kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県体2日目~最後のマイルと女子総合二連覇~

2010-10-26 | 陸上競技
最終種目のマイルが始まる前、またも雨が酷くなりました。これだけ雨が強く降ると身体が温まりません。加えて練習量が大幅に減ってきていましたから短時間で何本も走るのは厳しいだろうと思っていました。それでも選手達はベストを尽くそうという気迫を持ってレースに挑みました。

男子のマイルは3年生を2人走らせました。これまでは200mとの兼ね合いで出場することがほとんどありませんでしたが、最後のレースですから何も考えることはありません。3組目に入っていたので2走の時点から一人旅となりました。3走otaniは400mが全く走れませんが前半から積極的に走りました。またもogawa先生が「最初から行け」と適切ではないアドバイスをしていましたが、これが良かったのかしっかりと走ってくれました。最後の50mは完全に動きがバラバラでしたが粘ってアンカーのkazukiへ。こちらも前半から積極的に走りました。唯一の短長選手ですから意地もあったと思います。最後まで走りきってくれました。良い走りだったと思います。全体の9番で入賞は出来ませんでしたが本当に良く走ってくれたと思います。

女子もかなりバテているのが明白でした。それでもレースに挑む前は本当に良い表情をしていました。勝ち負け云々を考えるのではなく自分らしい走りをしてくれたらというのだけを考えていました。レースは抜きつ抜かれつの好レースでした。2走のmikiはラスト動きが鈍りましたが最後まで粘りきりました。先週60秒で走った勢いから比べると少し鈍かったですが雨の中で400mHに賭けて走った後ですから、十分の走りだったと思います。アンカーに渡った時点でトップでした。rinaも動き的には9割位でしたがそれでも負けることはありません。最後まで力を出しきってくれました。4分3秒2で優勝でした。走った4人だけでなく3年生の「想い」を背負って走ってくれた良いレースだったと思います。昨年アンカーを走ったmisatoも応援してくれていました。このつながりがすごく嬉しかったですね。

全員が笑顔で終われるというのはなかなかあることではありません。今回は最高の形で終われたのではないかと思います。昨年に引き続き女子は総合優勝とトラック優勝を果たしてくれました。本当に名誉な事だと思います。今回はトラック種目の活躍が凄かったと思います。短距離種目では5種目優勝を果たしました。これは選手の取り組みの結果だと思います。うちの選手の人数で総合優勝できるというのは簡単な事ではありません。長距離は0ですから更に難しいと思っています。それをやってのけたというのは選手の気持ちの強さだと。

最後に戻ってから3年生を交えてミーティングをしました。また別に書きます。
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県体2日目~400mH~

2010-10-26 | 陸上競技
400mHも800mと同様に強い雨の中で行われました。補助競技場の問題点は雨が降った時に対応が出来ないことです。アップする場所もありませんから身体がなかなか温まりません。それでもレースは実施されますから記録が狙いづらい状況にあります。

男子400mH、1組目に2人出場しました。kazukiは400mHで入賞を狙える力があります。ハードル練習が不足している部分がありますがきちんと走れれば十分戦える可能性があると思っていました。レースが始まると最初の1台目の入りまでが少し遅れてしまいました。そのまま2台目を越えようとした時にハードルに脚を引っ掛けてしまい転倒寸前の状態。なんとか持ち直してくれました。本当に危なかった…。そこから追い上げを見せて組の3着でフィニッシュ。記録は60秒09でした。本人としては納得できるものではなかったかもしれません。2組目の1着が60秒07で入ったため残念ながら4位となり賞状を手にすることは出来ませんでした。それでも後半の走りは非常に良かった。合格点の走りだと思います。fujinoは60秒5で5位に入りました。練習をしていないのにこれだけ走れるというのは強いのかめしれません。

女子はmikiが出場。今回は大会記録、県記録の更新を本気で狙っていました。この1年間色々あって自分らしい走りが出来ない事が多かったですが、最後の1ヶ月で気持ちが変わってかなり前向きになりました。それに伴って走力も数段上がりました。この辺りはまた別に書きたいなと思っていますが、悪くても63秒台は出せそうな感覚がありました。今の県内であればrina同様、別格だと思える強さを感じていました。
前述のようにこの天候ではなかなか記録が出づらい状況だというのはわかっていました。それでも行けると思っていました。

実際のレース、これまで上手くいかなかった部分を繰り返しやってきたのでかなりスムーズに走れました。17歩から18歩への切り替え、18歩から19歩への切り替え、10台目まで19歩という理想的なレースでした。10台目を越えた瞬間涙が溢れました。最後のレースで今までやってきたことが全て出せた。これまでの苦しみを知っているだけに本当に嬉しかったですね。タイムは65秒33、目標としているタイムには届きませんでした。周りの先生方からも天候が良ければ63秒は間違いなかっただろうと言ってもらいました。記録としては昨年出したベストを0.07秒更新しました。この少しのタイムの短縮には言葉には表せない大きな意味があると思っています。本当に最高の走りを最後に見ることができました。感謝。

400mHには私自身かなりのこだわりがあります。自分が現役時代に取り組んできた種目ですから。mikiが1年生の秋から400mHを始めてこれまで多くの事を勉強させてもらいました。mikiが400mHをやらなければこれほど深くこの種目に対して考えてこなかったかもしれません。最後のレースで積み上げてきた事が全て出せたというのは大きい。これで本人も前に進めると思います。

本当に良いレースでした。
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