医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

だましだまし

2013-08-23 05:50:02 | 薬局
本気でお国のために…。

既に、ブログでも紹介しているが、社会保障制度改革の工程表と位置づける「プログラム法案」が21日に閣議決定した。
これに基づき今秋に開かれる臨時国会で成立させ、年明けの通常国会に医療と介護の関連法案の提出となるらしい。
これらは消費税率の引き上げが前提となっているらしいが、その前提が崩れてしまうとどうなるのか。
未だ決まらない消費税増税を国民は何と見るのか。
そして、このプログラムが選挙後に急に出てきた様な気がするのも気のせいか。

そのプログラムが本気かどうかも納得がいかない。
納得がいかないと言うより思いっきりが感じない。
先ずは70歳から74歳までの医療費窓口負担の引き上げを、一挙に2割に引き上げるのではなく、新たに70歳になる人から5年かけて段階的にとある。
そんな流暢なことでいいのだろうか。
国の借金は既に1,000兆円を超えている。
年度末には1,100兆円も夢ではない。(こんな夢はいらないが)
この窓口負担だけでも毎年2,000億円もある。
これは08年の実施が政治的な配慮から見送られてきている。
少なくても1兆円は節約できたはずだ。

そう言えば「聖域なき構造改革」では2006年から5年間で医療費を1.1兆円削減とあった。
その結果、いくつかの病院が倒産の憂き目にあった。
これを小泉改革のせいにするのはちょっと考えものだ。
先日もある医療法人の経営状態を垣間見る機会があった。
正直なところ完璧なる“茹でカエル”状態だった。
過去の金満体質から抜け出せない。
見栄と欲望が事業を無理やり継続させている感じがした。
これでいいのかと思いながらアドバイスする自分にもちょっと嫌気が差した。

世の中は本当のことが通用しない。
本当のことを言い出すと消されかねない。
しがらみが多過ぎる。

今回の社会保障制度改革はもっとシビアに、もっと真剣に本音で考えて欲しい。
今じゃなくて、これからのために。

今日から東京でのHSEセミナーが始まる。
当社にとって月に一度のお祭り騒ぎだ。
これが終わると、今月も乗り越えれた安堵に満ちる。
さぁ、本番だ!


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