残りわずかに福の期待が持てるのか。
メディアさんからの許可を得たので、あえてファーマシー・ニューズブレイク(PNB)からとするが、薬学生内定調査の結果を公表している。
それによるとアインHDが600人、続く日本調剤が500人、以下ウエルシアHD(407人)、スギHD(370人)、クオールHD(350人)、総合メディカルG(250人)、マツキヨココカラ&カンパニー(230人)、ツルハHD(184人)、メディカルシステムネットワーク(96人)となっている。
はっきり言って凄い。
毎年の新薬剤師合格数は約1万人弱である。
上記の合計は2,987人ですでに3割りを占めている。
残りわずかとなった。
最近の学生は安定志向だ。
出来るだけ規模の大きな会社を選択する傾向がある。
ただ、入社後どうなるのかなどはわからない。
アインHDは昨年秋の内定者が620人もいた。
毎年600人からの新薬剤師を採用しているので、会社に薬剤師があふれてしまいそうな気がするが、今年も目標が600人となっている。
溢れないのはなぜなのか。
まさか消されたってことは…あろうはずもない。
聞くところによると大手の会社には5年生の段階で隠れ内定者がいるらしい。
しかも国家試験に合格できそうな優秀な学生だと聞く。
彼らは就職活動の煩わしさから早く解放されるために、合格できそうだとなると早めに内定を決めてしまうそうだ。
従って、内定者の“歩留まり率”がいいらしい。
となると、残りの学生はどうなるのか。
実際に、関係する先の内定者合格率はすこぶる悪い。
半分合格ならいい方かもしれない。
昨今は新薬剤師の質がどうなのかと頭をひねる経営者も多い。
計算が苦手なようだ。
一般的な知識に欠ける。
もちろんマナーも知ってか知らずか驚かされる。
新薬剤師の確保に焦って変な紹介業者に頼るのは考えものだ。
だますつもりはないかもしれないが痛い目に合うこともあると聞く。
どちらにしても大手でしっかりスキルを磨いた薬剤師を後から確保するのもいいかもしれない。
最近では悪徳な紹介業者が増えてきたと感じます。
先日、管理薬剤師のヘッドハンティングを行っていると豪語する紹介会社からTELがあり、いろいろと深堀つつ話を聞くと、ヘッドハンティングという名のただの登録制の人材紹介。しかも理論年収の80%を紹介手数料として貰うとな。
恐怖。
いろんな手口があるので、上手い話にはトゲがある。
何ごとも簡単に信用してはいかない!