医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

支えあうオレンジ

2011-09-09 07:16:36 | 薬局
認知してますか?

2012年は団塊の世代が65歳以上になる入口の年だ。
当然のことながら10年後には団塊の世代が75歳以上になる。
まさに超高齢社会が全盛期を迎える。
この時に問題となるのが独居老人と認知症である。
今回は、この認知症について考えてみたい。

厚生労働省は精神科病床での認知症患者の入院のあり方について検討を開始した。
認知症による精神病床への入院患者の半数が退院するまで6ヶ月以上を要することを問題としている。
確かに、認知症には進行を止める薬はあるが、治す薬は無い。
そうなると入院の必要があるのかの是非はある。
そこで省内の有識者が集まり目標値を検討した。
結果は、「2020年度には患者の半数は2ヶ月以内に退院」だそうだ。
軽度の患者の入院期間の短縮を図り、退院後の自宅や施設などで医療や介護が受けられる体制を整備する。
それが出来ないから入院に頼っている現実もある。

アルツハイマー病などで認知症と診断され精神科に入院する患者は2008年に約52,000人もいる。
1996年には約28,000人だったと言うから急増している。
2011年度の精神病床数は約35万床ある。
と言うことは認知症で15%くらいが占められている。
それだけではない。
2025年までに精神病床を27万床まで減らそうとしている。

かくして、認知症は自宅または高齢者施設へとなる。
さて、この認知症の患者をサポートとするのは誰であろうか。

ここにキーワード見っけ!
「認知症サポーター」である。
地域の認知症患者を地域で支えあいながら地域で生活が可能にする。
薬局でも全員取得しているところがあるが、オレンジリングをすることが目的ではなく、本当に地域でサポートすることが大事だ。

期待していますよ!



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コメント (4)
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