医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

これでは

2015-09-15 05:53:42 | 薬局
やって当たり前なのに。

"かかりつけ"の議論が大詰めを迎えている。
その中で気になるのが医師と歯科医師は"かかりつけ"医師や歯科医しだが、薬局側は「薬剤師・薬局」となっている。
しかも薬剤師が先で薬局が後になる。
医師会側から言わせると1人の患者をしっかり管理するには担当の医師が必要だ。
だから薬局ではなく薬剤師の存在が重要だとしている。
確かに理屈だ。
何かここら辺からすでに"かかりつけ"議論で負けている。

この"かかりつけ薬剤師・薬局"に調剤報酬がつく、つかないの話もあるが、かかりつけの内容を確認していただくと分かるが、極めて当たり前のことのような気がする。
やっていなかった今までが恥ずかしいくらいだ。

中医協の薬局側委員が、薬局のかかりつけ機能として、服用薬の一元的・ 継続的な薬学的管理・指導による重複投薬や相互作用の防止、残薬の管理、後発品 の使用促進、在宅医療への取り組みなどを挙げ、「かかりつけ機能を強化して、こう したことを地域のかかりつけ医と連携して行っていきたい」として、「次期改定ではそのよう な視点での評価をお願いしたい」と調剤報酬上の対応を求めたそうだ。
何でもかんでも報酬が出るからやるって考え方を変えないと、いつまで経っても国民の評価は得られない。
また、逆に考えるとかかりつけ機能を有する薬局の報酬が増えると患者負担も増える。
患者は負担が増えてもかかりつけ機能を欲しがるのだろうか。
どうも患者の心ここに在らずになっているような気がする。

今回の"かかりつけ薬局"または"健康づくり支援薬局"は単に看板にかける程度で報酬は別モノだと思う。
報酬で評価されるのは「基準調剤加算」の部分だ。
この算定要件が厳しくなる。
今からでも見直しが必要だ。
さらに「薬局の求める機能とあるべき姿」も怪しい。

そろそろ「健康づくり薬局」も「かかりつけ薬局」の議論も終わりにした方が良い。
偉い人の時間が無駄なような気がする。




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