曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

今日から 早生みかんの収穫が始まりました。

2019年11月29日 | 日記

今日の椿

我が家で播いた実生の椿です。白い椿は日向大社、赤い椿は紅小春と勝手に名づけました。

 


 ようやく今日から早生ミカンの収穫に入りました。早生みかんとは早く取れるみかんと言う意味でしょうが、本当においしくなるのは12月になってからだと思います。我が家では完熟になるのを待って収穫を始めます。一般的にはお店で売られるみかんは、極早生みかんが10月、早生みかんが11月、そして12月になると中生みかんと呼ばれる普通温州が出始めます。昔から市場や小売店は早出しされたものを売りたがる傾向がありますので当然未熟なみかんをお店で売ることになります。消費者の皆さんはそのような流通の仕組みはご存じないので早出しされた未熟なみかんを当たり前と思って買わされています。本当に熟するまで待てばみかんももっと美味しくなるのですけどね。経済の流れというものは何処を中心に回っているのでしょうね。私の所のみかんはそんな流れに少し逆らってみています。「美味しいのが一番」と思っています。

それから、みかんの品種についてのことは消費者の皆さんはほとんど知らないと思います。みかんは温州みかんと言う品種として一括りにされていて、早く食べられるものも遅いタイプのものもみんなお店では「みかん」として売られています。早いタイプのみかんが早生みかんで、遅いタイプのみかんは普通温州みかんと言う風に分類はされていますが、品種的にはみんな「みかん」なのです。リンゴの場合早いタイプの「つがる」というリンゴがあって、遅いタイプの「ふじ」と言うリンゴがありますが、これらはリンゴで一括りにされることはなく別の品種として扱われます。みかんと八朔のように別扱いされます。早生みかんも普通温州もルーツがいっしょなので同一品種と言うのは仕方がありませんが、中袋が柔らかくて減酸の早い早生みかんと、中袋が硬くて年明けにならないと美味しくない普通温州は別種と考えて扱ってもいいのではないかと私は思います。消費者の皆さんにはその方が分かりやすいのではないでしょうか。まあ、私がそう思っても世の中の習慣はおいそれと変わることはありませんからね。

みかんの収穫は私一人でははかどりませんのでお手伝いの方々に来ていただいています。今日は今まで馴染みの方5人と全く初めての方が2人の合わせて7人でした。木の小さい園地だったので良くはかどりました。しばらく良い天気がつづいてほしいところです。

 


みかんもぎの朝

モルゲンローテに染まるみかん畑

 

みかんもぎが始まりました。

みかんもぎ初めての方は瀬戸内海の拡がる景色に感動していました。

 

午後の海

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿