花ごよみ

映画、本、写真など・

所轄魂  笹本稜平

2012-04-06 | 本 さ、た行(作家)


所轄魂

息子はキャリア管理官、
父親は所轄刑事。
その父と子はいっしょに
犯人を追うことになる。


捜査一課から自ら望んで、
所轄の強行犯係長になった葛木。

息子は警視庁捜査一課のキャリア管理官。

ある事件の捜査本部に
葛木とその息子俊史、
そして強引で何かにつけて衝突する
捜査十三係の警部の鬼係長、山岡が加わる。

この親子に反目する山岡。
犯人逮捕に向けての捜査方針を定める過程での
葛木父子と山岡との避けられない対立。

葛木父は親馬鹿を自覚。
息子が管理官として
着任したとういうことで意識過剰に
なってしまったという面も…

…とはいってもほほえましい親馬鹿で
憎めない自意識過剰です。

父の背を見て警官という職業を選んだ俊史。 
この二人の親子関係はというと理想的な関係。
二人ともとてもいい人なんです。

それに対し山岡は悪役を
一手に引き受けています。

山岡率いる一課十三係対この父子+所轄
帳場内での激しい攻防。

犯人検挙に至るまでの
刑事達の火花散る魂のぶつかり合い。

縦横、上下、複雑な人間関係。

所轄刑事の犯人追及の心意気と熱い信念。

割と単調に物語が展開していくので
中盤まではまぶたが重くなる時も…

事件解決へと辿り着くラストは
思わずじんとくる場面もありました。


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浄安寺本堂内の椿 

2012-04-06 | 古寺(花など)

浄安寺本堂では、
境内に咲いている椿の花を、
趣向を凝らした器に挿して、
展示されています。

色々な花器に、様々な枝と、
美しい調和を見せる一輪の椿。

こちらの奥様がひとつずつ、
器と椿の説明を
して下さいます。

全てではないですが、
堂内に置かれた椿です。











4月1日撮影

(京都府久世郡久御山町字佐山)






コメント (2)
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