医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

やってみなはれ

2011-09-07 06:48:23 | 薬局
それにしても…。

日本新薬の失態は困ったものだ。
悪ふざけにもほどがある。
それを悪びれずにツイッターで中継するのも今どきだ。
って、書こうかと思ったがあまりにバカゲているので中断!

リスファックスに面白い記事が掲載されている。(9/5)
厚生労働省は2012年度までに後発医薬品の数量ベースでの30%が難しくなってきたので、ちょっと荒技を使おうとしているらしい。
処方せんの変更不可欄を削除し、原則すべての先発医薬品を後発医薬品に変更可能とする。
もちろん医師会は猛反対になるだろうが、議論されているらしいから可能性がなくもない。

それと薬剤師への期待も賞味期限が過ぎたと表現されている。
確かに、ここ1年間はほとんど「動かざること山の如し」の状態である。
そうは言っても逼迫する医療費に待ったなしだ。
動いてもらわないとならない。

そこで、処方せんの変更不可欄にサインがあっても最終判断は薬剤師にゆだねると言う案もある。
医師を説得するのではなく、患者の要望を優先させると言うのだ。
だから医師が変更不可と言っても患者が望んだ場合は、後発医薬品への変更が可能となる。
患者を“人質”にしちゃえば医師会も文句は言えまいと高を括っているがどうなるのか。
この仕組みは通知1本で可能なんだそうだ。
この通知1本でが危ない。

話は変わるが長期処方せんの調剤について、「1回の調剤は1ヶ月分を限度とする」と通知が出ると、1ヶ月以上の処方せんはすべて日本型リフィル処方せんになる。
90日投薬は3リフィルだ。
また、調剤業務の見直しとして「処方せんの受け取り時に患者の状況を確認し」などと入ると、または「処方せんの受付の際に」となると薬剤師が受付をすることになる。
後者はハイリスク薬の加算要件だが、既にその予兆は感じられる。
通知の1本は意外に命取りだ。

で、後発医薬品に戻るが、処方せんの「変更不可」があっても患者が望む場合は、後発医薬品への変更を薬剤師が行っていいとなると、果たしてこれは朗報だろうか。
薬剤師はどこまで自主性を発揮できるのか。
こんな仕組みを議論しながら、厚労省の役人は「これだけやって薬剤師は本当に後発医薬品推進を頑張れるのか」と皮肉っているらしい。

やってやろうじゃないか!


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コメント (4)
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