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香川西讃御朱印巡り③

2024-03-16 | 御朱印めぐり
香川西讃の御朱印巡りの続きです。

今日は丸亀からの高速バスを利用する予定なので海岸寺駅から丸亀へ。時間が残っているので市内中心部にある妙法寺に行ってみましょう。

妙法寺は8世紀に行基が現在の観音寺市に創建した寺院で、その後日蓮宗に改宗しています。長宗我部元親の侵攻で焼失し1959年に現在の観音寺市役所の近くに移転、さらに1597年に藩主生駒親正の命により丸亀の現在地に移転しています。しかしながら妙法寺は日蓮宗でも池上本門寺や京都の妙覚寺と同じ不受不施派に属していたため、幕府からの弾圧を恐れて1669年に天台宗に改宗し、山科の毘沙門堂の末寺となっています。

生駒氏にかわって丸亀藩主となった京極家から保護を受け、1766~1768年に俳人で画家の与謝蕪村が讃岐に逗留する際に妙法寺にも滞在し絵を残しています。

蕪村が残した絵や小堀遠州作と伝わる庭は拝観できます。お願いしたら名誉住職(先代住職)が案内してくれました。名誉住職によると現在も不受不施派の本山である岡山の妙覚寺(江戸時代に禁教となった不受不施派を明治に再興するにあたり不受不施派の中心であった京都の妙覚寺にあやかり名乗ったお寺)を訪れるなど日蓮宗とは僅かながら縁は残っているそうです。

太平洋戦争の空襲被害がなく本堂や蕪村の絵などは残ったそうです。本堂の襖絵だった蕪村の「寒山拾得図」、庭のソテツを描いた「蘇鉄図」などを鑑賞できます。寺に残された6点の蕪村の絵は一括して国の重要文化財に指定されており、現在はデジタル複製されたものが飾られています。

妙法寺の御朱印です。

今は街中の大きくはないお寺ですが、蕪村の絵や小堀遠州の庭などを見ることができるのは驚きでした。


今回の御朱印情報です。
琴弾八幡宮  1種を社務所で授与。
観音寺    1種を納経所で授与。
神恵院    1種を納経所で授与。観音寺と一緒にもらえます。
本山寺    6種を納経所で授与。
海岸寺大師堂 2種を納経所で授与。不在の場合は本坊へ。
海岸寺本坊  1種を納経所で授与。大師堂の御朱印も可。
妙法寺    1種を拝観受付で授与。
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