火星への道

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敵を知り①恐れず②慌てず③侮らず

2011-03-23 22:07:59 | 出る月を待つべし


福島原発の先行きを案じております。
下記の3原則で対応しましょう。
①恐れず
②慌てず
③侮らず


1.放射線被曝量について

昨今、放射線についての報道で使われているシーベルト(Sv)とは、「ある時間で被ばくした放射線量の合計」を言います。
ミリシーベルト(mSv)、マイクロシーベルト(μSv)の単位は、下記の通りです。

 1 シーベルト(Sv) = 1,000 ミリシーベルト(mSv) = 1,000,000 マイクロシーベルト(μSv)

この時間単位(線量率)である1 Sv/h(シーベルト/時)は、「一時間に1シーベルト被ばくする環境」ということです。
日本では、基本的に測定されているのはこの「線量率」です。
被曝許容量は、1.0 mSv/年と決められていますが、時間当たりに直すと下記のとおり0.114μSv/時 となります。

  1.0 mSv =1,000μSv ÷ 365日 =2.74μSv/日

  2.74μSv ÷ 24時間 =0.114μSv/時 

実際の世界平均は、2.4mSv/年くらいです。ちなみに、日本では平均1.5mSv/年の自然放射線を受けるようです。
ですから、日本では、0.171μSv/時だと普通と言うことですね。

2.日常生活と放射線

・胸のX線集団検診 1回    50μSv/回
・東京-ニューヨーク航空機旅行   200μSv/往復
・一般公衆の線量限度     1mSv/年 →0.114μSv/時
・日本の平均放射線      1.5mSv/年 →0.171μSv/時
・世界平均自然放射線     2.4mSv/年  →0.274μSv/時
・ブラジル・ガラパリの放射線   10mSv/年
・放射線業務従事者及び防災に係る警察・消防従事者に認められている上限
               50mSv/年(この場合は、50mSv/時の作業を1時間したら、1年間はこの任務は出来ないということです。)  
・緊急作業従事者に認められている上限
               100mSv/年 →今回 250mSv/年に引き上げられている。
               
3.放射線関連サイト

良く分かる原子力:用語解説で詳しいですが、原子力全般についても詳しいです。
文部科学省:第一原発周辺の放射線量を測定したものです。
③「放射線を無知なままに恐れるな!あなどらず、かつ冷静な対応を」3月22日の日経BPの記事です。
放射線については、まだ分からないことが多いとのコメントが印象的です。
④被曝に関してはSMCジャパンのこのサイトが分かりやすいです。

4.被曝の形
①急性被曝か慢性被曝か
今回は、今も命がけで原発の制御に取り組んでいる作業者の方たち以外は、急性被曝を受ける可能性は低くなっていると考えてよいかと思います。

②体外被曝と体内被曝
体外被曝とは、文字通りからだの外からの放射線による被曝です。
マスクをしたり、外出着と室内着を替える。
うがいや手洗いを励行する。
といったことで軽減できます。

体内被曝とは、食べ物や呼吸によって体内に放射性物質が取り込まれた場合の被曝です。
放射性物質が体内にとどまる間、被爆が継続します。
事務局が調べた範囲では、特に効果的な食べ物など無いようです。

新鮮な野菜、海草や良質なたんぱく質をたっぷり摂って、よく寝ることが一番のようです。
コメント
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