医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ちょっと出遅れ!

2013-08-01 08:06:12 | 薬局
今度は、何が言いたいのか。

またも日医総研がワーキングペーパーを出してきた。
そろそろ何か言わないと“沈黙は金なり”などとあるが、これでいいのだろうか。
“雄弁は銀”なんだろうか。

なぜこの時期に医薬分業バッシングが続くのか。
今回は院内と院外の違いが得々と書かれている。
シミュレーションの結果1.3~1.5倍の負担差が生じているとしている。
確かに、院内の調剤に関する評価は低い。
同じ業務をしながら1物2価は納得がいかない。
院内の調剤基本料は8点で、調剤料は内服等が9点と外用等が6点しかない。
これでは院内の薬剤師の発言力は小さくならざるを得ない。

先日、日本薬剤師会が主催した平成25年度「医薬分業対策担当者全国会議」の中でも、分業批判に対する強い危機感が出ていたそうだ。
薬剤師は患者から見えない調剤室の中で、処方せんをチェックし、正確に調剤しているため姿が見えないなどの意見が出ていたらしい。
これは医療機関の中でも同じ様に処方せんをチェックし、正確に調剤が行われている。
そこの評価はどうなるのか。
もっと異なる視点から分業のメリットを訴える必要を感じる。
そして、昨日今日に始まった議論じゃない。
医薬分業が国民にとってどの様なメリットがあるのか。
これを示さない限りバッシングは避けられない。

厚生労働省は24年度「一般用医薬品販売制度定着状況調査」を公表した。
それによると第1類について「購入者が直接手に触れることが出来ない陳列になっていた」は前年度比4.3ポイント増の89.1%、「購入しようとした際に説明があった」は5.5ポイント増の60.7%、「相談に対して適切な回答があった」は0.2ポイント増で95.3%だったそうだ。
こんな所にもプロの仕事が見失われている。

最近、サプリメントの効能効果が認められると聞いた。
こんな事を認めさせていいのか。
薬剤師は“薬の番人”だと思う。
この薬には似たものも全てがあてはまる。
国民が迷わないために。
混乱させないために。
どうもこの機能すら見失われている様な気がする。

朝から雑誌の原稿を作成していて、気がついたらこんな時間になっていた。



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コメント (4)
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