ちょっとしたきっかけがチャンスになったり、ピンチになったり、受け取り方の問題のようだ。
楽天グループが自前で薬局を持つそうだ。
先日から話題になっているアマゾンは今のところ自前の薬局は持たないようだが、事業の拡大によっては自前の薬局を持つだろう。
上記の強みは宅配にある。
今の時代は横着な人間を生み出している。
コンビニでさえも”何とかナウ“で、最短20分で注文した商品が自宅に届くサービスを開始している。
届ける身にもなって欲しいものだ。
従来からの調剤薬局も薬のお届けサービスに力を入れている。
ウーバーイーツやウォルトなどを使ったサービスである。
何度も言っているが、これからは薬局から患者までの最後の物流の勝負になる。
どのように届けるのかの工夫が求められる。
いわゆる“ラストワンマイル”への挑戦だ。
このブログで何度も伝えているが配送料などはサービスの対象になる。
”無料“という料金設定もある。
これにクレームを言うのは負け犬になる。
いかに効率よく希望の場所に届けられるのかが生き残りの鍵だ。
今までが良すぎたと過去に感謝するべきかもしれない。
楽天グループやアマゾンが処方薬への参入をするきっかけとなったのが、くどいようだが電子処方箋と調剤業務の一部外部委託に起因するところが大きい。
そしてどちらも大きな潮流となって襲ってくる。
電子処方箋は少なくとも5年以内には普通になるように思う。
調剤業務の一部外部委託が全部外部委託になるのも5年後くらいじゃないだろうか。
楽天グループやアマゾンはそれを見込んでの仕込みと考えられる。
大手調剤チェーンやドラッグスなどは協業、連携で対応が始まる。
気を付けなければならないのは取り残される中小薬局である。
先ず、中小薬局には情報が少ないのか危機感がない。
情報があっても分析し、それを戦略思考に転換する術がない。
そして何よりも“茹でかえる”で変化に対して対応しようとしない。
それはそれで、今まで培ってきたものでのクロージングも素晴らしい。
ただ、そんな気持ちで息子に事業を継がせてはいけない。
息子が苦労するだけだ。
あなたの時代が良かっただけで、息子の時代には通用しない。
苦労するだけだ。
継がせたいなら時代の変化を知るチャンスを与えて欲しい。
それに反応できない息子には継がせてはいけない。
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