医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

3年目の初心

2012-01-10 05:13:43 | 薬局
ささやかな記念日だ。

1月10日は私の東京上陸記念日です。
2009年の11月に東京で仕事がしたいと思い、12月15日に部屋探しのため上京した。
この間に1月から始める予定のHSEセミナーの準備と、知り合いへの呼びかけを行い、年明け早々の引っ越しである。
それが1月10日(日)で、翌日が成人の日だった。
第1回HSEセミナーは1月22日(金)・23日(土)である。
このHSEセミナーは薬局・薬剤師が地域の中でどの様に生きていくのか、その時に必要なことは何かなど、自分自身でも成し得なかった大きなテーマを持って始めた。
考え方の視点は「医療・介護・住居(地域)」である。
薬だけでは病気は治らない。
薬局はもっと地域に中に、地域とともに存在する。
そのために何が出来るのか。

正直なところ、何の勝算もなく単身乗り込んできた。
家内は何も言わず私の出征の仕度をしてくれた。(ちょっと大げさかな)
私の母親はおろおろしている。
これからの生活なのか、家内との二人暮らしへの不安なのか。
子供たちも「大丈夫か…」と心配していた。
長男は一番下の娘の学費は自分が背負わなければと秘かに考えていたと言う。
次男(今、一緒に仕事をしている)は、務めている会社から給料が出ず、家賃さえも払えない状態だ。
したがって、「おっとうが何しようが自分はそれどころじゃない」と日々の生活に追われていた。
娘も降って湧いたような転身に大学だけは卒業したいと母親に訴える。

そうは言っても決めたことは決めたこと。
自分を信じて自分の道を進む。

さすがに東京に来て数ヶ月は食事を節約するしかない。
後は、家賃やセミナー会場代、講師謝礼など固定費である。
お陰様でスリムな体が出来上がった。
セミナーで使用するコピーも大変だ。
もちろんコピー機などない。(今は、存在感のあるコピー機があります)
ダイソーの5円コピーを利用するが、これが大変なことになる。
先ず時間がかかる。
他のお客がじろじろ見る。
さらにソートできないので部屋に戻ってから組み合わせにかなりの時間を要する。
さすがにこれは無理と諦め、キンコーズ(コピー屋さん)で割高なコピーをする。

そんな事を思い出させてくれるのが1月10日である。
私にとってのささやかな記念日であり、「初心忘れるべからず」である。

お陰様で、支えてくれる人がいる。
共感してくれる人もいる。
振り返って「ありがとう」、そして「感謝、感謝」。
何よりも「ツイてる、ツイてる」と思える幸せがある。


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コメント (2)
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