JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

ハムのための沖縄移動案内①

2014-08-13 | シャック便り

最近沖縄での移動運用についてお問い合わせを頂くことが多くなりました。そこで、一般的なお話も含めご紹介したいと思います。

 

一連の説明では
・いつ行けばよく呼ばれるのか(時期)
・どのバンドやモードがいいのか
・どこに行けば呼ばれるのか(場所)
については説明しません。これらは皆さんの今までの経験を活かしてみてください。

 

なお、アマチュア局の免許を取ってから1回も移動運用をしたことがない、といった方がいきなり沖縄に行かれてQRVしようとしても成功する可能性は低いです。

「あれを忘れてしまったのでQRVできない」とか「あれを持ってくれば良かった」といったことに陥る可能性が高いです。まずはご近所で結構ですので移動運用の経験を積んでからにされることをお勧めします。

 

 今回は計画立案など出発前の勘所をご紹介します。

 
[まずは計画を立てる]
何より大切なのが「計画を立てること」です。
・いつからいつまで滞在するのか?
・どこの市町村(または島)からQRVするのか?
・どのバンドやモードにQRVするのか?

「いつ」は電波伝搬だけでなく滞在費にも大きく影響してきます。帰省需要がある年末年始やお盆、観光需要の高い夏休みやGWは飛行機やホテル料金が高くなります。また、沖縄の祭礼(清明や豊年祭など)やスポーツ行事(那覇マラソンや宮古島トライアスロンなど)の日も人の動きが多くなるため飛行機や宿が取りにくくなります。

きちんと下調べをして計画を立てることが重要です。

 
[本土-沖縄間の飛行機を確保する]
計画ができあがったら本土-沖縄間の飛行機を確保しましょう。羽田や福岡など便数の多い空港からですと比較的取りやすいですが、人気の高い本土発午前の便や沖縄発午後の便、1日1本しかない路線ですと早くから満席になることもあります。早め早めの予約がベターです。

本土からの直航便があるのは那覇・石垣・宮古と季節運航の久米島だけです。当然ながら那覇の本数が多く、他の空港行きは本数が少ないです。宮古や石垣への直航を考えるのなら特に早めの予約が必勝法です。

 
[飛行機の選び方のポイント]
移動運用の場合は機材を運ぶ必要があり、一般の旅行者より荷物が重くなります。預け荷物の重量制限に注意が必要です。

JALやANAは1人あたり20kgまで無料で預けることができますが、LCCは荷物を預けると1個目から別途料金が発生します。荷物の個数や重量によってはJALやANAを選んだ方がかえって安かった、というケースも考えられます。荷物の料金も含めた形で事前にしっかり値段を確認してから選んでください

ちなみに私がJALばかり使っているのはJALのマイル上級会員になっており、預け荷物の無料枠が40kgまでに引き上げられているためです。沖縄移動では預ける荷物が20kgをオーバーすることはしょっちゅうで、これでも無料なので重宝しています。

そうそう、帰りにお土産を買うのであればその分の考慮もお忘れなく。

 
[機材の選び方]
基本的には普段からお使いのリグやアンテナになります。それを動かすための電源、同軸ケーブルなども必要なのは普段の移動運用と同じです。

言わずもがなですが、あれもこれもと持ち込むと重量がかさみます。いかにコンパクトで飛ばせる機材を持ち込むか皆さんで考えてみてください。

 
[機材についての注意]
発発は飛行機に積み込めません。燃料は少量でも×。必要なら現地で建設資材のレンタルを利用する方がいいでしょう。

バッテリについても航空会社に事前に相談し、問題ないことを確認してからがベターです。ニッケル水素等は基本的に問題ないと思います。

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