kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

城ケ島 その3

2011-05-10 08:43:15 | 観光

北原白州碑 

 

雨は降る降る 城ヶ島の磯に 
 利休鼠の 雨が降る
 雨は真珠か 夜明の霧か
 それとも私の 忍び泣き

 舟は行く行く 通り矢のはなを
 濡れて帆あげた 主の舟

 ええ 舟は櫓でやる
 櫓は唄でやる
 唄は船頭さんの 心意気

 雨は降る降る ひは薄曇る
 舟は行く行く 帆がかすむ

 

白秋は当時、三浦三崎の現在の城ヶ島大橋の真下あたりに住んでいたらしく、「左に通り矢の岩をのぞみ、正面に城ヶ島の遊びヶ島をながめて」、通り矢や城ヶ島に降る雨を飽かず眺めて暮らし、芸術座音楽会のためにこの歌を詠んだといいます。利休鼠の雨の色とは、緑の木々を煙らせるような色らしいです

 

時々口づさむ歌で、懐かしい歌である。車渋滞を乗り越え来て良かった。(136)