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香川西讃御朱印巡り①

2024-03-12 | 御朱印めぐり
少しずつ続けている四国の御朱印巡り、今回は香川の西讃を中心に回ってみます。

西讃地方は三豊市・観音寺市などで、難所の鳥坂峠で善通寺や多度津などの中讃地方と分かれています。このため高松などとは文化がやや異なっています。

それでは観音寺駅からスタートです。

駅から少し歩くと財田川を渡る三架橋が見えてきます。

現在の三架橋は1935年に完成し、90年近く現役で活躍しています。幅が7mしかないので歩行者用の橋が脇にかけられています。ちなみに観音寺駅の屋根の飾りは三架橋をイメージしたものだそうです。


三架橋を渡ると小さな山があり、琴弾八幡宮の境内になります。

琴弾八幡宮は703年に創建された神社で応神天皇などを祭神としています。日証が宇佐八幡宮を勧請したとされています。大相撲の佐渡ヶ嶽部屋の力士は全員しこ名に「琴」が付きますが、これは観音寺市出身の初代琴錦(のちの初代佐渡ヶ嶽親方)に因んだものだそうです。琴錦のしこ名は琴弾八幡宮に因むとのこと。

本殿は山の上にあり、381段の長い階段を上る必要があります。

やっとこさ本殿です。

琴弾八幡宮の御朱印です。


琴弾八幡宮の社務所で観音寺への道を聞いて少し進むと名物の銭形が見えます。

寛永通宝の砂型で、八幡宮の山から見ると円形に見えるよう実際には楕円で作られているそうです。

山を少し下ると観音寺の境内です。観音寺市の市名の由来になっています。

観音寺は703年に創建された真言宗大覚寺派の寺院です。琴弾八幡宮を創建した日証が琴弾八幡宮の神宮寺として創建した宝光院が起源で、807年に空海が伽藍を整備し観音寺となっています。空海ゆかりの寺ですので四国霊場69番札所になっています。

ここまでの話であればすんなり分かりやすいのですが、観音寺にはもう一つ四国霊場の68番札所の神恵院があり、四国では唯一1つのお寺に2つの札所が存在しています。68番は元々琴弾八幡宮でしたが、納経は観音寺で行われていたようで少なくとも江戸時代から2つの札所が存在していたことになります。明治の神仏分離により移さざるを得ず、68番は観音寺の院号であった神恵院を名乗ることとなり、観音寺の薬師堂を神恵院の本堂としています。

観音寺の本堂です。1677年に完成しており、国の重要文化財に指定されています。

こちらが大師堂です。

神恵院の本堂は2002年に移転し、こちらのコンクリート打ちっ放しのモダンなお堂になっています。

もちろん神恵院の大師堂もあります。

納経は2つ一緒に行うことができます。もちろん納経料も2つ分になります。

観音寺と神恵院の御朱印です。

観音寺の御影です。

神恵院の御影です。

続きます。
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