雪煙チェイス (実業之日本社文庫)
大学生が犯罪の疑いをかけられ
その容疑を晴らすため
アリバイを証明してくれる
スノーボーダーの女性を探しに
スキー場に向かう。
舞台は日本屈指の広大なゲレンデ。
白銀ジャック、疾風ロンドなど
と同じくゲレンデシリーズの一つ。
大学生を追いかけるのは
本庁より先に捕らえることを
命じられた所轄刑事の小杉と白井。
根津さん、千秋も絡んでいきます。
雪上結婚式などもあって楽しい展開。
テンポがよく読みやすい物語でした。
元々大学生が犯人ではないと、
分かっているので
安心して読み進めることができました。
この作品は犯人を探すことに、
重点を置かれていなくて、
アリバイを証明してくれる女性を見つけ
冤罪を晴らすのが
メインとなっています。
暗さ、深さは全くなくて
後には残らないですが
愉快な小説でした。
「恋のゴンドラ」のように軽い気持ちで読めるのですが、こちらは内容は軽いとは思わなかったです。
大学生の2人が無罪ということは分かっていますが、ちゃんと「女神」は現れるのか、そして誰なのか、気になって読む手が止まりませんでした。
根津さんたちも出てきたうえに素敵な展開もあって良かったです^^
「恋のゴンドラ」よりは
軽くなかったですね。
大学生の無罪を証明する女神が
現れるのか気になって読み急いで
しまいました。
面白かったです。
根津さんたちも登場しましたね^^