ハムのための沖縄移動案内の5回目は「情報編」です。離島に行く際や台風接近時などはいかに速く正確な情報を得るかが求められます。
[天気予報をチェックする]
沖縄の天気予報は「本島中南部」「本島北部」「大東島」「宮古地方」「八重山地方」で出されています。細かい予報ですと「久米島」が追加されるほか、八重山地方を「石垣島」と「与那国島」に分けて出しています。
気象庁(那覇の気象台)が発表する天気予報や降水確率は実際の天気よりもやや悪目に出されることが多いようです。
なお、船を利用される際は天気だけでなく波の高さもチェックするようにして下さい。行きの船は大丈夫でも天候が急変し帰りが欠航するなんてこともありますから情報収集は欠かさないで下さい。
[南部?中部?]
沖縄本島では「北部」「中部」「南部」という言い方がよくされます。天気予報でも「北部」「中南部」という区分けがされています。
これらは
北部 名護を中心とした国頭郡一帯(島尻郡の伊平屋・伊是名両村を含む)
中部 浦添・宜野湾・沖縄市ほか中頭郡一帯
南部 糸満を中心とした島尻郡一帯
でほぼ合っているようです(例外があるのはいつもの沖縄クオリティなので省略)。
ちなみに那覇は「那覇」で別個に扱われることが多いみたいです。天気予報ではもちろん「中南部」になります。
[テレビを見る]
沖縄で見ることができるのはNHKと以下の民放局です。
琉球放送(RBC) TBS系
沖縄テレビ放送(OTV) フジテレビ系
琉球朝日放送(QAB) テレビ朝日系
RBCとQABは全国的にも珍しい同一社屋に2局が存在する放送局です。
日本テレビ系とテレビ東京系は一部の番組を除き見ることができません。滞在中は留守番録画をお勧めします。
もちろん沖縄でも地デジ化されており、小笠原向けの衛星放送を視聴していた大東諸島でも地デジ化を契機に沖縄制作分に切り替わっています。
[新聞を買う]
沖縄県は地元紙の保護を目的に全国紙の参入が事実上制限されています。従って那覇など沖縄本島のコンビニで見かけるのは以下の新聞に限られます。
琉球新報(新報)
沖縄タイムス(タイムス)
日本経済新聞(日経) 琉球新報が印刷し販売
新報スポニチ スポニチの沖縄版で琉球新報が発行
琉球新報・沖縄タイムスとも左派系の論調で、全国ニュースの配信元が同じため内容はほとんど変わりません。日によっては大半の記事が両紙で同じということもあります。各紙とも夕刊の発行はありません。日経以外の全国紙については那覇空港内などごく一部で手に入りますが、東京からその日の朝に空輸しているため悪天候の際は店頭に並ばないことがあります。
宮古では宮古毎日新聞、八重山では八重山毎日新聞や八重山日報などのエリア紙が販売されており、これらの地区ではエリア紙が主流となっています。