治療家の先生は心から思っているのだろうか。
患者さんも、そう思っているのだろうか。
人間の体って、すぐに歪みやすいの、すぐには良くならないだの、ほっとくとどんどん悪くなるだの。
そっちの言葉が氾濫しすぎているような気がするよ。
スゴイ先生になると、会った瞬間に悪いところがわかるんだって。
勝手に手が悪いところ(患部)にいっちゃうんだって。
大した能力だよね。僕も、そうなりたあい。
そういう先生の能力って、すごいなー、と思っていたのですが。あるとき、ふと、こんな考えが頭に浮かんだんですよ。
「それはね、患者さんの治癒力・生命力が、先生の手をひきつけているんだよ。ほら、ここに手を当ててよ、とね。すごい能力の持ち主とは、実は、患者さんの方だったんだよ。患者さんは、、、もとい、人間は、治すために内部の力・外部の力、ありとあらゆるものを総動員できる力をもっているのさ」と、、、。
ある本の言葉に、こんなのがあります。「真の偉大なるヒーラーとは、難病から回復した患者自身のことである」。
さて。
治る力は、どこにあるのか?
先生の手か?
人間の内部か?
人間はスバラシイのか?
欠陥品なのか?
自分の見ている世界は、、、どっちなのか?