鮮明です。私自信が成長させてもらった時間でした。「我慢する」という貴重な経験でした。あの頃のことはblogの当時のことを見てもらう方が良いかなと思います。毎日きちんと書いていましたし。伝説になるくらいの行動が多くありました。
kanaが「先生じゃなかったら絶対辞めていた」と話していました。学校には「練習するために行っていた」とも。まさにその通りですね。tokushoに進学するに当たって顧問の先生からは「絶対合わない」と言われていたようです。当時の私は周りから「厳しい人間」と思われていたと思います。めちゃくちゃ練習させるという噂も流れていたようですし。それでもtokushoを選んでくれた。makinoは「なんで声をかけてくれたんですか?」と何度も言っていました。それによって人生が変わったと。こういう話を聞くと当時めちゃくちゃ我慢して良かったなと思います(笑)
makinoは絶対的な「個人主義」でした。リレーは二の次。まずは自分が結果を出す事が最優先。100があるからリレーの決勝のためのアップをしたくないと言っていたくらいですから。kanaは「リレーで勝負したい」といえのが大きい。2年間のリレーでの失敗が大きく影響していたと思います。完全に真逆。当時は「大きなエース」「小さなエース」という書き方をしていました。驚くほど真逆。
当時のエピソードを色々と話していました。中国大会でリレーでインターハイを決めた後にkanaが「100は出たくない」と言っていた話とか。リレーで行くのが目標だったから100はどっちでも良いと。結果的に4位になってインターハイ決めたのですが。さらに200に関しては「絶対走らない」と言い張るので保護者と一緒に説得。最後の最後まで説得して渋々走る。そして4位になってインターハイへ。同じレースでmakinoは7位となりインターハイ出場を逃す。同じチームなのにmakinoは自分の結果に不満なので200のスタート地点までkanaを待たずにさっさと歩く。見ていてこちらが心配になるくらいでした。
その当時の話をするとmakinoが「本当に自分のことしか考えてなかったですね。恥ずかしい。」と。kanaに関しては「出たくないって。出たくても出れない人がいるのにそういう人の気持ちも考えられないのはダメだった」と。もう、この話だけで私はお腹いっぱいです。時間が経って当時のことを冷静に振り返る事ができるようになっている。大人になっているんです。あの当時の我慢や辛抱は意味があったんだなと。
とはいえ、この2人はやはり変わってない。めちゃくちゃ楽しいんです。話をしているとあっという間に当時に戻った感覚でした。他のことも含めて当時の話ができたのは大きい。伝説の「タンポポバトン事件」のことは自分たちから話していました。
最初はなんで怒られているのか分からなかったと(笑)。先輩たちもめちゃくちゃ怒っていて。当時は「自分たちの方が速いし」くらいの感覚だった。でも、県総体の直前にめちゃくちゃプレッシャーがあって2人で階段で並んで泣いていたと。その辺りは私には言わないですからね。知らないところで大変な気持ちになっていたのでしょう。学年が上がるにつれて「なんで1年生きちんとできないの?」みたいな感覚になってイライラしたと(笑)あなた達の1年生の時に比べたらみんな可愛いものですよねって感じでしたが。
とにかく楽しかった。全てを忘れて話ができたなって。この子達が私を慕ってくれるとは思いません(笑)そういう関係ではないでしょうから。口うるさいオッサンってくらいでしょう。それで良いと思います。息子が小さい時にグランドに連れていってバスケしていたのも覚えてくれていました。本当に懐かしい。
当時の話をすると延々と話せる自信があります。またこのような時間があれば良いなと強く思います。誘ってもらってありがたかったですね。本当に。幸せでした。