JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

ハムのための沖縄移動案内⑦

2014-08-19 | シャック便り

ハムのための沖縄移動案内の7回目は「運用編」です。

 
[運用地を探す]
沖縄から本土へはUHFのダクト伝搬を除けば電離層反射(Esも電離層ですね)になります。山に登る必要はなく、公園などまわりが開けた平地で運用できます。沖縄の公園には日除けの東屋があることが多く、ここで運用すると風が通って涼しくFBです。東屋の梁や柱はワイヤーアンテナの片端を固定するのにも便利です。

青天井では熱中症や重度の日焼けになることがあります。季節によってはアンテナ設営等の短時間でも日焼けになることがありますから日焼け止めをお忘れなく。

 
[QRPで運用する]
ローバンドは本土間に比べオープンする時間が短いようです。意外と苦労するかも知れません。

50MHzはEsが出れば簡単に飛ぶと思います。

 
[V/Uで運用する]
沖縄県は元々アマチュア局が少なく、144/430MHzはタクシーの運転手などが使っている程度です。JH1HUK 大島OMが過去にQRVされたような八木アンテナのスタック(4パラ2段とか)でダクト伝搬を狙うのであれば別ですが、一般的には仲間うちでの連絡用以外では144/430MHzでのQSOは難しいと思います。ハンディ機を持っていって小高いところから移動運用というパターンは荷物になるだけであり、那覇近辺でも成果はほとんど得られないでしょう。

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ハムのための沖縄移動案内⑥

2014-08-18 | シャック便り

ハムのための沖縄移動案内の6回目は「離島に行く」です。沖縄本島よりも格段に難しくなります。

 

[飛行機で行く]
沖縄では那覇空港をハブとして主要離島への空路が整備されています。現在定期路線があるのは石垣・宮古・久米島・北大東・南大東・多良間・与那国の各空港です。特に宮古島や石垣島へは船がなく、飛行機でないと渡ることができません。

沖縄で離島便を網羅しているのはJAL系のJTA(日本トランスオーシャン航空)とその子会社のRAC(琉球エアーコミューター)です。ANAは伝統的に沖縄路線に弱く、石垣・宮古行きのみです。逆に伊豆諸島のようにANA系しか路線のない地方もあります。

注意が必要なのがRAC便です。同社は小さなプロペラ機ですので、荷物の制限にご注意下さい。詳しくは日本航空の国内案内に問い合わせて下さい。大きな機材は別送することも一つの方法です。

離島の空港は多くが有視界飛行で離着陸しますから、欠航や遅延のリスクは常につきまといます。島に閉じこめのリスクがある最終便の利用を避ける、船など代替手段のダイヤをあらかじめ調べておくなど自衛手段を取るのがいいと思います。特にスカイマークやLCC利用の際は十分な時間の余裕と自衛手段の事前調査をお忘れなく。

 
台風などで万一欠航になってしまった場合、欠航が予想される場合はすぐ空港に行き、手続きを行ってください。繰り上げ搭乗または以降の便に整理券の発行順で乗せてくれますから、早い番号を取れるよう早く空港に行くといいです。旅行を取りやめ無手数料で運賃を払い戻してもらうことも可能です。

また、途中で飛行機が引き返してしまった場合には以降の便(翌日以降もOK)への振り替えか無手数料での払い戻しかを選べます(ツアーの場合は払い戻しできないこともあるので要注意)。機内や引き返した空港で指示がありますので従ってください。

 
[船で行く]
海に囲まれた沖縄では船も主要な交通手段です。沖縄本島から船で行ける主な島は以下の通りです。
那覇(泊港) 慶良間諸島・久米島・渡名喜島・粟国島・大東諸島
本部港 伊江島
運天港 伊平屋島・伊是名島
平敷屋港 津堅島
安座真港 久高島

「RACと違って船なら荷物を余裕で載せられる」と思ったら小さな船で「荷物はお一人様1つまで」の制限が付く場合もあります。こういう島に行く場合は荷物をコンパクトにするか複数人数で行くしか手がありません。また、船がドック入り(定期検査)になると数日欠航になったり途中で漁船のような小型の代船に乗り換えが必要になるなどの事態が起きることもありますので利用される場合は事前に確認をされた方がいいと思います。

船の中にはフェリーもあり車を乗せることもできますが、多くのフェリーで物流等日常的に利用する車があります。予約がベターです。

ちなみに沖縄本島へは東京・大阪・鹿児島からフェリーで渡ることもできます。しかしながら沖縄本島から先の宮古島や石垣島に渡るフェリーはありません。どうしても愛車を持って行きたい場合は琉球海運の貨物船に貨物として預けるしかありません。詳細は琉球海運に相談してください。ただし同社は旅客の便乗ができませんので本人は空路で渡る必要があります。

沖縄本島周辺は波が穏やかだと1~2mです。この程度なら揺れが少ないですが、台風の接近時や季節風の強い冬はこの限りではありません。冬になると各船とも就航率が落ちますのでご注意下さい。

 
[離島でバスに乗る]
離島でもバスが運行されている場合があります。運行されている島と使い勝手は以下の通りです。◎は使える、○はまあまあ、△は使いにくい、×はほとんど使えない、です。ただし○であっても本島のバスとは比べものにならないほど不便です。

伊江島(伊江島バス) △本数少なく地元民向け
久米島(久米島町営) ◎本数少ないながら飛行機に接続しているので便利
平安座島等(平安座総合開発) ○本数が少なく本島側のバス停がやや不便
宮古島(共栄バス 八千代バス) ×空港アクセスにもならない
伊良部島(共和バス) ×時刻表すらバス停に掲示しない地元民専用バス
石垣島(東運輸) ◎空港アクセスの主役として活躍
竹富島(竹富島交通) ○船に接続運行し便利だが歩いてもいい程の距離
西表島(西表島交通) ○好きな場所で乗り降りできるが本数が少ないのが惜しい
与那国島(最西端観光) △無料だが本数少ない

このほか有償バスが渡嘉敷島・小浜島などにあります。これは正規の路線バスではないが有料でワゴン車等に載せてくれるもので、路線バスのない地域で特例として認められているものです。多くは港と集落の間での利用になりますが、観光協会等にあらかじめ確認して利用して下さい。

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ハムのための沖縄移動案内⑤

2014-08-17 | シャック便り

ハムのための沖縄移動案内の5回目は「情報編」です。離島に行く際や台風接近時などはいかに速く正確な情報を得るかが求められます。

 

[天気予報をチェックする]
沖縄の天気予報は「本島中南部」「本島北部」「大東島」「宮古地方」「八重山地方」で出されています。細かい予報ですと「久米島」が追加されるほか、八重山地方を「石垣島」と「与那国島」に分けて出しています。

気象庁(那覇の気象台)が発表する天気予報や降水確率は実際の天気よりもやや悪目に出されることが多いようです。

なお、船を利用される際は天気だけでなく波の高さもチェックするようにして下さい。行きの船は大丈夫でも天候が急変し帰りが欠航するなんてこともありますから情報収集は欠かさないで下さい。

 

[南部?中部?]
沖縄本島では「北部」「中部」「南部」という言い方がよくされます。天気予報でも「北部」「中南部」という区分けがされています。

これらは
北部 名護を中心とした国頭郡一帯(島尻郡の伊平屋・伊是名両村を含む)
中部 浦添・宜野湾・沖縄市ほか中頭郡一帯
南部 糸満を中心とした島尻郡一帯
でほぼ合っているようです(例外があるのはいつもの沖縄クオリティなので省略)。

ちなみに那覇は「那覇」で別個に扱われることが多いみたいです。天気予報ではもちろん「中南部」になります。

 
[テレビを見る]
沖縄で見ることができるのはNHKと以下の民放局です。
琉球放送(RBC) TBS系 
沖縄テレビ放送(OTV) フジテレビ系
琉球朝日放送(QAB) テレビ朝日系
RBCとQABは全国的にも珍しい同一社屋に2局が存在する放送局です。

日本テレビ系とテレビ東京系は一部の番組を除き見ることができません。滞在中は留守番録画をお勧めします。

もちろん沖縄でも地デジ化されており、小笠原向けの衛星放送を視聴していた大東諸島でも地デジ化を契機に沖縄制作分に切り替わっています。

 
[新聞を買う]
沖縄県は地元紙の保護を目的に全国紙の参入が事実上制限されています。従って那覇など沖縄本島のコンビニで見かけるのは以下の新聞に限られます。

琉球新報(新報)
沖縄タイムス(タイムス)
日本経済新聞(日経) 琉球新報が印刷し販売
新報スポニチ スポニチの沖縄版で琉球新報が発行

琉球新報・沖縄タイムスとも左派系の論調で、全国ニュースの配信元が同じため内容はほとんど変わりません。日によっては大半の記事が両紙で同じということもあります。各紙とも夕刊の発行はありません。日経以外の全国紙については那覇空港内などごく一部で手に入りますが、東京からその日の朝に空輸しているため悪天候の際は店頭に並ばないことがあります。

宮古では宮古毎日新聞、八重山では八重山毎日新聞八重山日報などのエリア紙が販売されており、これらの地区ではエリア紙が主流となっています。

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ハムのための沖縄移動案内④

2014-08-16 | シャック便り

ハムのための沖縄移動案内の4回目は「食事編」です。これも大切な要素です。

 

[お昼を食べる]
大抵の島には食堂があります。沖縄そばとポーク卵・ゴーヤチャンプルーなどいくつかのメニューが並んでいるのが典型的なパターンです。食堂にもよりますが、一般的に地元向けの店では分量が多めです。沖縄そばなんかは「小」が本土で言う「並」であることが多いです。

食堂で「ゴーヤチャンプルー」とあれば本土で言うところの「ゴーヤチャンプルー定食」だと思ってください。ご飯とみそ汁が付いてくるのが普通です。居酒屋のように単品になる場合もありますから心配な人は確認してから注文してください。

注意が必要なのが「みそ汁」と「ちゃんぽん」です。みそ汁は「みそ汁定食」でして、サービスのみそ汁より大きなお椀で具材が多いみそ汁とご飯の定食です。ちゃんぽんは本土では太い中華麺の上に野菜や魚介類などを炒めた具材を乗せた中華スープの麺類ですが沖縄では平皿に盛ったご飯の上に卵とじした野菜炒めが乗ったものです。

また、多くの食堂では「持ち帰り」ができます。焼きそばやちゃんぽん、タコライスのような持ち帰りやすいメニューだけでなくランチなんかも弁当代わりに持ち帰ることができますので相談してみてください。小さな島の場合、食堂は民宿が兼業でやっていたり、港のターミナルに入っていることが多いです。分からないときはこれらを探すと見つかるでしょう。

このほか商店でパンや弁当を売っています。あるいは「パーラー」という軽食を売っているお店があることも多いです。特に小さな島ではこれらの商店が役に立ちます。

 

お弁当は全国チェーンの弁当店やコンビニもありますが、地元の弁当店の方が安くてボリュームがあり人気です。300円前後でご飯の上におかずを無造作に載せたものが一般的です。安いのにかなりのボリュームがあります。

鳩間島など食事を取りにくい島もあります。心配なときは那覇や石垣など大きな町でお弁当を買って持ち込むのも方法です。

 

[本島で安く食べる]
元々沖縄の食堂は分量が多めでお得感が高いですが、さらに安くという方には「最強食堂」をお勧めします。沖縄本島の中南部に7店舗あり、24時間営業でいつでも定食を食べることができます。ワンコインでお釣りが来る安さとボリュームは驚異的です。もちろんさらに分量の多いお店もありますが、探しやすさと営業時間から最強食堂をお勧めしておきます。

一般の食堂でも「ランチ」というボリュームのある定食を扱っています。名前がランチなのに終日やっているケースがほとんどです。

大抵はAランチ・Bランチ・Cランチと名付けられており、Aが一番豪華です。お店によって構成がバラバラですがご飯と汁物に加え、
Aランチ トンカツ+ハンバーグ+オムレツ+ポーク(スパムミート)+唐揚げなど
Bランチ Aから1~2品少ないかトンカツがチキンカツに変更
Cランチ Bからさらに1~2品少ない
というパターンが多いように思います。安いBやCのランチでも十分お腹がふくれ安く食べられます。食べきれないときは持ち帰りOKなのが沖縄のルールですのでお店の人に聞いてみて下さい。

 
このほか幹線道路沿いに多いお昼の弁当を売る「弁当屋」もお勧めです。地元の弁当屋は1食300円台で全国チェーンの弁当屋やコンビニ弁当よりはるかにボリュームがあります。中には店先や店内に飲食スペースを持つ弁当屋もあり、イートインに限りみそ汁やお茶をサービスしてくれるところもあります。みそ汁代わりの100円そば(1杯100円の沖縄そば)を売っているケースもあります。

 
[夜に飲む]
ビールや泡盛は銘柄を気にしなければ離島でも手に入ります。ビールは「県民ビール」とも言われるオリオンビールが一般的で、ほぼ全ての販売店や飲食店で扱っています。オリオンの名護工場でライセンス生産されているアサヒのスーパードライも比較的手に入りやすいです。この他にヘリオス酒造などの地ビールを扱うお店もあります。

泡盛は残波(白)・久米島の久米仙・菊の露あたりが人気のようで、これらのいずれかを置いている店が多いです。いずれもクセの少ない飲みやすい泡盛ですから初心者向きだと思います。

逆にプレミアの付く泡盛もあります。泡波(波照間酒造)、宮乃鶴(仲間酒造)が代表的。春雨(宮里酒造)なんかも少し高い値段が付いています。

県内47の酒造場全てのお酒を揃えたり、古酒(3年以上貯蔵した酒)を出す居酒屋もありますので飲み比べるのも楽しいでしょう。

那覇や石垣(美崎町)、宮古(西里)の繁華街にあるバーや居酒屋は明け方までやっていますから飲むに困ることはないでしょう。一方離島では比較的早い時間に閉店する店もありますから営業時間の確認を。

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ハムのための沖縄移動案内③

2014-08-15 | シャック便り

ハムのための沖縄移動案内の3回目は「生活編」です。移動運用も大切ですが、買い物や宿など生活も考えないといけません。

 

[買い物をする]
日用品や食糧の買い物ならスーパーが便利です。沖縄本島ではサンエー・タウンプラザかねひで・りうぼう(読み方は「りゅーぼー」)・マックスバリュあたりがよく見かけるスーパーです。

サンエー 宮古島が発祥の地元資本。大型店が多く安いので使いやすい Edy使用可
タウンプラザかねひで 鋼材卸が発祥で特に保存のきく商品に強い
りうぼう 以前西友と業務提携していたため店の雰囲気が西友に近く24時間営業の店もあり
マックスバリュ イオン系で24時間営業など本土とあまり変わらない WAON使用可

いずれも夜遅くまで営業していますので、涼しくなった夜に買い物に出かけることもできます。ランチョンミートなど沖縄特有の食材はこういった店で買うと経済的です。なお沖縄の大手スーパーではエコバッグ運動をやっており、レジ袋は有料です。お手持ちのエコバッグを用意しましょう。

これらのスーパーや一般商店の中には米ドルが使える店があります(吉野家なんかでも使える店があります)。米ドルが使えるお店では店内でレートを表示しています。しかしながら小銭は使えず10ドル札などしか受け取ってもらえませんし、お釣りは日本円となります。主に給料をドルで受け取るアメリカ兵へのサービスで行っているもので、本土でのビール券や商品券的感覚だと思って下さい。

 

コンビニがあるのは沖縄本島・石垣島・宮古島・久米島・伊良部島・伊江島だけです。ローソン・ファミリーマート・ココストアがあります。ローソンは本島のみ、セブンイレブンは現時点では未出店です。この他の離島では商店の数が少なかったり、極端な場合は店に看板が出ていないこともあります。営業時間も意外と短かったり、昼休憩(昼下がりから夕方まで一旦店を閉め、夕方に再開する)を取っているお店もあります。宿の人などに聞いて利用して下さい。

アマチュア無線関係は宜野湾市にある沖縄電子、半田ごてなどの工具類はホームセンターのメイクマンが便利です。マイクを忘れた、同軸ケーブルが足りない、半田が取れたなど緊急時に重宝します。

 

[宿に泊まる]
本島中南部では那覇、北部では名護、宮古では平良、石垣では離島ターミナル付近に多くのホテルが集まっています。最近は全国チェーンのビジネスホテルも多く進出し、ホテルの質が上がっているので安いホテルでも結構快適に泊まれますし、夜遅くまで開いている飲食店やお店が多いので便利です。これらを拠点にして移動地へと向かう方法が一般的だと思います。夜間も宿から運用したいということであれば郊外の宿を探すことになります。

離島では宿の確保が一番の鍵になります。「こんな島に行く物好きなんて他にいないだろう」と思ったら大間違いです。離島では工事などで長期滞在される方がおり、意外にも満室ということがよくあります。飛行機の予約を取ったらすぐに宿の予約を。宿以外に食事のできる場所がない島もありますから、予約の際に食事が朝・昼・夕のうちどれとどれが出るのか確認を取りましょう。

あわせて確認しておきたいのが港もしくは空港までの送迎です。石垣や宮古ですと自分で宿まで行かなければなりませんが、小さな離島ですと港や空港まで送迎してくれることがあります。

離島では空港のカウンターを除きクレジットカードが使えない場合が多いです。宿も同様です。台風で島に閉じこめられることもありますから、現金を多めに持って行くか金融機関の確認をしておいてください。

なお、飛行機や船が欠航や引き返しになった場合はすみやかに宿に連絡を取ってください。送迎や食事の用意とかで迷惑がかかるからです。

 
[電話をかける]
携帯電話はキャリアによって大きく異なります。ドコモですと有人島の集落付近であればほぼ100%つながります。

auは「沖縄セルラー電話」という会社になります。こちらもエリアが広くほぼ全域をカバーしています。沖縄セルラー電話のサイトでエリアを確認して下さい。

一方ソフトバンクは小規模離島を中心につながらないことがあります。船の就航確認などで電話をかけることがありますのでグループで行かれる場合にはソフトバンク以外の携帯を持っているメンバーがいるかあらかじめ確認を取っておく方がベターです。

 
[野生生物に注意する]
毒ヘビのハブが代表例です。近年ハブにかまれて亡くなる人は数年に1人出るか出ないかに減っているようですが、それでも沖縄県では年間100人の方がハブに噛まれているそうです。ハブの毒は筋肉などに障害が残ることがあるので特に夜間は草むらや隙間のある石垣、コンクリートの側溝などには不用意に近寄らない方がいいです。

特に本土のオープンが朝夕に限られる7MHz、夜間に限られる3.5MHzなどのアンテナを野外に設営することを考えるのなら、ハブへの注意は怠らないようにしてください。

「那覇だとハブなんて出ないでしょ」と思うのは大間違いです。2012年におもろまち駅近くの那覇市真嘉比で1.3mの大ハブが見つかったケースも報告されています。一方で宮古島、大東諸島、粟国島などハブの生息していない島もあります。ハブがいる島かどうかは地元の方に聞くと教えてくれます。

このほか海ではハブクラゲオニヒトデに刺されて死亡した例があります。また、陸上では巨大なカタツムリであるアフリカマイマイが病原菌を持っているとされますから触らないようにして下さい。

 
[不発弾に注意する]
激しい地上戦が行われた沖縄県では現在でも不発弾が発見されています。工事中に不発弾と気づかず掘り返して爆発し被害を受けたケースもあるようです。台風の後などに浜辺に打ち上げられることもあるようです。

もし不発弾らしき物を発見した場合は絶対に触らず最寄りの警察に連絡して下さい。

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ハムのための沖縄移動案内②

2014-08-14 | シャック便り

ハムのための沖縄移動案内の2回目は最もポピュラーな沖縄本島での交通手段についてご説明します。

【注】内容は執筆時点でのものであり、その後変更されている場合もあります。関係各社に問い合わせの上利用されることをお勧めします。

 

[レンタカーを借りる]
レンタカーは沖縄本島はもちろん、石垣島や宮古島など主要な離島には大抵あります。このほか小さな離島でも宿で貸し出してくれるなどの形を含めればほとんどの島で車が借りられると思って下さい。

沖縄本島で借りるのなら那覇空港周辺が便利です。航空会社や宿泊先などとタイアップして割引料金となっているケースがありますから、よく見比べてみてください。レンタカーを借りれば沖縄本島内なんかは自由に回ることができます。最近は競争が激しいのでカーナビ付きなどでも安いです。ガソリンも税の特例があり本土より割安です。

ただし、レンタカーの中には契約に「本島からの持ち出し禁止」の条項が入っていることがあります。海中道路で本島とつながっている平安座島なんかは大丈夫でしょうが、フェリーで離島に運べないケースも結構あります。契約時に注意して下さい。

もう一つ注意が必要なのが「バスレーン規制」です。路線バスの円滑な運行を確保するため国道58号線などで時間と場所を区切ってバスレーン規制が実施されています。違反した場合は観光客であっても反則切符を切られますので注意してください。バスレーン規制の詳細は沖縄県警のサイトで確認してください。

 
[路線バスに乗る]
沖縄本島・宮古島・石垣島などには路線バスがあります。特に沖縄本島には4つの路線バス会社があり、網の目のようにバス路線があります。那覇近辺(沖縄市のコザ付近まで)でしたら本数が多く、レンタカーを借りるより安上がりです。那覇から郊外へのバスはゆいレール旭橋駅近くの那覇バスターミナルから発着します。

本島の4社は以下の通りです。()は一般的な通り名です。
琉球バス 最大手でくまなく路線を持つ
沖縄バス 2番手で琉球バスに近い路線を持つ(沖バス)
那覇バス 主に那覇市内に路線を持つ(銀バス)
東陽バス 中南部に路線を持ち、他と競合しない路線が多い

運賃は那覇市内は均一、それ以外は整理券による区間制で、4社で統一されています。路線番号も4社で統一されていますので、例えば4社で運行している「111番 名護行き」はどこのバスであっても全く同じ停留所に停車し、運賃も同じです。バスの路線番号は前面の行先表字幕や入口脇の表示板などに書かれています。

ちなみに111番のバスは高速バスと呼ばれ、那覇空港から那覇バスターミナルを経由して沖縄道を名護に向かいます。予約不要で乗れますので使いこなすと便利です。

古い資料だと「沖縄のバスは時刻表通りに来ない」とか散々な評価がされていますが、本島の路線バス会社4社中3社が倒産経験を持つなど経営環境が厳しく、現在は乗客サービスの向上が進んでいます。ダイヤについても本土に近い状態になっています。以前は方向幕や運賃表示器が間違っていても平気で運転している場合があり、運転手に聞かないとはっきりしなかったことがありました。

電子マネーは那覇バスがIDに対応しているのみです。その他は使えず現金払いになります。高額紙幣は両替ができませんからあらかじめ小銭を用意して下さい。

バスがうまく使えるようになると経済的で案外便利です。最近はバスマップも整備され使いやすくなりました。ただし本島のバスは土日になると間引き運転となりますのでダイヤに注意して下さい。

 
[タクシーに乗る]
沖縄のタクシー料金は本土より安価ですので使う機会も多いと思います。バスやゆいレールの運転がない早朝や深夜には特に重宝します。幹線道路を中心に流しのタクシーは多いですし、サンエーなどのスーパーにも客待ちのタクシーがいますので使いやすいです。

また、宮古島では路線バスがあるものの使い物にならないため、レンタカーを借りないのならタクシーに頼ることになります。中心部の平良から空港までですらタクシーに頼らざるをえないのが現状です。空港や市役所、主要ホテルなどには客待ちのタクシーがいますがその他の場所にはほとんどいないため、空港からのタクシーでタクシー会社の連絡先をもらっておくと便利です。

 
[ゆいレールに乗る]
沖縄唯一の鉄道がモノレールの「ゆいレール」です。那覇空港から市内中心部を通って首里駅までを結んでいます。時間のアバウトな沖縄で一番時間に正確なのがゆいレールだとも言われれています。昼間は10分おき、始発は遅いですが終電は割と遅いのが特徴です。

ゆいレールはSuicaなどのICカードは一切使えません。そのかわり1日または2日間乗り放題の乗車券を用意しています(3日券がありましたが廃止されています)。当然ながら1日より2日券の方が割安です。1日券は駅の自動販売機でも買えますが、2日券は改札口にいる駅員から買ってください。これらの乗車券は首里城など観光施設で見せると入場料が割引になりますから、うまく使うとさらにお得です。割引スポットのガイドは改札の駅員に言えばもらえます。

なお、1日券は最初に改札を通ってから24時間有効、2日券は48時間有効ですから夕方に買っても無駄がありません。

ちなみにゆいレールにもラッシュがあります。平日の8時台に県庁前駅へ向かう流れで多くのお客さんが乗ります。それ以外は極端には混みませんので便利だと思います。

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ハムのための沖縄移動案内①

2014-08-13 | シャック便り

最近沖縄での移動運用についてお問い合わせを頂くことが多くなりました。そこで、一般的なお話も含めご紹介したいと思います。

 

一連の説明では
・いつ行けばよく呼ばれるのか(時期)
・どのバンドやモードがいいのか
・どこに行けば呼ばれるのか(場所)
については説明しません。これらは皆さんの今までの経験を活かしてみてください。

 

なお、アマチュア局の免許を取ってから1回も移動運用をしたことがない、といった方がいきなり沖縄に行かれてQRVしようとしても成功する可能性は低いです。

「あれを忘れてしまったのでQRVできない」とか「あれを持ってくれば良かった」といったことに陥る可能性が高いです。まずはご近所で結構ですので移動運用の経験を積んでからにされることをお勧めします。

 

 今回は計画立案など出発前の勘所をご紹介します。

 
[まずは計画を立てる]
何より大切なのが「計画を立てること」です。
・いつからいつまで滞在するのか?
・どこの市町村(または島)からQRVするのか?
・どのバンドやモードにQRVするのか?

「いつ」は電波伝搬だけでなく滞在費にも大きく影響してきます。帰省需要がある年末年始やお盆、観光需要の高い夏休みやGWは飛行機やホテル料金が高くなります。また、沖縄の祭礼(清明や豊年祭など)やスポーツ行事(那覇マラソンや宮古島トライアスロンなど)の日も人の動きが多くなるため飛行機や宿が取りにくくなります。

きちんと下調べをして計画を立てることが重要です。

 
[本土-沖縄間の飛行機を確保する]
計画ができあがったら本土-沖縄間の飛行機を確保しましょう。羽田や福岡など便数の多い空港からですと比較的取りやすいですが、人気の高い本土発午前の便や沖縄発午後の便、1日1本しかない路線ですと早くから満席になることもあります。早め早めの予約がベターです。

本土からの直航便があるのは那覇・石垣・宮古と季節運航の久米島だけです。当然ながら那覇の本数が多く、他の空港行きは本数が少ないです。宮古や石垣への直航を考えるのなら特に早めの予約が必勝法です。

 
[飛行機の選び方のポイント]
移動運用の場合は機材を運ぶ必要があり、一般の旅行者より荷物が重くなります。預け荷物の重量制限に注意が必要です。

JALやANAは1人あたり20kgまで無料で預けることができますが、LCCは荷物を預けると1個目から別途料金が発生します。荷物の個数や重量によってはJALやANAを選んだ方がかえって安かった、というケースも考えられます。荷物の料金も含めた形で事前にしっかり値段を確認してから選んでください

ちなみに私がJALばかり使っているのはJALのマイル上級会員になっており、預け荷物の無料枠が40kgまでに引き上げられているためです。沖縄移動では預ける荷物が20kgをオーバーすることはしょっちゅうで、これでも無料なので重宝しています。

そうそう、帰りにお土産を買うのであればその分の考慮もお忘れなく。

 
[機材の選び方]
基本的には普段からお使いのリグやアンテナになります。それを動かすための電源、同軸ケーブルなども必要なのは普段の移動運用と同じです。

言わずもがなですが、あれもこれもと持ち込むと重量がかさみます。いかにコンパクトで飛ばせる機材を持ち込むか皆さんで考えてみてください。

 
[機材についての注意]
発発は飛行機に積み込めません。燃料は少量でも×。必要なら現地で建設資材のレンタルを利用する方がいいでしょう。

バッテリについても航空会社に事前に相談し、問題ないことを確認してからがベターです。ニッケル水素等は基本的に問題ないと思います。

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8月分QSL発送しました

2014-08-12 | QSL発送情報

8月のQSLをビューロー宛発送しました。
・5/25の沖縄県国頭郡伊江村移動のうち21MHzでのQSO分
・6/21~22の鹿児島県西之表市移動の一部
を発送しました。沖縄移動の分は全て発送が終わりました。
 
しかしながら、以下のQSLは送りきれず未発送となっています。
・6/21~22の鹿児島県西之表市移動の残り
・7/6の大阪府茨木市移動の全て
・7/19~21の福岡移動の全て
・7/26の岡山県備前市大多府島移動の全て
・8/3の大阪府茨木市移動の全て
 
次回は種子島移動の分を中心に発送します。
順次作成し発送していますのでご理解頂きますようお願いします。

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移動耳より情報

2014-08-11 | シャック便り

[福山海運の新船が就航]
石垣-与那国間でフェリーを運航している福山海運が「フェリーよなくに」に代わる新船を就航させました。

新しい船も「フェリーよなくに」で、以前の498tから753tと大きくなり、旅客定員も100名から120名に増えています。速力も引き上げられており、石垣から与那国まで4時間30分(海況によりそれ以上かかる場合もあった)から3時間20分に短縮されています。

フィンスタビライザを新たに装備し「ゲロ船」と有り難くない呼ばれ方をしていた旧船より揺れの点では改善されるようですが船に弱い方はご注意ください。

 
なお旧船はインドネシアで第二の人生を送ることになるとのことです。

 

[伊良部大橋開通後の路線バス再整備を検討中]
宮古島市が2015年1月予定の伊良部大橋開通にあわせて、市内の路線バス網の再整備を検討しているようです。

現在は宮古島の中心である平良から北の池間島方面へは八千代バスが、宮古島のその他方面へは宮古協栄バスが、伊良部島では共和バスが路線バスを運営していますが、八千代バスと宮古協栄バスの平良のターミナルは大きく離れており、互いの連携は一切考えていません。事実上高校生の通学にしか使われておらず宮古空港から平良市街など観光客の利用が見込める路線でも不便なまま放置されています。

 

どうやら現時点では
・バスターミナル(もしくは乗り継ぎ拠点)の整備
・伊良部島からのバスを空港まで乗り入れ
などが検討されている模様であり、市では10月頃を目処に検討結果を公表するようです。

宮古島市ではバス3社に対し赤字補助を行っていますが、近年は補助額が年6,000万円に達するなど重荷になりつつあります。一方で3社に経営改善の努力が見られないのが現状のようで、市長が議会で「今の体系はダメ」と発言するような状態です。3社の路線バス事業を市営化した方がむしろ合理的な経営ができると思われますが、そこまで踏み込めるのかでしょうね。

  
[全日空の旅割を巡って訴訟に]
全日空の早期購入型割引運賃「旅割75」のキャンセル料を巡って佐賀市の弁護士が会社を訴えています。

現在のルールでは搭乗日の75日前までに予約、予約後翌々日以内に決済を済ませなければならないのですが、決済後は予約変更ができないルールになっています。予約を変更したい場合にはキャンセル扱いとなり搭乗日から75日以上前なら約33%、それ以降は約63%の手数料を取られてしまいます。ところがこの「旅割75」以外の運賃は搭乗日の2ヶ月前からでないと予約ができません。搭乗日の75日前から2ヶ月前までにキャンセルした場合、他の運賃の乗客に何ら影響を与えないのに高いキャンセル料を払わされるのは不合理ではないか、との訴えだそうです。

私も確かにこの「旅割75」の制度ができた際に少なくとも2ヶ月前までのキャンセル料は高すぎるのではないかと思っていました。宿泊先によっては2ヶ月前からしか予約を受けないところもあり、飛行機の便は購入したが宿の予約が取れないといった悲劇もあり得るので使いづらい運賃だと思っています。この裁判がどうなるのか興味深いです。

 
なおJALの事前購入型運賃「スーパー先得」については例えば3ヶ月前に予約をしたとしても購入期限は搭乗日の2ヶ月前の翌々日であり、それまでに予約をキャンセルしたり変更しても取り消し料を取られることはありません。恐らく今回訴えられたような不合理な問題を回避するためであろうと思われます。

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伸縮ポール 選び方のポイント

2014-08-10 | JF4CAD技研

最近伸縮ポールについてのご質問が相次ぎましたのでまとめてみたいと思います。

以前伸縮ポールの代用品として「のぼりポール」などをご紹介したことがありますが、今回はアマチュア無線用として販売されている伸縮ポールに限ってご紹介します。

 
[現在手に入る伸縮ポールのメーカー]
コメット、第一電波、フジインダストリ、アンテナ工研の4社ではないかと思います。これら4社の製品の特徴はのちほどご紹介します。

以前はアンテンやマルドルなんかも出していたのですが、撤退や倒産などで入手できなくなっています。比較的最近に倒産したマルドルの製品なんかでもネットオークションで見かけることはほとんどないので(年に1回出品があればラッキーくらい)中古品はよほどの運がないと入手困難です。

マスプロのウェーブハンターなんかもそうですが、ベストセラーであっても生産中止から日が経てば経つほどネットオークションに程度の良好な出物が出る可能性が低くなります。

 
[とりあえずは4.5mの製品を]
以前からスタンダードなポールとして販売されているのが4.5mの製品です。

これは
・昔から販売されており実売1万円以下で手に入る
・4.5mあれば7MHzのアンテナなどでも何とか実用になる
・縮長が1.2mクラスなので車のトランクに入り、船や飛行機での輸送も問題ない
・重量も1.5kg以内なので担ぎ上げも可能
・地上高が高すぎず風の強い移動地でも比較的耐えられる
という特徴があるためだと思われます。

私も実際に4.5mを使っていますが、少なくとも国内向けであればこの地上高で実用上十分であり、それ以上の高さが必要なのは入賞狙いの国内コンテストですとかDXの場合とかになるだろうと思われます。

ということで移動用として最初に買う1本としては4.5mのものをお勧めします。

 
[長いポールは要注意]
長さ6m以上のポールは地上高を高くできて飛びそうに思えます。その反面値段が高く、思ったほど実用にならない製品があることも知られています。

お買い上げになる場合は以下の点をチェックしてみてください。
(1)重量は大丈夫か?
長いポールほど強度を要求されます。その分ポールに使うアルミの肉厚が厚くなり、重くなる傾向があります。担ぎ上げの場合重いポールは徐々に体力を奪いますのでアンテナを合わせたトータルの重さには特に注意が必要です。飛行機の場合もリグなど他の機材を合わせた重量制限(国内線ですと1人20kgまで無料)に引っかかることがあります。

(2)縮長に問題はないか?
車のトランクに入らないような長いポールは取り扱いに苦労します。購入前に車のトランクに入るか確かめましょう。飛行機や船の場合、一般的には120cm台の長さなら無料での持ち込みに問題はなく、それ以上ですと追加料金を取られたり載せられないこともあります。

(3)強度は十分か?
重量・縮長で条件をクリアしても強度不足のポールであればアンテナを上げることができません。中には50MHzの2エレ(1kg前後)を上げただけでもフラフラするような強度に問題のあるポールも市販されています。ステーを張ることで少しは風に強くなりますがステーを張ったとしてもこのようなポールに50MHzの6エレを載せることは無謀な話です。お買い上げになる前にメーカーに問い合わせてみるのもよいと思います。

 
[Radixのアンテナにはスリーブ付きが必須]
移動運用向けのアンテナメーカーRadixのアンテナをお使いの方も多いと思います。同社のアンテナはクロスマウントと伸縮ポールを2カ所で固定するようになっており、スリーブ(補助リングと呼んでいるメーカーもある)が必須です。Radix製品をお使いの場合はこの点も確認してみてください。

 
[風の強い日は無理しない]
伸縮ポールを使う上で注意が必要なのは風への対応です。ステーを張っても風でポールがしなるような場合は危険ですから一番上の細い段を縮めてしまう、あるいは使用をやめるなど無理しないことが大切です。事故が起こらないよう配慮をお願いします。

特に標高の高い山、伊豆諸島など風の強い移動地では注意が必要です。

 
[コメットの製品]
現在4.5m・6m・8mの製品があります。

値段は比較的安価で性能も良くもなく悪くもなくですが、CP-80L(8m)のように縮長が1.72mと長すぎる製品があり注意が必要です。OEM供給のため特注等の対応は難しいでしょう。全国のハムショップで入手・取り寄せ可能で、スタンダードな4.5mのCP-45ですと在庫を持っている販売店が多いと思います。

 
[第一電波の製品]
現在4.5mと6mの製品があります。

コメットよりも後から参入したため使い勝手の向上が図られていますが、その分値段が高いのが惜しいところです。OEM供給のため特注等には応じられないものと思われます。

全国のハムショップで入手(ない場合は取り寄せ)可能です。

 
[フジインダストリの製品]
約5m~12mまであり、HFの八木を上げるようなDXのPedi、50MHzの8エレなどを上げる移動局には定番です。このようなアンテナでも耐えられる頑丈さで知られ製品の強度は十分ですが、その分値段が高く重いのが欠点です。最低でも4kgと重いため担ぎ上げには不向きですし、飛行機で預け荷物とする場合は他の荷物によっては追加料金が必要となります。

またポールが倒れた際には大きな破壊力が働きますのでくれぐれも無理な設置はしないでください。

秋葉原などにある富士無線などで扱っています。富士無線は通販も可能です。

 
[アンテナ工研の製品]
撤退したアラキの技術を受け継いで生産しており、知名度が高くない割に意外とラインナップが豊富です。4.5m・5.5m・6m・7m・8mの製品があります。この分野では珍しく特注品の受注にも応じるとしています。また標準的な4.5mの製品の縮長が他社より短く(1.24m:他社製のは1.3m前後)輸送時に便利です。

スタンダードな4.5mタイプは秋葉原のロケットなどで販売しています。それ以外の長さは東京明三(Aマート)という会社が扱っており通販可能です。

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