読書三昧(25年12月)
あけましておめでとうございます。窓から見える青空で、「命」増量中です。
12月に読んだ本
東野圭吾『探偵ガリレオ』
伊坂幸太郎『死神の浮力』
首藤瓜於『脳男』
中村文則『掏摸』
原田マハ『ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言』
誉田哲也『ソウルケイジ』
菊川俊朗 句集『ずつと鬼』
原田マハ『ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言』
昨年日本でも公開されたパリのクリュ-ニ-中世美術館所蔵のタピスリー『貴婦人と一角獣』をモチーフにしたもの。このタピスリーを私も見たが、作品の世界に引き込まれる不思議な魅力がある。
小説ではこのタピスリーに強い思いを持つジョルジュ・サンドの関わりが描かれる。
相変わらずよどみない筆致で読ませるのだが、『貴婦人と一角獣』を夢見る部分はちょっと情感を込めすぎか。
この小説は今後書かれる長編『ユニコーン』の序章的な位置づけとなるものだそうだ。完成が楽しみ。
誉田哲也『ソウルケイジ』
警部補姫川玲子の活躍する警察小説の第二弾。一冊目の『ストロベリーナイト』より軽い感じで読みやすい。登場人物それぞれの個性がはっきり描かれており、スト―リも面白い。
菊川俊朗 句集『ずつと鬼』
人間は一つの仮説冬銀河 俊朗
自分も「ソウルケイジ」読みましたよ。
面白いですよね。
タイトルのソウルケイジには「魂の檻」と「刑事魂」という2つの意味があるそうです。
事件の関係者が置かれていた「魂の檻」と
真相を追う2人の「刑事魂」を十分に楽しませてもらいました。
確かに登場人物それぞれの個性がはっきりと描かれていましたよね。
「ブルーマーダー」は読んだので、あと「シンメトリー」と
「感染遊戯」と「インビジブルレイン」です。
「インビジブルレイン」は映画で見ましたが・・・。
自分はすべて読みましたよ。
どれも良かったです。(笑)