曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

冠高原の カシワアカシジミ

2012年06月29日 | 日記

広島県 冠高原の牧場

立派なおっぱいとお尻 ???

ねーあなた !   わたしたちの牛乳を飲んでますか?     △△ヤス牛乳でーす。

 


  広島県と山口県と島根県の県境の少し東側に位置する山が冠山です。その山の中腹に広がる高原が冠高原です。今回師匠に誘われて私は初めて行ってみました。高原には牧場が沢山あって牧草地と落葉広葉樹林が混在しています。昔は冠高原スキー場のあった所ですが今はリフトもレストハウスもありません。

冠高原には柏の木がたくさん生えていてその木の葉を食べて育つ珍しい蝶がいます。カシワアカシジミと言う蝶です。カシワアカシジミとアカシジミはとてもよく似ていて昔は区別がなかったのですが1993年にはじめて別種であると認められたそうです。カシワアカシジミは青森から北海道に沢山いるのでキタアカシジミとも呼ばれます。北の方にいるはずのカシワアカシジミがなぜか冠高原にだけ飛び地として生息しています。東北や北海道にいるキタアカシジミと広島の冠高原のカシワアカシジミとを区別するため冠高原のカシワアカシジミをミナミアカシジミとも言います。私は初めてその話を聞いた時、キタアカシジミとミナミアカシジミはともにカシワアカシジミで?????  どういうことかよく分かりませんでした。その前にカシワアカシジミとアカシジミとの違いも分かったようで分からなかったりして・・・・・。アカシジミは全国にいてカシワアカシジミは限られた所にしかいなくて、アカシジミの方がカシワアカシジミより少し早く出てくるらしいのですが、両方混在する所もあるとか。かけ合わせると1代雑種はできるが2代目はできないとかいろいろあって不思議な蝶です。

とにかく見比べて下さい。


カシワアカシジミとアカシジミ

 

カシワアカシジミ

 

突然飛んで現れたカシワアカシジミはこんな草原にとまりました。

 

飛び立ったので追うと今度は草の茂みの中に落ちてしまいました。しばらくすると奥の方から這い出して来てようやく姿を見せたところです。

 

草に登ったかと思うとまた落ちてしまいました。しかたなく草むらの底の方から手に載せて救い出しました。

 

次に飛んで逃げたところはクヌギの木の枝です。

 

 

カシワアカシジミの飛翔

この蝶は生まれたばかりだと見えて飛翔はまだおぼつかないところがありました。これなら飛翔写真がとれるとずいぶん沢山シャッターを切って見たのですがきわどい所でみんな距離が合っていませんでした。マクロレンズは被写界深度が浅いので数センチずれただけでボケてしまいます。ピントが合った時には周りがうまくボケて面白い写真になるのですが運次第です。

上の拡大

上の連続

上の拡大

見事ピンボケばかりの飛翔写真でした。失敗するから楽しいんですよね。


おなかが大きくて多分雌ですね。

黒色の弧はあまりきれいな台形ではありませんが、内部の白線には輝くように白い鄰プンがありません。カシワアカシジミの特徴です。

風に吹かれて閉じていた翅がめくれました、エッチ !

 

ここまでが冠高原のカシワアカシジミの写真です。

この日はカメラの設定ミスがありまして全部画質が良くないのです。残念でした。

前日の夜部屋の中でルリタテハの幼虫を撮った時設定を変えてそのまま元に戻すのを忘れていました。だれでもこんな失敗がありますよね。早く気が付けばよかったのですが蝶に夢中でシャッターを押すことしか頭になく夜編集をする時まで気づきませんでした。    


アカシジミ


黒い線が円弧を描いています。翅の内部の白線は白く輝いています。

カシワアカシジミより赤みが強い。

アカシジミは栗の花が好き。

 

カシワアカシジミとアカシジミとの違いは分かりましたか ?????

 


今日の音楽

 

 http://www.youtube.com/watch_popup?v=8yjnLmv1hHU&vq=medium

 

 ランランさんのChopin です。ありがとうございます。

ベルリン フィルハーモニーでの演奏のようですが一度行ってみたいですね。

 

 http://mikebm.files.wordpress.com/2008/09/berlin-philharmonie.gif

 


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1 コメント

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今日の音楽 (らんらん)
2012-06-30 05:58:33
http://www.youtube.com/watch?v=8yjnLmv1hHU&feature=related


再び ランランちゃんです。
ショパンとリストは、性格も音楽性も演奏スタイルも対照的だったそうなので、続けて載せてみました。
前回のランランちゃんは、ロックスターのように派手派手でしたので、
今日は、しっとりと正統派っぽく
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