kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

連続で走る

2021-02-11 | 陸上競技
木曜日。この日は祝日。あらかじめ示していましたが走練習中心で行うことにしていました。普段はそこまでまで負荷をかけてから走練習を迎えることはありません。時間の制約もあるので前の日は短い距離をある程度走ってから走練習となります。が、今回は意図的に連続して負荷をかけることにしました。火曜日休んでいますから。月曜日もかなり負荷をかけていますからここはしんどいと思います。

アップはいつも通り。バランス系をやってから上半身下半身。この辺りは選手に任せながら。私は身体を動かしていないのでかなり寒かった。日が当たるのでそれなりの温度ですが。歳を重ねるにつれ寒さに弱くなってきています。練習を見ながら少し歩く。うちの練習では心肺機能に負荷をかけることがほとんどありません。息が切れるというのが少ない。そのためこの上半身下半身は重要です。ひたすら動き続ける。ここも選手の取り組み次第だと思っています。自分達がどのように考えるか。間を歩くと負荷が低くなります。基礎筋力を上げるためにここは継続しなければいけません。

そこからセラバンド補強を少しやってハードル股関節。ぼちぼちですね。時間的に余裕があるので通常通りのドリルを。壁引き出し、チューブ腿上げ、スティックドリル。朝練で各自でやっている部分を全体で。そこからハードルドリルをやってスパイクへ。DM投げを。ここは毎日やっている感じですね。腰の移動を作る。頭の位置を遠くに持ってくるようにしつこく言う。この辺りはマネージャーが常にメモ書きをしています。極めて優秀。選手が練習中に言われたことをメモしてグループで共有しているようです。こういう支えがあるからこそ練習の質が上がっていくのだというのは理解しておかなければいけないと思います。

この辺りで来客があったので対応。ここは省略。練習は自分達で進めていきました。BOXでの膝引き出しから腰押し。スティック5歩。前日は全て腰引きにしましたが自然な動きになりにくいので1本腰引きにしてそこからは自分で。更にチューブ5歩、二次加速スティック、前半マークと進めていきました。多少動きが鈍いなというのはありました。当然だと思います。が、それでもこれまでと比べると動けるようになってきたかなと感じました。これまでなら金曜日に練習した時は土曜日の動きがかなり重くなっていました。この日は見れるレベルで保てる。

前半マークの時に安定させる区間とピッチアップをする区間を意識させるようにしました。どのようにしてピッチアップするか。足だけを動かすのではなく他にも方法があると思います。この辺りの意識をどうするか。膝の引き出しだけで速く引き出せる選手もいるし、動かない選手もいる。ここはそれぞれに合った声かけがあるかなと。見極めながら。

そこから練習パターンを変える。いつもなら走練習の前にT走をしっかりと入れるのですがこの日は少し相談してT走と40↑30→を。追い込み練習の時によくやっていたのですが。T走で加速段階から中間への繋ぎの区間の動きを意識する。その後負荷をなくしてマークを使って走る。T走の往復の形でやっていましたがこの日は1本ずつ。T走を1本走ってから歩いて戻って40↑30→を1本。これを3サイクル2セット。かなり走ります。

T走はマークの横で行うようにしました。実際にマーク走を行なう時に意識する部分をT走でも同じように意識させたかったからです。ハードル選手はT走の代わりにハードル走をしてから40↑30→。前日に普通に40↑30→を繰り返しています。ある程度その時の感覚があります。どのように走るのか。マークを使いながら区間分けをする。うちのように普通の選手はひたすら走るだけでは強くならないと思います。こちらも色々な組み合わせをする事で走りが変わってくると考えています。工夫は必要。

この距離での男子の動きはかなり良かったですね。前日の疲労もあるでしょうがこれまでと比べると良い動きになっていました。女子も本数を重ねるごとに動きがスムーズになっていく。女子に関しては「1本目から良い動きをしてもらいたい」という欲もあります。実際のレースのことも考えて。この辺りからはかなり動きが良くなってきていました。

少し休んで。走練習を。メニュー的には水曜日メニューです。150mTからのシリーズです。ここまで来ると男子のスピード持続が落ちてきます。距離的なものもあるかもしれません。負荷的に持たないのかもしれないなとも。気持ちの部分もあると思います。女子はここでもしっかりできる。そのため男子は少し距離を短くしています。それぞれの状況にあったメニューにしなければいけない。

女子の150mTに関してはかなりきついと思います。筋力的な方もあると思います。軽いタイヤを利用しているとはいえやはり持たない。ここが持つようになれば本当に面白い。これまでは100m持たない感じがありましたが良い動きができる距離が少しずつ伸びてきました。面白い。前半からしっかりと走れる。基礎的な力が上がってきたかなと感じています。前向き。

ハードル選手。一応ヨンパも視野に入れています。ショートハードルでもかなりのところまで行きそうな感じはあります。が、身長もあるのでヨンパも挑戦しようかなと。150mHや120mHを走練習の時には繰り返してきました。かなり走れるようになってきたのでこの日からはプラスαで。150mHや120mHが終わってから60mでの折り返し。うちにはフレキハードルが15台しかないので150mHで12台使うと足りなくなります。私は走り終わってからセッティングし直す係。

150mHのハードルインターバルは11mで行っています。流石に折り返しの時は少し詰めて10.5m。この辺りは問題なく走ります。いや、強い。元々有酸素系の力があるのかもしれません。昨年はその辺りも踏まえて400mにチャレンジしましたが撃沈。一度もロングスプリントの練習をしていなかったのも影響していると思いますが。このグランドでヨンパの選手が育ったら面白いなと思います。本人がハードルを跳ぶことがすごく好きなので。すごいと思うのがキツそうな素振りを一切見せません。強くなるだろうなと思いながら様子を見ています。見守り隊(笑)

全体的に最後までよく我慢して走りました。足の疲労はかなりなもの。それでも走り切りました。ここ最近は途中で脱落する選手は皆無。テンポ走のようは走りは一切ないので負荷的には高いと思います。バランスを取りながらですが良く走るようになってきました。距離や量を重視するつもりはありませんが、昨シーズンの練習と比べると何倍もできています。選手の気持ちの部分も大きく影響しているかなと。

最後に20分間フリー補強。私は走練習の合間や補強の時にグランド整備。本当は選手がやる方が良いのですが。時間的なこともあるので。また、走っていて足を捻るのも避けたい。そう考えると待ち時間にやっておく方がいい。走練習のセット間は選手は補強をしています。唯一暇なのが私なので。

かなりやりました。よく飽きずにできるようになりました。成長があります。選手にも話しましたが「継続」が大切です。良い練習が一日できたというだけではダメ。これが明日も明後日もできなければいけない。この積み重ねが大切です。そのためには身体のケアも重要。やるべきことをしっかりと続けていかなければいけないと思います。

良い練習だったと思います。こういう日が増えてきたのは確かです。少しずつですが表情にも変化はあります。これがグランドでもそれ以外でもできるかどうか。大切ですね。
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ただひたすらショートスプリント

2021-02-11 | 陸上競技

火曜日は練習は休み。各自で体を動かしておくようにということに。これは自分でやるかどうかの話です。私がメニューを決めて実施するわけではないので。この辺りは選手がどう考えるかによって違ってくると思います。

 

水曜日。通常であれば走練習を中心に組むことにしています。しかし、日程的にそれができそうにない。そのためメニューを変更、水曜日にショートスプリントを行って木曜日の祝日にしっかりと走練習をしようということにしました。疲労度が心配ではありますが。

 

バランス系から始めてサーキット。選手は体を動かすので暖かいですが私は見ているだけなので寒い。歩きながら遠目に見るという感じにしていました。補強に関してはかなりやってきています。それなりに筋力が上がってきているのではないかと感じています。自分自身がやるしかない部分。それを自覚してどうやって練習をするのか。細かい部分にまで気を配るのか。ここは重要だと思います。

 

時間的な問題もありドリル系は基本省略。ハードルドリルのみとしました。時間がかからないようにしたい。その分、ショートスプリントに時間をかけたいなと思っていました。通常通り、DM投げをやってから加速段階T走を。これも月曜日に少しやったのもあり重心移動を生み出す感覚を作りたいなと思っていました。腰だけではなく同時に頭も遠くに運ぶイメージ。大きく動く感覚は欲しいなと。バウンディングとT走に重りを加えての練習。この後は軽くするのでよく動くようになります。

 

腰押し、スティック5歩。二次加速スティック。この日は最初から体が動いている感じがありました。悪くないなと。前半マークまでやってそこからメインでショートスプリント。40m↑ー30m→でを3本2セット。これはかなりしんどいと思います。加速段階から中間へのつなぎと中間でのピッチの維持を求めます。前段階で加速段階を作っているのでそれを中間に生かしていく感覚です。トップスピードで行わなければ意味がなくなるので負荷的にはかなりのものだと思います。

 

走っていくか中で「感覚の変化」を求めるようにしました。特に中間でどのように動くのか。ここは重要。走る中で「足運び」をどのようにするか。1本ずつ工夫しながらやっていく。そのあたりのことは何度も何度も指摘しました。接地ポジションも含めて。「膝を上げる」という言葉一つをとってもどの方向にするのかです。「上げる」という言葉が独り歩きするとやりたい動きではなくなっていきます。斜め上方向に。さらに遠くにという感じです。中間で「前へ前へ」という言葉かけをすると「移動する前に落ちてしまう」感じになります。これは面白くない。空中で移動するための言葉かけを探っています。それぞれ感覚が違うので調整しながら。

 

少しだけ休憩して60mバトンを4本。これも全力です。よく我慢して走っていました。最後までスピードを維持できます。前も書きましたが女子は1年生がかなり走れるようになっています。それに引っ張られるように2年生が走るという感じでしょうか。60mまでしっかりと競争できると最大スピードが上がる感覚があります。バトンがほぼ渡りませんでした(笑)。しかし、距離が詰まったりしてのこと。明らかに離れて渡らないという感じは数本。故障明けの選手が付いていけないという感じがありますが、それ以外はまずまずの走りをしています。見ていて楽しいですね。

 

この日は男子の動きがかなり良い。こういう練習を続けてくれると全く違う結果になると思います。最後までスピードが維持できるようになっている。少し前までは短い距離でもかなりピッチが落ちていました。今は何とか維持。少しずつ出るか確実に力が付いている感じがあります。

 

最期にシャフト補強。これスムーズになってきました。女子は1人1本のシャフトでやるようになりました。これにより回転が早くなる。休む時間が減りますがそれでも動き続けます。随分基礎筋力も上がってきた感じがあります。予定よりも少し早く終わりました。十分。

 

これだけショートスプリントを繰り返すと疲れてしまいます。それでもこうやって練習を積み重ねることができるようになってきたのは本当に成長だと思います。こういう部分をどこまで引き出せるか。選手の意欲にも比例します。

 

良い感じの練習ができました。こういう練習が毎日継続できると良いのですが。「良くない」と感じる練習は減ってきました。継続です。

 

ひとまず記録しておきます。記録。

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