医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

見えない部分を見る

2011-08-01 07:06:45 | 薬局
いよいよ始まった。

高齢者の生活支援として、在宅医療と買物支援が合わさった新しいサービスが始まる。
今回の東日本大震災の影響を大きく受けた石巻で、物流のセイノーHDとコンビニのローソン、そして在宅医療を実施しているクリニックが富士通の開発したシステムで結ばれる。
セイノーの配達員などが高齢者から聞き取ったニーズを、タブレット(多機能端末)を通じてそれぞれが共有する。
これからは買物難民と呼ばれる高齢者が増える可能性が高い、ここへの生活必需品を聞き取りローソンが商品の確保を行う。
もちろん配達はセイノーが担う。
それだけではない。
医師の訪問診察時にも患者としてのニーズを聞き取り、医療・介護サービスへの対応をするが、生活ニーズにも対応する。
要は高齢者の生活に必要なニーズに多方面から対応するというものだ。
その情報システムとしてタブレットが用いられる。
タブレットと言うから私は錠剤かと思っていた。

これは、これから始まる「地域包括ケア」の進化版となりそうな気がする。
ますます増える高齢者であるが、それは単に数だけの問題ではなく独居老人おも増やしている。
今回は震災の被害にあった石巻市での実験であるが、高齢者人口は都市部で爆発的に増加することが予想されている。
地域で支えあう仕組みにITを活用するシステムつくりは欠かせない。

さて、ここからである。
医師が訪問診察を行い、ローソンが生活必需品を手配する。
さて、ここでの薬はどうなるのか?
ここで感の言い方はひらめいたと思う。
ローソンと仲がいい薬局はどこであろうか。
ここは他の調剤薬局に先駆けて「調剤ポイント」も付いてくる。
最近では、ビックカメラとのジョイントも発表された。

何気ない7/29日経新聞の記事ではあるが、進んでいくと影響は大きい。

実は、土曜日に博多で第2回「ネクスト経営塾」(九州ではSPセミナー)が開催された。
今回のテーマは「薬局経営を考える」である。
経営者とはどうあるべきか。
そして、経営とは何かを皆さんと語り合ってきた。
聞きならない「SWOT分析」「PDCAサイクル」など、何となく頭にイメージ出来ればと思っている。
こんな時は私の10年間の社長経験がものを言う。
元社員が聞いたらダメだしされそうだが。

研修終了後の懇親会でも皆さんの経営に対する考えが飛び交う。
そんな所に参加者の意識が芽生えたんじゃないかと安堵する。

次回のテーマは「集客を学ぶ」でマーケティングである。
今から何を話すか準備に追われる。


目指すは薬学ブログ第1位
こちらもお願いします!
人気ブログランキングへ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする