2月25日のWhat'sNewによりますとCuriosityが"Telegraph Peak."でSol908にフルドリルを実施したとのことです。
上図は、MAHLI(Mars Hand Lens Imager)による画像です。
正確な位置が掴めていませんが、下図の場所をドリルしたようです。
今回のドリルは、Sol882に"Mojave 2."で実施した新しいドリルの強弱を調整する方法でミニドリル無しで実施したことが特徴的です。
*「Sol882 "Mojave 2."でフルドリル実施」をご参照ください。
また、Pahrump Hills でのドリルによるサンプリングは、3回目となります。
Pahrump Hills でのサンプルは、それ以前のサンプルと比較して、アルミニウムとマグネシウムの量に対してシリコンに富んでいる傾向があります。
"Telegraph Peak."では、さらに今までの2ケ所よりその傾向が強いとのことです。
アルミニウムにマグネシウムとシリカに対するシリカの比率をグラフ化すると、この傾向が"Telegraph Peak."で終わりに近づいていることが分かるようです。
このことで、この場所は、何らかの酸性のものが浸出したことを示すとのことです。
CheMinやSAMによる分析が楽しみですね。
いよいよ、Pahrump Hills を離れて"Artist's Drive,"と名づけられた狭い谷を越えて、Sharp山に登る道へ向かうことになります。