曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

春の冠高原

2013年04月30日 | 日記

今日の花

 

今 山で目立つのは山藤の花です

 


 今年の連休は中に谷があって大型連休とは言い難いという人がいました。私にとっては谷があろうが山があろうが連休は関係ありません。ただ、いまの時期は気候はよくて山の木々や花は美しく山登りには最適のシーズンかもしれません。先日27日に行ってきた広島の冠高原の様子を紹介いたします。実は1月か2月に一度冠高原へ雪景色を見に行きたいと思っていましたがなかなか暇ができず行けませんでした。若いころはスキー大好き人間だったので雪が降るともうわくわくしていました。全国の積雪便りを見ながらあそこが良いかこちらが良いか悩みながらそれだけでも楽しかったことを覚えています。今はもう積雪便りを見ることもありません。冠高原も今はスキー場はなくて荒れ果てたヒュッテなどが残っているだけです。ゲレンデだった山の斜面には松の幼樹などが生え始めていてまもなく草原も山林になってゆくのでしょう。

ここは標高800m近くありますのでやはり春の訪れは遅いようです。里では桜はとっくに終わり薄紫の山つつじももう見当たりませんが、ここでは山つつじは盛りで山桜も少し残っていました。柏の樹やクヌギなどもまだ新芽を吹いていませんでした。初夏の頃ゼフィルスの飛ぶのを見に来るころには林も濃い緑に包まれて鬱蒼としています。その林を今歩くととても明るくて気持ちの良いものでした。

昨年の秋にも紹介しましたが高原の道路沿いにエレファントスイーツというお店があります。そこでコーヒーを飲んで帰ろうと思ってやって来ました。私が店に入った時には誰もいなくてさみしいような嬉しいような変な気持でしたが間もなく山登りの一団が山から下りてきてにぎやかに店に入ってきました。やはり連休だなとほっとしました。コーヒーに手作りケーキをよばれて帰途につきました。

 


4月も末なのに春まだ浅い冠高原

 

初夏にはゼヒィルスたちが群れる柏やクヌギ

ゲレンデの草原には松が生え始めています。

草の芽吹きもまだのようです。

冠山でしょうか。私は登ったことはないのでよくわかりません。

ここからはいつも私が歩く林です。でもここで人に出会ったことがありません。一回り20分ほどの手頃な散策コースですが皆さんこんなところは興味ないのでしょうか。林の木々が出すフィトンチッドをいっぱいに吸い込み、小鳥のさえずりを聞きながら花や虫を眺めて歩くのは私にとって気持ちの良いことですが。排気ガスのにおいと町のめまぐるしい光と人を興奮させる音楽と騒音に浸っている人にはこんな静寂と光は耐えられないのかもしれません。

コツバメが飛び立ちました。

牧草地です。

春の林は夏とは全く別の世界です。来年はぜひ雪景色も撮りたいものです。

レンゲつつじの咲いたところも見たいですね。

春だけしか見られないミヤマセセリ

 

 

林を抜けて牧場のあるところに出てきました。

里では終わっている水仙もここではまだ盛りです。

白樺が1本

御苦労さんです。私も毎朝みなさんのお世話になっています。

まだサクラが見られるなんて嬉しいですね。

 

お目当てのお店

一口食べてから撮るなんて私ってよほどいやしいのですね

山女たちがどやどやとお菓子を買いに来られました

 

つぎに来るのはゼヒィルスの6月です。

 


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