JF4CADの運用日誌2.5

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京都・一乗寺御朱印巡り

2018-12-01 | 御朱印めぐり
3連休の最終日は京都の一乗寺を回ってきました。

一乗寺は京都市内の北部、叡山電車の一乗寺駅周辺を指します。一乗寺というお寺があったことが地名の由来とされていますが、現存せずどのようなお寺だったのか分からないそうです。一乗寺自体は存在しませんが東が比叡山となるため坂の上に寺社が多いのが特徴です。

京都大学に通う学生の下宿が多く、学生街として知られています。京大には吉田寮・熊野寮がありますが、吉田寮は古い木造で倒壊の危険がありますし、熊野寮は過激派の拠点となっているため一般学生は下宿または学生マンションに住んでいます。

一乗寺駅周辺は古くからの商店街があり昔は「京一会館」という映画館もありました。週末はオールナイトで上映しており、名画からピンク映画まで安く映画を見ることができたため学生には有り難いところでした。


JR京都駅からまず出町柳駅を目指します。市バスなら4・17番が便利ですが紅葉の時期には京都駅からの市バスがまともに動かないので地下鉄今出川に行きます。

今出川駅(烏丸今出川)から201・203番で出町柳に行くことで早く着くことができます。銀閣寺(203のみ)や京大(百万遍:201/203)もこのルートが使えます。

出町柳駅は大混雑です。どうやら八瀬行きで改札制限を行っているようです。鞍馬行きじゃなくなんで八瀬?と思っていたら瑠璃光院目当ての客が多いようです。

#瑠璃光院の拝観料は京都でも飛び抜けて高い2,000円。寺院としての歴史が10年ほどしかない元旅館に・・・(以下略)

一乗寺駅は八瀬行きでも鞍馬行きでもOKなので改札制限がない鞍馬行きに乗りました。出町柳から3つ先が一乗寺です。

ちょうど「ひえい」がやってきました。奇観としか言い様がないですね・・・

一乗寺駅から坂を登りましょう。途中で南にそれて金福寺です。

864年に安恵僧都が創建した臨済宗南禅寺派のお寺です。松尾芭蕉が滞在した芭蕉庵や与謝蕪村の墓があります。芭蕉庵は倒壊の危険があり、丸太で何とか支えている状態です。こちらは境内が狭いながら紅葉で有名です。


あまりにも有名な詩仙堂の隣に八大神社があります(詩仙堂は混んでいるのでパス)。

1294年に一乗寺の鎮守として八坂神社から分社された神社です。このため素戔嗚尊が祭神です。

宮本武蔵のブロンズ像があります。一乗寺であったとされる一乗寺下り松の決闘に因んだもののようです。

八大神社の御朱印です。見開きのものを頂きました。


八大神社の前の道路は急な坂になって続いています。この坂をずーーっと登っていったところに狸谷不動があります。

狸谷不動院は真言宗修験道の大本山です。元々京の鬼門封じのため不動尊が安置されたのが始まりで、江戸時代の1718年に木食上人により創建されています。

ガン封じ・病気平癒・交通安全に御利益があるとされ、とりわけ左京区や北区などでは車に狸谷不動の追突注意のステッカーが貼られていることが多いです。これが南の方になると石清水八幡宮の鳩のステッカーになります。

車道が尽きたところがようやく入口です。ここからさらに250段の階段です。

こちらにはムッシュこと吉田義男さんが阪神タイガース優勝記念で寄進した石柱が残っています。ムッシュは京都出身で現役時代はショートを守り、阪神監督退任後は野球のフランスチーム監督を務めるなど活躍された方です。よく見ると後ろに投手として活躍された故小林繁さんの石柱もありますね。

本堂は崖にへばりつくように建てられています。あと一息です。

狸谷不動の御朱印です。

お参りを終え八大神社のところまで戻るだけでも大変でした。八大神社のところを北に上がると圓光寺がありますが、混雑していたのでパスしました。


一乗寺のもう一つの特徴はラーメン屋が多いこと。天下一品総本店、今は四条烏丸にも店を構える天天有などの老舗からラーメン二郎京都店まで数多くのお店が競い合っています。

関西ではインスパイア(二郎で修行した訳ではないがコンセプトを似せた店)が先行し、二郎自体の進出はかなり遅れました。激戦区の一乗寺に関西初の二郎を出してきたため大きな話題になりました。

ちょうどお昼時なのでラーメンを食べて行きましょう。人気店「高安」の行列が少ないので並んでみました。開店までまだ30分ありますが既に1巡目ギリギリといった行列です。

ラッキーにも1巡目ギリギリで入れました。1時間待ちになることも珍しくないので有り難いです。


このほか一乗寺にはケーキ屋兼カフェの「むしやしない」、自家製パンの「ぱんのちはれ」などお土産を買えるこじゃれたお店もあります。


これでおしまいにしようかと思っていましたが、錦の井上さんで夕食用のおばんざいを買うため三条で下車、本能寺に立ち寄ってみます。

本能寺は「本能寺の変」であまりに有名な法華宗本門流の大本山です。当時は四条堀川に近い本能寺町や元本能寺町にありましたが、焼失後秀吉の京都改造により現在の河原町御池に移転しています。

1415年に日隆により創建したお寺ですが、洛中にあるため応仁の乱や天文法華の乱に本能寺の変、さらには幕末の蛤御門の変により発生したどんどん焼けにも巻き込まれており何度も焼失を繰り返しています。現在の本堂は大正末から昭和初期にかけて行われた山内の整備事業により1928年に完成したものです。

法華宗は日蓮宗と同じく日蓮が宗祖で、日蓮宗とも緩やかな協力関係にありますから御首題を頂けます。本堂向かって左手の方丈に「①御朱印所」とあり本能寺の御首題はこちらで頂くことができます。

本能寺は以前頂いていますので割愛しますが「①」とある通り他にも頂けるのです。②以下は塔頭寺院で、各塔頭の門前に「②御朱印所」などが掲げられているときに頂くことができます。

ちなみに②は一番東端にある龍雲院です。龍雲院も以前頂いていますが、最近②が掲げられていることが減った気がします。気さくな上人でしたのでお元気であればいいのですが・・・

幸い龍雲院のお隣にある源妙院に「③御朱印所」が掲げられていましたのでお邪魔しました。小さなお子様のいらっしゃる若い上人でしたが、もちろん御首題OKでした。ちなみに「妙法」と書かれる御朱印もOKだそうです。

源妙院の御首題です。

書いて頂き少し話をしたところ秋に御首題を頂いた香川宇多津の本妙寺さんとご親戚だそうです。確かに本妙寺も本能寺の末寺ですよね。改めて本能寺の本堂にお参りし錦の井上さんに向かいました。個人的にお気に入りのアスパラの土佐煮が出ていたので購入。夕食に頂きたいと思います。


今回の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)
金福寺   1種を受付で授与。書き置きのみ。
八大神社  2種を授与。見開きは500円。オリジナル御朱印帳あり。
狸谷不動院 2種を授与(1300年記念は1,000円)。書き置きのみ。オリジナル御朱印帳あり。
源妙院   3種を授与。門前に「③御朱印所」が掲げられている時に対応可。

このほか一乗寺では詩仙堂・圓光寺でも御朱印が頂けます。本能寺にはオリジナル御朱印帳(もちろん御首題帳として使用可)があります。
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