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太宰府御朱印巡り①

2024-02-26 | 御朱印めぐり
各地の御朱印巡り、今回は福岡県の太宰府です。

太宰府は朝廷が九州の防衛や支配のために置いた大宰府のあった場所で、現在は太宰府市になります。大宰府は平安時代までは存在していましたが鎌倉時代になると幕府は鎮西奉行→鎮西探題となり博多に拠点を置くようになってその役割を終えています。

太宰府の寺社として真っ先に思い出すのが太宰府天満宮で、市内にあまり観光名所のない福岡にとっては手軽な日帰り観光スポットとなっています。もちろん他にもありますので回ってみましょう。


太宰府へは西鉄の電車が便利です。天神駅で「太宰府散策きっぷ」を買うのが安くてお手軽です。都府楼前-二日市-五条-太宰府の区間が乗り降り自由の往復乗車券に天満宮参道にある各店の梅ヶ枝餅2個(好きな1店で2個を引き替え)の引換券がセットになって1,000円です。

土休日は乗り換えなしの急行も数本ありますが、一般的には天神から特急に乗って二日市で太宰府行きに乗り換えることになります。

太宰府駅に到着。駅からすぐが天満宮の参道で、梅ヶ枝餅を焼く香ばしい香りが漂っています。商店街を抜けると天満宮の敷地になります。


太宰府天満宮は919年に菅原道真を祀るため創建されています。

道真は藤原時平の讒言により太宰府に流され、903年にこの地で亡くなります。その後909年には時平が亡くなるなど不吉な事件が続いたため醍醐天皇の命により道真の墓所の上に社殿が造営されています。それでも不吉なことが続き、道真の怒りが収まらないとみた朝廷は947年に京都の北野に創建されたのが北野天満宮です。このため太宰府天満宮と北野天満宮の両方を天満宮の総本社としています。

北野天満宮はその後麹の製造権を握るなど京の中で政治力や経済力を握りますが、政治経済の中心が博多に移った太宰府は寂れてしまい、再興されるのは近世になってからです。

本殿は現在改修工事中で、このように屋根の上が草木で覆われている面白い仮社殿になっています。

太宰府天満宮の御朱印です。


太宰府天満宮の境内にはもう一つ御朱印をもらえる神社があります。

本殿の裏に回り、梅園を抜けるとこのような案内があります。

天開稲荷社に行ってみましょう。

途中から山道になりますが、「福岡くん」がのぼり旗を奉納していますね。ここからさらに山を登ると社殿があります。

天開稲荷社は鎌倉時代末期に京都の伏見稲荷から分祀された神社です。九州最古と名乗っています。文字通り「天に道が開け運気が上昇する」縁起のよい神社としてお参りする人も多いです。

天開稲荷社の御朱印やお守りなどは太宰府天満宮の朱印所のとなりで扱っています。門を挟んで反対側には同じように竈門神社の授与所もありますが、こちらは御朱印は竈門神社まで行くよう案内しています。

天開稲荷社の御朱印です。


帰り道で梅ヶ枝餅を引き替えて太宰府駅に戻り、お隣の五条駅に向かいましょう。
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