kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

イライラ

2010-11-19 | 陸上競技
様々な事を同時にやらなければいけません。社会人として当然といえば当然ですが、なかなか厳しい状況にあります。それなりにやれば良いのかもしれませんが、性格的に適当にやるというのは何となく出来ません。

逆に頑張らないといけない所で適当にやる者がいると、何故出来ないの?という気持ちになります。全員が頑張れるとは思いませんがここが出来ないというのは寂しくなります。教育現場で何をすれば良いのかが見えなくなっていきます。イライラ感が増します。

月曜日、文化祭の準備でしたがクラス企画が全く進みません。「自分は関係ない」という感じが強くありました。60分間の準備時間があったのですが全く意味が無いような感じだったので開始5分で「やらないなら時間の無駄だから辞めよう。もうやる必要はない。」と話してその場を去りました。雰囲気だけを楽しむのではなくやるときにはきちんとやるというのが大切だと思います。クラス全体で動く事が少ないですからこういう時の団結力はあまりないのが現実です。

その他に色々とやらなければいけないことがあったので、スーツに着替えてバタバタやっていました。単純に怒っているというだけでなく本当に時間がなかったので教室に全く行きませんでした。加えて放課後は外に出なければいけない用事がありましたから、この時間も何も指示を出さず。やるのは自分達ですから…。
戻ってくると慌てて準備をしている姿がありました。そういう環境に持っていくことで「やらないといけない」という気持ちになったのだと思います。本気でイライラしていましたから「やる必要なし」と考えていました。かなり脱線しながらですが少しずつ準備が進んでいる気がします。

学年は違いますが、文化祭の準備を見ていたり手伝わせたりするとイライラする部分がかなりあります。全員がきちんと動かないといけないときに動かない。本当は自分がやらなければいけないのに、やらずに私がやる…。激怒レベルです。片付けや準備の中心が自分達にあるというのが分かっていません。お祭り気分だから何でもありではない。頑張らないといけない時、きちんとやらないといけない時にやらないというのを見ているとイライラ度が増します。心が狭い…。

こういう時に普段の活動の結果が出てきます。普段から真剣に何かに取り組んでいる者は、やらなければいけない時が分かっていますから最後まで努力できます。「楽しい」と感じるために必要な「準備」や「努力」を惜しみません。人任せにやるというのでは何も得ることが出来ない。こんなことを繰り返し言い続ける事ができる機会というのは部活動くらいではないかと思いますね。取り組みの意識の差が明確に出てきます。

教員側が全てのイニシアチブを取って活動するのは違うと思っています。細かい部分まで全て指示して生徒を動かすと一見上手くいっているように思えますが何の力も身に付きません。上手くいかなくても良いと思っています。失敗をする中で学ぶことも多いですからね。準備万端の状態に教員がやってから生徒を動かすというのでは良くないと考えています。
だから、きちんとできない生徒も出てくる。それぞれに役割分担を徹底していく事で全員が動きますが、それは「やらされている」だけであって自主的に動くわけではありません。何も学べない。「学び」というのは本来、自分の中で体験を通じて身に付くものだと思っています。そこが出来ない限り、表面上の満足でしかないと考えています。

こういう気持ちは全員には伝わりません。だからイライラする。仕方ないのは分かっています。でも何とかならないかなという気持ちが強くあります。簡単な事ではないですがここが大きな課題です。伝わる者には伝わる、伝わらない者には伝わらない。当然ですが…。

消化不良の部分があります。それでもやるしかありません。イライラ。
コメント
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