医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

リッチな貧困

2010-12-21 09:02:08 | 薬局
何とかしないと。

「医療介護費、通常の12倍」
これって何だか分かりますか。
リスファックスの記事からである。
大阪市における生活保護者の調査で分かったことだ。
高齢の生活保護者に過剰な訪問診療を繰り返している可能性が疑われている。
何でも1ヶ月の医療費と介護費が4万2,000円になり、通常の通院患者に比べ12倍になるらしい。
12倍はちょっとオーバーな気もする。
4万2,000円の12分の1は3,500円だからだ。
この数値は何か勘違いじゃないかと思うが…。
勘違いは自分か?

生活保護者は医療費も介護費も扶助で賄われ自己負担はない。
それをいいことに医科、歯科、調剤はやり放題だ。
ちょっと表現は悪いが事実に近い。

実は、私が以前やっていたベンリー薬局の多くの患者が高齢の生活保護者だった。
貧困ビジネスとなるのかどうか分からないが、高齢者下宿への薬の配達だ。
医師は月に2回訪問診察に来る。
これは在宅時医学総合管理料の算定要件となっている。
そこで2週間分の処方せんが出るが中身は濃い。
処方単価は12,000円前後となる。
さすがに、そこで歯科診療は入っていなかったが、医師の訪問診療だけでも月間40,000円近くになる。
薬局でさえも月に2回の処方せんで24,000円になる。
合わせるとすでに64,000円となる。
さらに介護サービスは、介護施設ではないので外付けとなり、要介護度の限度額を有効に活用している。
で、利用者は食事代と部屋代の負担で済む。
因みに、老人下宿とは高齢者が部屋を借り食事を出している、一見有料老人ホームの様だが、届出をしていない無届有料老人ホームのことである。

いつだったか忘れたが、生活保護者への薬剤は後発品をと言った話があった。
それもありかと思わせる。

ついでに言っておくと、ここでも残薬は山ほどあった。



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